世界最大級の運用会社であり、業界のローコストリーダーである
バンガードのインデックスファンドのみで構成されているセゾン
バンガード・グローバルバランスファンド。

 

セゾン投信の中野さんは全国津々浦々でセミナーを開催しており、
説明が非常にわかりやすいだけでなく、人柄も素晴らしいという
ことで、多くの投資家が中野さんの人柄に惚れて投資をしている
と言っても過言ではないでしょう。

 

また株式と債券を50%ずつ保有し、グローバルに分散投資ができると
いうことで、多くの投資家から人気を集めています。

 

今日は、セゾン バンガード・グローバルバランスファンドを
徹底分析していきます。

 

 

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの基本情報

投資対象は?

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドは世界の株式と
債券に50%ずつ投資を行います。

 

ポートフォリオを見てもらったほうが早いですが、約25%が米国株、
約25%が米国債、残りが欧州債券、欧州株、日本株といった構成に
なっています。

 

セゾン投信は自社で運用は行わないので、本当に優れた運用会社を
選別して運用を委託するわけですが、バンガードはまさに最適な
運用会社と言えると思います。

 


※引用:マンスリーレポート

 

純資産総額は?

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

 

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで売買
できなかったり、コストが嵩みますし、何より運用会社が注力
しなくなるためパフォーマンスに影響が出る可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

 

そのため必ず規模はチェックするようにしましょう。

 

最低でも10億円以上、できれば50億円以上は欲しいところです。
セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの純資産総額は、
10年以上右肩上がりに純資産を伸ばしています。

 

現在は1800億円を超える規模にまで成長しており、これはなか
なかできることではないので、評価できるポイントです。

 


※引用:マンスリーレポート

 

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

 

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに
投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

 

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの実質
コストは0.57%とアクティブ型のバランスファンドの中
では割安となっています。

 

ただし、現在では、超低コストのインデックス型のバラ
ンスファンドが登場してきていますので、コスト面では
勝てません。

 

パフォーマンスでどの程度差をつけられるかが判断の基準
となります。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 なし
信託報酬 0.57%(税込)
信託財産留保額 0.1%
実質コスト 0.57%(概算値)

 ※引用:最新の運用報告書

 

実質コスト以外にも、多くの投資家が気づいていない
投信運用での成果を出すのに妨げとなる間違った考え方
をまとめました。参考にしてください。

無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

 

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの評価分析

基準価額の推移は?

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドは2017年
以降、大きく上下に変動しながらも、2020年2月までは
上昇し続けていました。

 

しかし、コロナショックの影響を受け、20%弱の下落を
記録しています。

 


※引用:モーニングスター

 

利回りはどれくらい?

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの利回りは
どうでしょうか?

 

直近1年間の利回りは▲3.65%となっています。マイナスでは
ありますが、これでも上位40%程度の位置にはいますので、
決死悪くない結果となっています。

 

3年平均、5年平均、10年平均利回りはすべてプラスとなって
おり、短期的にはマイナスとなっていますが、中長期で保有
を続ければ、十分プラスが期待できる内容です。

 

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲3.65% 36%
3年 +1.85% 5%
5年 +0.81% 20%
10年 +5.52% 6%

※2020年4月時点

 

標準偏差は?

標準偏差は基準価額の変動幅の大きさを比較するときに
役立ちます。

 

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの標準偏差
は現在12程度です。コロナショック前は9~10程度だったので、
少し上昇してはいますが、年間の変動幅の単位でみると、
あまり影響は受けていないようです。

 

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じ
でしょうか?

 

まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいて
くださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 12.19 73%
3年 9.81 80%
5年 10.41 81%
10年 11.38 85%

※2020年4月時点

 

年別のパフォーマンスは?

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの年別の
パフォーマンスは、2015年、2018年、2020年はマイナスと
なっていますが、それをカバーできるレベルのプラスを
出しています。

年間利回り
2020年 ▲10.20%(1-3月)
2019年 +14.99%
2018年 ▲7.89%
2017年 +11.02%
2016年 +0.49%
2015年 ▲2.68%
2014年 +16.99%

※2020年4月時点

 

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

 

類似ファンドとのパフォーマンス比較

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドに投資するので
あれば、超低コストのインデックスファンドとのパフォーマンス
比較はしておいて損はありません。

 

今回は、株式、債券、REITに投資できるということで非常に
人気の高いeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)とパフォー
マンスを比較してみましょう。

 

直近3年間のパフォーマンスはかなり拮抗していましたが、
コロナショックでセゾン バンガード・グローバルバランス
ファンドが大きく差をつけました。

 

その結果、3年、5年平均利回りで見ても、セゾン・バンガード
グローバルバランスファンドが優位となっています。

 

中長期でもインデックスファンドよりもパフォーマンスが
優れているのであれば、高いコストを支払ってでも投資を
する価値があると言えます。

 


※引用:モーニングスター

 

セゾン バンガード・グローバルバランス eMAXIS バランス 8資産均等型
1年利回り ▲3.65% ▲10.01%
3年平均 +1.85% ▲0.42%
5年平均 +0.81% ▲0.42%
10年平均 +5.52%

※2020年4月時点

最大下落率は?

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドへの投資を
検討するのであれば、どの程度下落する可能性があるのかは
知っておきたいところです。

 

標準偏差からある程度の変動範囲は予測できますが、過去に
実際にどの程度下落したのかを確認しておいたほうがよいでしょう。

 

セゾン バンガード・グローバルバランスファンド の最大下落率は、
2008年1月~2008年12月で▲35.23%となっています。

 

バランス型ファンドですが、株式比率が50%程度はありますので、
この程度の下落もあり得ることは心にとめておきましょう

 

リーマンショックと比べると、コロナショックの影響は、
比較的軽微で済んでいることがこちらからもわかります。

 

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲18.70%
3カ月 ▲27.61%
6カ月 ▲31.75%
12カ月 ▲35.23%

※2020年4月時点

 

評判はどう?

資金の流出入を見るのはそのファンドの評判を確認するために
有効な手段です。

 

資金が毎月流入していれば、人気が出てきているファンドですし、
流出が続いているようであれば、評判が下がっているファンドと言えます。

 

それでは、セゾン バンガード・グローバルバランスファンド はどうでしょうか?

 

ここ5年間は毎月資金が流入超過となっており、いかに評判がよい
ファンドかがわかりますね。

 

積立NISAにも対応しているのと、やはり社長自らがセミナーで講演
しているというのも人気を維持できている秘訣のひとつだと思います。

 


※引用:モーニングスター

 

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの今後の見通しと評価まとめ

いかがでしょうか?

 

セゾン バンガード・グローバルバランスファンドを語る上で
もちろんパフォーマンスも重要な指標ではありますが、セゾン
投信の中野さんの話をセミナーやメッセージで聞けるという点
も非常に大きなポイントだと思っています。

 

今回、コロナショックを経験した人であれば、強く感じたこと
だと思いますが、大きな下落相場というのは、先行きが見えな
いので、不安な気持ちが増していきます。

 

こういった心情のときに、何も頼るものがないと不安心から
ファンドを解約するという一番やるべきでない対応をして
しまいがちです。

 

その点、セゾン バンガード・グローバルバランスファンド
に投資をしている限り、中野さんの話を身近で聞くことが
できるので、不安な気持ちを和らげてくれる支えになります。

 

実はファンドマネージャーの考えが聞けるというのは、
あなたの投資成績を上げるために非常に重要なポイント
だと思っています。

 

今後、セゾン バンガード・グローバルバランスファンドに
投資をしていれば、一桁中盤のリターンであれば、今後も
十分に狙っていけるでしょう。

 

しかし、現在ではセゾン バンガード・グローバルバランス
ファンドよりはるかにコストが安いバランス型ファンドが
多数出てきており、低コストのバランスファンドという売り
は通用しなくなってきています。

 

今は何とかパフォーマンスで上回っているため、資金流出
はしていませんが、今後インデックスファンドに勝てない
ようなことが続くと、人気はどんどん落ちていくと思われ
ます。

 

少なくとも現時点であれば、十分に投資をする価値がある
ファンドと言えるでしょう。

 

 

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点