高いパフォーマンスを出しているファンドが多い国内小型株
ファンドの中で、設定以、非常に優れた結果を残している
のが、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンです。

 

モーニングスターのファンド・オブ・ザ・イヤーも受賞
しており、投資家からの評判だけでなく、プロの目から
見ても、とても評価が高くなっています。

 

パフォーマンスも直近1年だけでなく、3年、5年平均利回りも
高い成果を残しています。

 

今日は、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンについて
徹底分析していきます。

 

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの基本情報

投資対象は?

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの投資対象は、
株式のうち経営者が実質的に主要な株主である企業です。

 

経営者が実質的な株主である企業は、経営者のリーダー
シップによる「長期的な株主利益の追求」「経営理念・
哲学の貫徹」「迅速な意思決定」等の特徴をもっている
と考えられます。

 

こういった経営者の定性分析に加え、企業の成長性や収益性
に着目して割安株に投資をしていきます。

 

組入銘柄数は44銘柄となっており、内需関連企業を中心に
銘柄を選定しているのが特徴です。

 


※引用:マンスリーレポート

 

純資産総額は?

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

 

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで売買
できなかったり、コストが嵩みますし、何より会社として
重要度が下がり運用が疎かになりかねませんので、事前に
確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの純資産総額は、
2013年以降10~20億円程度しかありませんでしたが、2018年
以降急激に純資産を伸ばしています。

 

現在では、370億円をこえており、規模としては全く問題
ありません。

 


※引用:マンスリーレポート

 

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれ
ています。

 

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに
投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの実質コスト
は1.67%と前期の1.70%からさらに下がりました。しかし、
それでも割高であることには変わりありません。

 

購入時手数料も高いので、躊躇してしまいますが、それに
見合うだけのパフォーマンスにはなっていると思います。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.584%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 1.67%(概算値)

※引用:最新運用報告書

 

実質コスト以外にも、多くの投資家が気づいていない
投信運用での成果を出すのに妨げとなる間違った考え方
をまとめました。参考にしてください。

無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの評価分析

基準価額の推移は?

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの基準価額は、
2016年以降、急速に上昇しており、2020年3月まで上昇
し続けました。

 

ただ、2020年3月のコロナショックで一時は30%超の下落
を記録し、ここ数年ではあまり見たことのない下落幅と
なりました。

 

とはいえ、2019年初旬の水準にまで戻しただけなので、
十分プラスのリターンが出ていることがわかります。

 


※引用:モーニングスター

 

利回りはどれくらい?

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの利回りは
どうでしょうか?

 

直近1年間の利回りは▲3.89%となっています。マイナス
リターンではありますが、直近1年間のリターンがこの程度
のマイナスで済んでいるファンドはほぼありません。

 

3年、5年平均利回りともに15%を超えており、驚異的な
パフォーマンスとなっています。

 

2014年以降の東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
のパフォーマンスは異常なレベルだと思います。

 

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲3.89% 2%
3年 +18.50% 2%
5年 +15.92% 2%
10年

※2020年4月時点

 

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している国内中小型株式ファンドランキング

 

標準偏差は?

標準偏差は基準価額の変動幅の大きさを把握するときに
役立ちます。

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの標準偏差は
18近辺です。コロナショック前の平常時から同じ水準でし
たので、大きく暴落したとはいえ、そこまで影響はなか
ったということです。

 

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じ
でしょうか?

 

まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいて
くださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 18.22 86%
3年 18.22 12%
5年 17.66 17%
10年

※2020年4月時点

 

年別のパフォーマンスは?

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの年別のパフォ
ーマンスを見てみると、2020年のコロナショック以外は、
すべてプラスのリターンを残しています。

 

かつ、ほぼ毎年2桁以上の成果を出しており、5年前から
投資している人であれば、資産が2倍近くになっています。

 

これくらい高いリターンを確保できると高いコストを
支払う価値があるというものです。

年間利回り
2020年 ▲19.79%(1-3月)
2019年 +33.95%
2018年 +5.76%
2017年 +55.65%
2016年 +12.01%
2015年 +13.62%
2014年 +14.33%

※2020年4月時点

 

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

 

類似ファンドとのパフォーマンス比較

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンに投資する
のであれば、インデックスファンドとのパフォーマンス
比較はしておいて損はありません。

 

今回は、日経225をベンチマークとするニッセイ日経225
インデックスファンド
と比較をしてみました。

 

細かくみるまでもなく、東京海上・ジャパン・オーナーズ
株式オープン(黄線)のほうが、優れた結果を残している
のは明白であり、

 

このようなファンドであればインデックスファンドに投資
するよりも間違いなく高い成果を出してくれそうです。

 


※引用:モーニングスター

 

最大下落率は?

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンへの投資を
検討するのであれば、どの程度下落する可能性があるのか
は知っておきたいところです。

 

標準偏差からある程度の変動範囲は予測できますが、過去に
実際にどの程度下落したのかを確認しておいたほうがよいで
しょう。

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン の最大下落率は、
2020年11月~2020年3月の3カ月間で最大19.79%下落しています。

 

やはりコロナショックの影響は大きかったことがわかります。

 

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲12.27%
3カ月 ▲19.79%
6カ月 ▲10.89%
12カ月 ▲7.39%

※2020年4月時点

 

分配金は?

分配金を出すくらいであれば、再投資に回してほしいところ
ですが、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンでは
年2回分配金を出しています。

 

パフォーマンスに対してはわずかな配当ですので、今後も配当の
継続に問題はなさそうです。

 

また、このブログでは何度も言っていますが、分配金は受け
取らずに再投資したほうが投資効率は確実に高くなります。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

分配金
2019年 500円
2018年 450円
2017年 400円
2016年 400円
2015年 800円

※2020年4月時点

 

評判はどう?

資金の流出入を見るのはそのファンドの評判を確認する
ために有効な手段です。

 

資金が多く入っていれば人気があるファンドですし、流出が
続いているようであれば、評判が悪いファンドと言えます。

 

それでは、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは
どうでしょうか?

 

2018年以降は資金流入が続いており、注目すべきはコロナ
ショックがあった2020年も着実に資金流入しているという
点です。

 

しっかりとパフォーマンスを見て投資をしているような
投資家が東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
を買いに回っているのでしょう。

 


※引用:モーニングスター

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの今後の見通しの評価まとめ

いかがでしょうか?

 

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは国内小型株
という優秀な結果を残しているファンドが多い中でもトップ
クラスの成績を残しています。

 

何より注目すべきは、国内株式市場が苦戦をしている中で、
景気動向に左右されにくく、個別要因により持続的に成長可能
な内需関連企業を選定することで、高いパフォーマンスを維持
できているということです。

 

2020年はたしかにマイナスのパフォーマンスとなっていますが、
これまでのパフォーマンスは他のファンドとはくらべものに
ならないレベルで優れています。

 

日経225やTOPIXに連動するインデックスファンドは先進国
株式ファンドや世界株式ファンドと比べるとどうしてもパフォ
―マンスで見劣りします。

 

それであれば、日経225に連動するインデックスファンド
ではなく、こういったアクティブファンドに投資をする
のがおすすめですね。

 

 

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点