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アクティブファンドのおすすめはどれ?ランキング ベスト6を紹介!

近年、インデックスファンドが脚光をあびるようになり、アクティブファンドはインデックスファンドには勝てないという意見がかなり増えてきました。

たしかにアクティブファンド全体で見るとインデックスファンドのリターンとほぼ変わらず、データのとり方によっては、インデックスファンドのほうがリターンが高いなんてこともあります。

私はこのブログでも300以上のファンドを分析していますので、より詳しく状況がわかっているつもりですが、下手にアクティブファンドに投資するよりは、インデックスファンドに投資しておいたほうが無難であることは間違いありません。

これは250本超のファンドを分析した結論ですので、ほぼ間違いないと言えます。

10年の長期のリターンで比較をしてみても、インデックスファンドに勝てているファンドはかなり少ないです。

しかし、そんなファンドの中にも優れたアクティブファンドが存在しているのも事実です。

【衝撃の検証結果】インデックスファンドVSアクティブファンド。結局優れているのはどっち?

人によっては、優れたアクティブファンドを事前に選ぶのは難しいと切って捨ててしまう人もいますが、私はそうは思っていません。

しっかりと分析することで、優れたアクティブファンドを選択できる確率は圧倒的に高くなると考えています。

ですので、今日は、私が多くのファンドを分析してきた中でもおすすめのアクティブファンドをランキング ベスト6を紹介していきます。

おすすめのアクティブファンド①

おすすめのアクティブファンドの1本目はアライアンス・バーンスタインの米国成長投信Bコースです。モーニングスターのFund of the Year 2018で最優秀賞に輝きました。

米国成長投信BコースはS&P500をベンチマークとして、成長の可能性が高い米国株式に投資を行います。

平均利回り %ランク
1年 8.43% 6%
3年 15.11% 8%
5年 14.98% 4%
10年 15.86% 16%

※2019年7月5日時点

直近1年間の利回りは10%程度のプラスといった状況ですが、中長期で見ると、15%以上のパフォーマンスを維持しており、同カテゴリーの中でも、常に上位にランクインしています。

直近1年間のリターンでは多くのファンドがマイナス中で、高い利回りを見せており、さすがの一言ですね。信託報酬は1.70%と高い印象を持つかもしれませんが、それに見合うだけのパフォーマンスを発揮してくれています。

アライアンス・バーンスタインの米国成長株投信Bコースは2009年初旬に保有を開始し、8年ほど持っていますが、4.5倍くらいになっています。

この投資信託はフランク・カールソという優れたファンドマネジャーを中心に、20年以上運用に携わるメンバーが多数在籍し、ベテランチームで構成されていいます。

このファンドのおすすめポイントは、(1)投資先を60銘柄程度に絞り込んでいる、(2)テクノロジーやヘルスケアの分野に注力している、(3)運用チームは人種・性別多種多様な構成で非常に仲の良いチームであることがあげられます。

あなたも経験があるかもしれませんが、チームとしてまとまっている組織とギクシャクしている組織では、仕事の成果に大きな影響が出ますよね。それと同じで運用チームとして、きちんとまとまっているというのは、非常に大きいポイントです。

アライアンス・バーンスタインの米国成長株投信について、もっと詳しく分析した記事を下に用意していますので、興味ある方は合わせてご覧ください。

【マニア向け】アライアンス・バーンスタイン 米国成長株投信 Bコースの評価や評判は?

おすすめのアクティブファンド②

おすすめのアクティブファンドの2本目はがスパークス・新・国際優良日本株ファンド『厳選投資』です。こちらのファンドは、国内企業で技術力やブランド力があり、今後グローバルで活躍が期待できる日本企業に投資をしています。

平均利回り %ランク
1年 ▲2.08% 2%
3年 11.85% 2%
5年 15.97% 1%
10年 15.51% 1%

※2019年7月5日時点

10年間の平均リターンは、15.51%と非常に高いだけでなく、どの期間で見ても、常に上位5%をキープしています。国内大型株ファンドは日経平均やTOPIXに長期で勝てていないファンドも多いのですが、さすが厳選投資というところです。

信託報酬は1.77%と平均よりも高いですが、この実績を出してくれるなら喜んで払いますね。スパークスの厳選投資は2010年ごろから保有しており、約3.5倍くらいにまで増えています。

このアクティブファンドのおすすめポイントは、ベンチマークを設けないで、約20銘柄程度に厳選して投資をしているというところです。

ファンドマネジャーの武田政和さん率いる運用調査部の平均運用経験年数は14年とかなり高く、経験豊富なベテランが企業調査の分析・調査を行っています。

スパークスの厳選投資は間違いなくおすすめできるアクティブファンドだと思いますが、もっと詳しく分析した記事を下に用意していますので、興味ある方は合わせてご覧ください。

【マニア向け】スパークス・新・国際優良日本株ファンド 厳選投資の評価は?

おすすめのアクティブファンド③

おすすめのアクティブファンドの3本目はSBIアセットの中小小型割安成長株ファンド『ジェイリバイブ』です。こちらのファンドは中小型株のうち、財務安定性や業績も安定しているが、なぜか株価が下落している銘柄に厳選投資をしています。

平均利回り %ランク
1年 ▲20.49% 82%
3年 10.43% 47%
5年 16.90% 32%
10年 21.96% 6%

※2019年7月5日時点

10年間の平均リターンは脅威の20%超えです。長期のパフォーマンスは優れているのですが、直近1年間の運用はさっぱりとなっています。

今年1年だけ見ると、どうなの?と思ってしまう人もいますが、今までの運用実績を考慮しておすすめに入れています。

信託報酬は1.84%とやはり高めなのですが、その分しっかりと企業調査をしてくれている証ですので、ここは惜しみなく支払いたいところです。

ジェイリバイブは2008年初旬の基準価額約10000円のときに保有し、そこから11年保有し続けることで、約5倍まで増えています。

この投資信託は、エンジェル・ジャパン・アセットマネジメントという会社の投資助言を受けており、この会社が非常に優れた独自のリサーチをしています。

エンジェル・ジャパンの運用チームの特徴として、(1)必ず経営トップと面談する、(2)運用チーム全員が出席する、(3)5年先の収益予想シートを作成しているという点が挙げられます。

これにより、将来性の確度であったり、企業への偏る見方を減らし、正確なリサーチができるということです。

SBIアセットのジェイリバイブは間違いなくおすすめできるアクティブファンドだと思いますが、もっと詳しく分析した記事を下に用意していますので、興味ある方は合わせてご覧ください。

【投資マニア向け】SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブの評価は?

おすすめのアクティブファンド④

おすすめのアクティブファンドの4本目は三井住友アセットのグローバルAIファンドです。

投資対象は、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待できる企業の株式で、ロボティクス、IoT、フィンテックの各分野に注力していきます。

平均利回り %ランク
1年 ▲2.65% 72%
3年 - -
5年 - -
10年 - -

※2019年7月5日時点

直近1年間の利回りは▲2.65%とマイナスになっていますが、ファンド設定来のパフォーマンスはここ2年半で約50%近くプラスです。

こちらもモーニングスターのFund of the Year 2018で優秀賞を受賞しており、評価の高いファンドです。信託報酬は1.89%と高いですが、それを支払うだけの価値はあります。

テーマ型のファンドは息が短いことが多いため、あまりおすすめしてこなかったのですが、グローバルAIファンドはおすすめできるアクティブファンドだと判断しました。

テーマ型ファンドは、そのテーマの勢いが非常に重要になってきますが、AI関連銘柄というのは、マーケットとしてもまだまだ勢いが衰えていないと言えるでしょう。

三井住友アセットのグローバルAIファンドは間違いなくおすすめできるアクティブファンドだと思いますが、もっと詳しく分析した記事を下に用意していますので、興味ある方は合わせてご覧ください。

【マニア向け】グローバルAIファンドの評価や評判は?今後の見通しは?

おすすめのアクティブファンド⑤

おすすめのアクティブファンドの5本目は日興アセットのグローバル・フィンテック株式ファンドです。

投資対象は、電子決済や家計管理アプリ、資産運与のロボアドバイザーなど、あなたの身の回りにも浸透しているフィンテック関連サービスを提供している企業です。

グローバル・フィンテック株式ファンドもモーニングスターのFund of the Yearで2017に続き、2018でも受賞している優れたファンドです。

平均利回り %ランク
1年 2.52% 28%
3年 - -
5年 - -
10年 - -

※2019年7月5日時点

直近1年間の利回りは2.52%と、わずかにマイナスとなっていますが、設定来のパフォーマンスでは2年半で+55%ほど出しています。信託報酬は1.89%と高いですが、それを支払うだけの価値はあります。

こちらもテーマ型ファンドなので、なかなか紹介してこなかったのですが、ついに、おすすめのアクティブファンドに追加しました。

多くのファンドが2018年に大きな下落をしており、2018年10月頃の水準まで戻せていませんが、このファンドはかなりの速度で基準価額を戻しています。

今年中に2018年10月時点の水準を超えてくる可能性も十分にあり、こういった下落したあとに、しっかり反転してくるファンドというのは評価できます。

グローバル・フィンテック株式ファンドについて、もっと詳しく分析した記事を下に用意していますので、興味ある方は合わせてご覧ください。

【マニア向け】グローバル・フィンテック株式ファンドの評価や評判は?

おすすめのアクティブファンド⑥

おすすめのアクティブファンドの6本目は東京海上アセットの東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンです。

投資対象は、国内上場企業のうち経営者が実質的な株主である企業を中心に投資していきます。企業の成長性だけでなく、経営者のリーダーシップ等の定性分析を重視しているのが特徴です。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは2018年の国内株式ファンドの中で唯一プラスのリターンを出した非常に優れたファンドです。

平均利回り %ランク
1年 4.63% 3%
3年 28.55% 5%
5年 21.45% 18%
10年 - -

※2019年7月5日時点

直近1年間の利回りは4.63%といまいちな数字に見えますが、他の国内株式ファンドとは比べものにならないくらい高い成績です。3年、5年平均利回りを見ても、20%を超えており、非常に優秀です。

私が何より評価しているのは、ほとんどの株式ファンドが大きく下落するなかで、プラスのリターンを残したと言う点です。

ファンドの運用では大きくマイナスを出すと、もとの水準まで回復させるのに下落した以上のパフォーマンスを出さなければいけませんので、マイナスは小さいに越したことはありません。

株式市場全体が下落トレンドの場合、たいていの場合はひきづられてマイナスになってしまうのですが、それを回避したというのは、非常に評価できます。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンについて、もっと詳しく分析した記事を下に用意していますので、興味ある方は合わせてご覧ください。

【マニア向け】東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの評価や評判は?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アクティブファンドよりインデックスファンドだと言われるようになっていますが、アクティブファンドも捨てたものではないとわかっていただけたのではないかと思います。

私のお客様にもよく言っているのですが、出回っている情報を簡単に信じないでください。私の感覚では、ネットに出回っている情報の70%は嘘だと思います。

今後も投資を続けていくのであれば、甘い言葉に踊らされず、自分で投資の目利きができる力を付けていきましょう。

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、重要なテーマです。ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみてください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点

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  • この記事を書いた人

ネコみたいに気楽に生きたい投資マニア いのねこ

【理論より実践】で役立つ投資情報を配信中。投資歴20年超。元大手証券マン。投資経験は100案件超。 【保有資格】1級ファイナンシャルプランニング/プライマリープライベートバンカー/MBA/証券外務員一種/宅地建物取引士/AFP/相続診断士/競売不動産取扱主任者/

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