10年平均利回りランキングは多くの方から好評をいただきました。
一方で、最近のファンドが全く入っていないので、最近設定された
ファンドはどうなんだ?というお声をいただくことがあります。
そこで、3年以上運用実績があるファンドの中でのランキングを
新たに作成しました。
3年というのは明確に何か根拠があるわけではないのですが、
投信業界ではよく、新設ファンドは3年は様子をみようと
いう格言めいた言葉がありますので、3年としています。
そこで、今回は3年以上、運用期間があるファンドの中での
パフォーマンスランキングを見ていきたいと思います。
10年平均利回りのパフォーマンスランキングと比較して、
果たしてどんなファンドがランクインしてくるのでしょうか?
あなたもまだ知らないような隠れた優良ファンドが存在しま
すので、ぜひ参考にしてください。
国内中小型株式ファンドの3年平均利回りランキングを発表!
国内中小型株式ファンドは現在240本あります。
その中で、2017年9月~2020年8月末までの10年間で
リターンの高かった上位20社をランキングにしました。
さて、どういった投資信託がランクインしているので
しょうか?
中には、純資産総額が非常に小さく、今から投資をするのは、
あまりおすすめできないものも含まれます。
そのため、1つ1つ全ファンドを見るのも大変だと思いますので、
少なくとも、純資産総額が約100億円以上あるファンドのみ私が
分析記事を作成しました.
以下のリンクが張ってあるページが該当するファンドになります。
順位 | 銘柄 | 10年平均利回り |
1 | 企業価値成長小型株ファンド『眼力』 | 26.09% |
2 | 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン | 20.54% |
3 | DIAM 新興市場日本株ファンド | 17.16% |
4 | 風物語 | 14.08% |
5 | ファンド“メガ・テック” | 14.01% |
6 | 波物語 | 13.99% |
7 | ザ・ファンド@マネックス | 12.75% |
8 | jnext | 11.50% |
9 | Jテック+ | 11.25% |
10 | ザ・2020ビジョン | 10.57% |
11 | J-フロンティア | 10.55% |
12 | ダイワ・セレクト日本 | 10.07% |
13 | グローイング・カバーズ | 9.43% |
14 | 匠のワザ | 9.22% |
15 | ブランドエクイティ | 8.79% |
16 | 日本株オープン新潮流 | 8.76% |
17 | ライジング・サン | 8.18% |
18 | グローイング・ベンチャー | 7.57% |
19 | ジャパンAI革命 | 7.50% |
20 | 出世株 | 7.48% |
※期間:2017年9月~2020年8月末
まず、中小型株式型の特徴として、上位20銘柄のパフォーマンス
にはかなり偏りがあることがわかります。
特に上位3ファンドのパフォーマンスは目を疑うような数値です。
国内大型株ランキングの1位でも10%まで届いていませんでした
ので、いかに高いパフォーマンスを残しているファンドが多い
かがわかります。
ただ、残念ながら中小型株ファンドに投資をしても儲けられない
人たちもいます。
それは、ファンドの値動きの大きさを事前にしっかり調べず、
投資をして、値動きの大きさに恐くなって途中で売却して
しまうことです。
中長期で保有を続けるという強い覚悟なければ、大きな
リターンは期待できないでしょう。
おすすめの1本を選ぼうと思ったのですが、正直甲乙つけ
がたいため1本を選ぶのは諦めました。
何より非常に優れたファンドが多いので、超過収益を
狙うのであれば、国内中小型株ファンドは自分のポート
フォリオに1本は組入れておきたいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、ご紹介したファンドは非常に優れたファンドばかり
ですので、ぜひ一通り目を通しておいてください。
近年は低コストのインデックスファンドを推す声が圧倒的に
強くなかなか優秀な結果を出しているアクティブファンドが
注目されることがなくなりました。
ですので、ここでは、優れたアクティブファンドをどんどん
紹介していきたいと思います。
そして、もしあなたが気に入ったファンドがあれば、ぜひ
投資をしてみてください。
当然ながら、弱点もあります。
今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。
その理由をこちらで話をしています。
>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点