モーニングスターのファンド・オブ・ザ・イヤー2018を受賞し、
近年、非常に高いパフォーマンスで注目を浴びているのが、
三井住友DSアセットの大和住銀 DC海外株式アクティブファンドです。

 

10年以上前から運用されている先進国株式ファンドの中で、
頭一つとびぬけた運用がされています。

 

今日は、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドを徹底分析
していきたいと思います。

 

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの基本情報

投資対象は?

まず大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの投資対象は、
海外の株式です。

 

MSCIコクサイ・インデックス(円換算)をベンチマークに
していることから、実質的に先進国株式の中から銘柄を
選択していきます。

 

国別の組入比率を見てみると、米国が約60%、次いで、
イギリス、ケイマン諸島と続きます。

 


※引用:マンスリーレポート

 

現在は72銘柄に分散投資をしており、組入上位銘柄を
見てみると、米国の大型株ファンドがずらりと並びます。

 

3位のロンドン証券取引所グループや8位のインテュイティブ
・サージカルが上位に入っているのが特徴的ですね。

 

ちなみにインテュイティブ・サージカルは内視鏡や内視鏡
開創器具、解剖器具を製造する手術設備メーカーです。

 

※引用:マンスリーレポート

運用の体制は?

株式の実質的な運用は、ティー・ロウ・プライスが行います

 

これだけ高い利回りで運用ができているのも、この会社の
おかげということですね。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

 

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

 

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、ファンドの運用で必ず発生する
運営コストが相対的に高くなるので、ファンドのパフォーマンスを
悪化させる原因になります。

 

そのため、純資産総額も事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドはご覧の通り、
着実に純資産総額を積み上げており、現在は、300億円を
超える規模にまで成長しています。

 

規模としては全く問題ありません。

 


※マンスリーレポート

 

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

 

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの実質コストは
1.987%と割高です。

 

ただ、購入時手数料がかからないというのは評価できる
ポイントでしょう。

 

パフォーマンスが良くなければ決して手を出さないファンド
ですね。

購入時手数料 なし
信託報酬 1.782%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 1.987%(概算値)

※引用:最新運用報告書

 

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの評価分析

基準価額をどう見る?

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの基準価額は
大きく上下に変動しながらも、着実に右肩上がりに上昇
しています。

 

後述しますが、先進国株式ファンドでここまでうまく
運用できているファンドは他にありません。

 


※引用:モーニングスター

 

利回りはどれくらい?

続いて、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの利回りを
見ていきます。

 

直近1年間の利回りは23.15%となっています。

 

どの期間においても2桁の利回りで運用ができており、
非常に優秀なパフォーマンスです。

 

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り 2020年8月
1年 23.15%
3年 14.97%
5年 10.76%
10年 15.27%

※2020年8月時点

 

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している先進国株式ファンドランキング

 

同カテゴリー内における利回りランキング(上位●%)の変化

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドは日本株を除く
グローバル株式カテゴリーに属しています。

 

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォ
ーマンスのファンドに投資をしたいと思うので、同カテゴリー
内でのパフォーマンスのランキングを調べました。

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドは、どの期間に
おいても上位10%にランクインしており、これはかなり
優秀なパフォーマンスです。

 

2020年8月
1年 6%
3年 4%
5年 4%
10年 2%

※2020年8月時点

 

年別のパフォーマンスは?

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの年別の
パフォーマンスを見てみましょう。

 

2018年は10%近いマイナスとなっていますが、それ以外の
年ではプラスの運用ができており、かつ20%以上のプラスが
複数年に渡っています。

 

これだけ高い利回りで運用ができれば、ファンドマネジャー
に運用をお願いしたくなりますね。

 

年間利回り
2020年 10.13%(1-6月)
2019年 32.93%
2018年 ▲8.48%
2017年 25.87%
2016年 0.64%

※2020年8月時点

 

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

 

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドへの投資を検討する
のであれば、少なくとも低コストのインデックスファンドよりは
パフォーマンスが優れていなければ投資する価値がありません。

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドは、MSCIコクサイを
ベンチマークとして運用していることから、同じベンチ―マーク
に連動するように運用しているニッセイ 外国株式インデックス
パフォーマンスを比較しました。

 


※引用:モーニングスター

 

一目でわかるくらい、大和住銀 DC海外株式アクティブファンド
の圧勝となっています。

 

さらにもう少し長期でのパフォーマンスを比較してみましょう。

 

DC海外株式 ニッセイ 外国株式
1年 23.15% 2.96%
3年 14.97% 6.20%
5年 10.76% 4.33%
10年 15.27%

※2020年8月時点

 

こちらでもパフォーマンスの差は歴然です。

 

これだけ高い利回りで運用ができるのであれば、
高いコストを支払ってでも大和住銀 DC海外株式
アクティブファンドを選択する価値がありますね。

 

類似ファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、他のアクティブ
ファンドとパフォーマンスを比較しておいて損はありません。

 

今回は、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドと
同じように米国を中心に先進国株に分散投資をしている
セゾン 資産形成の達人ファンドと比較を行いました。

 


※引用:モーニングスター

 

この比較でも、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの
圧勝です。

 

セゾン 資産形成の達人ファンドも決して悪いファンドでは
ないのですが、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドが
優秀過ぎますね。

 

DC海外株式 資産形成の達人
1年 23.15% 4.57%
3年 14.97% 6.33%
5年 10.76% 5.38%
10年 15.27% 13.10%

※2020年8月時点

 

より長期のパフォーマンスを比較してみましたが、
どの期間においても、大和住銀 DC海外株式アクティブ
ファンドが上回っています。

 

最大下落率はどれくらい?

投資をするにあたって、気にあるのがどの程度下落するかでしょう。

 

標準偏差である程度は理解できるものの、やはり実際に下落したかは
気になります。

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドはリーマンショック
のタイミングで1年間で▲59.40%下落しました。

 

ファンドの運用においては、大きく下落することもありますが、
長期保有をすることでしっかりプラスのリターンが出ていますので、
くれぐれもパニック売りはしないようにしてください。

 

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲25.75%
3カ月 ▲51.44%
6カ月 ▲55.81%
12カ月 ▲59.40%

※2020年8月時点

 

積立NISAとiDeCoの対応状況は?

積立NISAやiDeCoで積立投資を検討している人も多いと
思います。

 

そこで、積立NISAやiDeCoの対応状況をまとめました。

積立NISA iDeCo
× ×

※2020年8月時点

 

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を
知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

 

資金が流出しているということは、それだけこのファンドを
解約している人が多いということなので、評判が悪いということです。

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドは直近になれば、
なるほど流入超過額が増えており、評判がどんどん上がって
いることがわかります。

 

これだけのパフォーマンスなので、当然といえば、当然
ですね。

 


※引用:モーニングスター

 

大和住銀 DC海外株式アクティブファンドの評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

 

先進国株式ファンドだと、MSCIコクサイに連動するインデックスファンド
にパフォーマンスで勝てるアクティブファンドというのは、
ごくわずかしかありません。

 

その中でも、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドは
非常に優れたパフォーマンスを出しており、他のアクティブ
ファンドと比較をしてもその差は歴然です。

 

近年は超低コストのインデックスファンドへの積立が主流
にはなっていますが、こういったアクティブファンドを
積み立てるのもそれはそれで面白みがあると思っています。

 

先進国株式への投資をけんとうしているのであれば、
大和住銀 DC海外株式アクティブファンドへの投資も
検討する価値があるでしょう。

 

 

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点