ファンド・オブ・ザ・イヤー2017の国際株式(グローバル)
部門において、最優秀ファンド賞を受賞したグローバル・
フィンテック株式ファンド。

 

新規設定来、常に高いパフォーマンスを維持しており、
2020年も非常に好調です。

 

「グローバル・フィンテック株式ファンドって投資対象としてどうなの?」

「グローバル・フィンテック株式ファンドって持ってて大丈夫なの?」

「グローバル・フィンテック株式ファンドより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。

 

購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

 

グローバル・フィンテック株式ファンドの基本情報

投資対象は?

グローバル・フィンテック株式ファンドの投資対象は、
世界の株式の中からフィンテック関連企業の株式に投資
します。

 

フィンテックという言葉自体はかなりメジャーなってきま
したので、ご存知の方も多いと思いますが、金融(Finance)
と技術(Technology)を組み合わせた造語で、新たな金融
サービスのことを指します。

 

もう少し具体的な例をあげますと、例えば「電子決済」。
最近ではスマートフォンのアプリを通じた決済など、
利便性の高いモバイル決済サービスが提供されています。

 


※引用:交付目論見書

 

それ以外には、「家計管理」。銀行口座やカード履歴、
オンラインショッピング、保有ポイントなどの情報を
まとめ、家計の収入と支出を一括管理できるサービスが
あります。

 


※引用:交付目論見書

 

資産運用をしている人であれば、「ロボアドバイザー」など
も聞いたことがあるかもしれません。

 

資産運用のアドバイスをしてくれるロボットですね。

 

このようにフィンテックの波は私たちの生活にすでに
浸透し始めているのです。

 


※引用:交付目論見書

 

グローバル・フィンテック株式ファンドは現在、42柄で
構成されています。国別の構成比率で見ると、アメリカが
6割超となっている点が特徴です。

 

銘柄を絞り込んでいると、不安になる方もいると思いますが、
逆に絞り込んでいるからこそ、高いリターンが狙えます。

 


※引用:マンスリーレポート

 

運用体制は?

グローバル・フィンテック株式ファンドの運用はアーク・
インベストメントの投資助言をうけて運用されます。

 

アーク社は2014年設立の新しい会社で、革新的な企業や
次世代のネット産業を担う企業に集中投資を行う手法を
得意としています。

 

アーク社の面白いところは、外部の専門家と共同研究を
行ったり、ネット上で意見を集めて、分析の精度を高め
ている点です。

 

伝統的なリサーチにこだわらずに、クラウドソーシングや
SNSを積極的に活用することで、他と差別化を図っています。

 


※引用:交付目論見書

純資産総額は?

続いて、グローバル・フィンテック株式ファンド の純資産
総額はどうなっているか見てみましょう。

 

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

 

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄
を入れ替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少
していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬ
マイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

 

グローバル・フィンテック株式ファンドの純資産総額は、
約1950億円で一時期と比べると純資産が減少しています。

 

しかし、パフォーマンスは決して悪くありませんので、
また注目が集まってくると思います。

 


※引用:マンスリーレポート

 

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

 

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに
投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

 

グローバル・フィンテック株式ファンドの実質コストは
2.00%となっていて、とても割高です。

 

購入時手数料の高さと、実質コストの高さを考えると、そう
簡単には手を出せないですが、それに見あうだけのパフォー
マンスを出しているのが、グローバル・フィンテック株式
ファンドです。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.85%(税込)※上限
信託報酬 1.925%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 2.00%(概算値)

※引用:最新運用報告書

 

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

 

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価分析

基準価額の推移は?

グローバル・フィンテック株式ファンドの基準価額は、
コロナショック前までも堅調ではあったのですが、
コロナショック後に爆発しました。

 

ここまで大きく上昇すると、コロナショックの大暴落を
つい忘れてしまいますね。


※引用:モーニングスター

 

利回りはどれくらい?

続いて、グローバル・フィンテック株式ファンドの利回りを
見ていきます。

 

直近1年間の利回りは49.17%と驚異的な数値となっています。

 

3年平均利回りも20%以上ありますので、非常に優れた
ファンドです。

 

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 49.17%
3年 26.50%
5年
10年

※2020年8月時点

 

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している先進国株式ファンドランキング

 

同カテゴリー内での利回りランキングは?

グローバル・フィンテック株式ファンドは日本株を含む
グローバル株式カテゴリーに属しています。

 

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォ
ーマンスのファンドに投資をしたいと思うので、同カテゴリー
内でのパフォーマンスのランキングを調べました。

 

グローバル・フィンテック株式ファンドは、どの期間に
おいても上位10%にランクインしており、これはかなり
優秀なパフォーマンスです。

 

上位●%
1年 3%
3年 1%
5年
10年

※2020年8月時点

 

年別運用パフォーマンスは?

グローバル・フィンテック株式ファンドの年別の
運用パフォーマンスを見てみましょう。

 

2018年は9%程度のマイナスでしたが、それ以外の年の
パフォーマンスがえげつないですね。

 

もし設定来ファンドを保有していたら、すでに資産が
2倍近くになっているはずです。

 

年間利回り
2020年 33.58%(1-6月)
2019年 +36.98%
2018年 ▲8.92%
2017年 +46.44%
2016年

※2020年8月時点

 

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

 

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

グローバル・フィンテック株式ファンドへの投資を検討する
のであれば、少なくとも低コストのインデックスファンドよりは
パフォーマンスが優れていなければ投資する価値がありません。

 

グローバル・フィンテック株式ファンドは、米国を中心とした
先進国株式に投資をしています。

 

ですので、先進国株式の代表的指数であるMSCIコクサイ
に連動するように運用しているeMAXIS Slim 先進国株式
インデックス
とパフォーマンスを比較しました。

 


※引用:モーニングスター

 

詳しく見るまでもなく、グローバル・フィンテック株式ファンドの
圧勝です。

 

探すのが難しいと言われるかもしれませんが、アクティブファンドには
インデックスファンドをはるかに上回るパフォーマンスのファンドも
探せばあるということです。

 

グロフィン Slim 先進国
1年 49.17% 2.97%
3年 26.50% 6.25%
5年
10年

※2020年8月時点

 

類似ファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、他のアクティブ
ファンドとパフォーマンスを比較しておいて損はありません。

 

今回は、グローバル・フィンテック株式ファンドと同じように
米国を中心に先進国株に分散投資をしている大和住銀 DC海外株式
アクティブファンド
と比較を行いました。

 


※引用:モーニングスター

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドもかなり優秀な
ファンドなのですが、グローバル・フィンテック株式ファンド
が圧勝しています。

 

このあたりのファンドは確かにコストは割高ですが、その分
しっかりプラスのリターンを出してくれているので、十分
検討する価値があるファンドと言えるでしょう。

 

グロフィン 大和住銀DC海外
1年 49.17% 23.15%
3年 26.50% 14.97%
5年 10.76%
10年 15.27%

※2020年8月時点

 

最大下落率は?

グローバル・フィンテック株式ファンドに投資をする前に、
最大でどの程度下落する可能性があるのかを知っておくこと
は非常に重要です。

 

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく
下落した相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

 

それではグローバル・フィンテック株式ファンドの最大
下落率を見てみましょう。

 

最大下落率は2018年10~12月で▲22.28%となっています。
コロナショックよりも2018年のほうが影響が大きかった
ということで、コロナショックの影響は比較的軽微だった
と言えるでしょう。

 

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかも
しれません。

 

しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの
可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲16.06%
3カ月 ▲22.28%
6カ月 ▲14.24%
12カ月 ▲8.92%

※2020年8月時点

 

積立NISAとiDeCoの対応状況は?

積立NISAやiDeCoで積立投資を検討している人も多いと
思います。

 

そこで、積立NISAやiDeCoの対応状況をまとめました。

積立NISA iDeCo
× ×

※2020年8月時点

 

評判はどう?

グローバル・フィンテック株式ファンドの評判はネットでの
書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで
一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

 

資金が流出しているということは、それだけグローバル・
フィンテック株式ファンドを解約している人が多いという
ことなので、評判が悪くなっているということです。

 

グローバル・フィンテック株式ファンドは、2019年以降
資金が流出しています。かなりパフォーマンスが良いだけ
になぜここまで資金流出が起きているのかわかりません。

 

ただ、客観的事実としては資金が流出しており、人気が
落ちているということになります。

 


※引用:モーニングスター

 

配当無か年2回配当かどちらがいい?

グローバル・フィンテック株式ファンドには、配当無しで
再投資していくファンドと年2回配当が受け取れるファンド
が存在します。

 

基本、配当の有無だけで運用も変わりません。しかし、
パフォーマンスで見ると、配当有のほうが必ずパフォー
マンスは悪くなります。

 

その理由は配当を受け取れば受け取るほど、複利効果が
弱まりますので、成長率が落ちるのです。配当金を受け
取りたいという気持ちもわからなくもありませんが、

 

高いリターンを求めるのであれば、配当無の一択だと
思ってください。

 

為替ヘッジ有無どちらがいい?

グローバル・フィンテック株式ファンドに投資をするとき
にもう1つ悩むポイントとして、為替ヘッジ有か無か
どちらにするべきかという論点があります。

 

重要なのは、為替ヘッジ有を選択した場合はヘッジコスト
がかかりますので、少しですが、コストが高くなるという
点です。

 

私は今後、円高になるよりは円安になる可能性のほうが
高いと思っているというのと、ヘッジコストを支払い
たくないので、ヘッジ無しか選択しません。

 

ただ、ここに関しては、好みで選んでよいポイントだと
思います。それよりもファンド選定のほうがよほど重要
です。

 

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

 

コロナショック後に、まさかここまで、グローバル・
フィンテック株式ファンドが上昇してくるとはさすがに
想定外でした。

 

このままの調子で運用ができれば、またファンド・オブ・
ザ・イヤーを受賞するかもしれませんね。

 

コストは正直かなり高めですが、何よりそれを全く気に
させないパフォーマンスなので、投資家も安心して、
投資ができるのではないでしょうか。

 

ただ、やはり値動きが大きいファンドであるというのも
事実です。

 

直近で資金が流出超過となっているのは、利益確定売り
もあると思いますが、変動幅の大きな相場にメンタルが
ついていけなかったものと思います。

 

フィンテックは代表的なテーマ型ファンドですが、まだ
フィンテック革命は始まったばかりです。

 

それを考えると、まだまだ上値の余地はありそうです。

 

先進国株式に投資をしようか検討しているのであれば、
ぜひグローバル・フィンテック株式ファンドのような
アクティブファンドも検討してみてください。

 

 

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点