よくよく10年利回りランキングを見直してみると、
J-REITのランキングがありませんでしたので、
新しくランキングを作成しました。
J-REITは組入られる銘柄がそもそも60銘柄程度しか
ないため、正直ほとんどどのファンドを選んだとして
もパフォーマンスに大きな影響はありません。
ただ、その中でも、頭一つ抜き出たパフォーマンスの
J-REITもありますので、ぜひ投資の参考にしてください。
J-REIT型ファンドの10年平均利回りランキングを発表!
J-REIT型ファンドは現在90本あります。
その中で、2010年9月~2020年8月末までの10年間で
リターンの高かった上位20社をランキングにしました。
さて、どういった投資信託がランクインしているので
しょうか?
正直なところ、J-REITファンドの場合、パフォーマンスも
もちろん重要ですが、分配金をどの程度、出しているかの
ほうが重要と言えます。
そのため、パフォーマンスはあくまでも参考値として、
確認しながらも、あまりにひどいタコ足配当を行って
いないかなどを詳しくチェックしてください。
ランキングの中には、純資産総額が非常に小さく、今から
投資をするのは、あまりおすすめできないものも含まれます。
そのため、1つ1つ全ファンドを見るのも大変だと思いますので、
少なくとも、純資産総額が約100億円以上あるファンドのみ私が
分析記事を作成しました.
以下のリンクが張ってあるページが該当するファンドになります。
順位 | 銘柄 | 10年平均利回り |
1 | J-REITオープン(年4回) | 12.03% |
2 | ダイワ・アクティブJリート・ファンド(年4回) | 10.92% |
3 | J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型) | 10.80% |
4 | 物件満彩 | 10.51% |
5 | 三菱UFJ Jリートオープン(3カ月決算型) | 10.44% |
6 | Jリートアクティブファンド(1年決算) | 10.42% |
7 | みずほ J-REITファンド | 10.39% |
8 | Jリートファンド | 10.35% |
9 | eMAXIS 国内リートインデックス | 10.30% |
10 | DIAM ストラテジックJ-REITファンド | 10.21% |
11 | SMT J-REITインデックス・オープン | 10.11% |
12 | ニッセイ J-REITファンド(毎月決算型) | 9.90% |
13 | インデックスファンドJリート | 9.89% |
14 | ニッセイ Jリートオープン(毎月分配型) | 9.83% |
15 | ビルオーナー | 9.80% |
16 | 新光 J-REITオープン | 9.62% |
17 | ダイワ J-REITオープン(毎月分配型) | 9.47% |
18 | しんきん Jリートオープン(毎月決算型) | 9.31% |
19 | オーナーズ・インカム | 9.25% |
20 | 日本のツボ | 9.12% |
※2010年9月~2020年8月末
ランクインしているファンドをみると、9位に東証REIT指数に
連動するeMAIXS 国内リートインデックスが入っています。
つまり、毎月分配金を出すことでパフォーマンスがインデックス
ファンド以下になっているファンドが多いということですね。
単純にリターンを狙うのであれば、インデックスファンドで
十分ということがわかります。
J-REITがおすすめできる理由は、パフォーマンスも
そうですが、株式ファンドとの相関の低い点もあげられます。
2018年が良い例ですが、株式ファンドが軒並みやられた
中で、J-REITは堅調に推移しました。
このように株式ファンドと組み合わせるとリスクを下げる
効果が期待できますので、ポートフォリオに組み入れる
検討をしてもよいと思います。
分配金を受け取らずに再投資をするか、最近は超低コスト
のインデックスファンドが増えているので、そちらに
投資するというのも選択肢でしょう。
どちらにしてもそこまで大きくパフォーマンスは変わり
ません。
J-REITファンドへの投資を検討するのであれば、毎月分配型の
海外REITファンドも調べたうえで投資をするとよいと思います。
2020年2月更新!海外REIT型投資信託のおすすめはどれ?10年平均利回りランキング ベスト20を発表!
考えずに投資をしてしまいがちです。
しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。
ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。
>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは
当然ながら、弱点もあります。
今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。
その理由をこちらで話をしています。
>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点