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2023年10月更新!外国債券ファンドのおすすめはどれ?10年平均利回りランキング ベスト20を発表!

株式よりリスクを抑えながら、高いリターンを狙いたいと考える投資家が一度は検討するであろう海外債券ファンド。

債券と聞くと株式型の投資信託よりリスクが低くて安全だと思ってしまいがちですが、一概にそうは言えないので注意が必要です。

もちろん、10年間のリターンで上位に食い込める投資信託ですので、はたまたま運用がうまくいったということだけでは片づけられない何かしらの優位性が必ず存在します。

債券ファンドの仕組みをあまり理解せず、ただ高い利回りだからということで投資をしている人も多数いますが、どういったリスクがあるのかしっかり把握したうえで投資しましょう。

さてどういった投資信託がランクインしているのでしょうか?

外国債券ファンドの10年平均利回りランキングを発表!

外国債券ファンドは現在410本あります。(そのうち10年以上運用されていたファンドは195本)

今回は、2013年11月~2023年10月の10年間でリターンの高かった上位20社をランキングにしました。

ただし、新興国は為替の影響がかなり大きく反映されてしまうのと、ハイ・イールド債や物価連動債を同じカテゴリーに入れてしまうと、あまりランキングの意味を成さなくなるので、主要投資先が先進国の債券かつ、新興国通貨建てのファンドは除外して、ランキングをしています。

直近は運用体制が変わり、パフォーマンスがいまいちになっていることもありますので、10年平均利回りだけでなく、直近の1年や3年の平均利回りも併せて確認しておきましょう。

ランキングの中には、純資産総額が非常に小さく、今から投資をするのは、あまりおすすめできないものも含まれます。

そのため、1つ1つ全ファンドを見るのも大変だと思いますので、少なくとも、純資産総額が約100億円以上あるファンドのみをピックアップしています。

以下のリンクが張ってあるページが該当するファンドになります。

順位 銘柄 10年平均利回り
1 グローバル・エマージング・ボンド・オープン 『愛称:受取物語』 5.65%
2 ピムコ ハイ・インカム毎月分配型ファンド 5.30%
3 コーポレート・ボンド・インカム『愛称:泰平航路』 5.16%
4 三菱UFJ/マッコーリー Gインフラ債券(毎月) 『愛称:世界のいしずえ』 5.05%
5 ルーミス米国投資適格債券F[毎月決算型] 4.92%
6 ニッセイ/パトナム・インカムオープン 4.83%
7 AB・グローバル・ハイ・インカムA 『愛称:NK・コンパス<羅針盤>』 4.65%
8 DWSグローバル公益債券F(毎月)Bコース 4.16%
9 ゴールドマン・サックス 毎月分配債券F 『愛称:妖精物語』 3.87%
10 フランクリン・テンプルトン 米国政府証券F 『愛称:メイフラワー号(MAYFLOWER)』 3.86%
11 ノムラ ファンドマスターズ世界債券Bコース 3.81%
12 三井住友・DC外国債券インデックス 3.40%
13 三菱UFJ 海外債券オープン 3.17%
14 DIAM 外国債券パッシブ・ファンド 3.17%
15 SMT グローバル債券インデックス 3.07%
16 三菱UFJ 海外債券オープン(3カ月決算型) 『愛称:四季の恵み(海外債券)』 3.07%
17 日興 五大陸債券ファンド(毎月分配) 3.04%
18 eMAXIS 先進国債券インデックス 2.98%
19 三菱UFJ グローバル・ボンド(毎月決算型) 『愛称:花こよみ』 2.90%
20 三菱UFJ 先進国高金利債券ファンド(毎月) 『愛称:グローバル・トップ』 2.90%

※2013年11月~2023年10月時点
※為替ヘッジ無のファンドが対象
※分配型、資産成長型など同じファンドで2つのファンドがランクインしている場合、パフォーマンスの高いほうを採用。
※通貨選択型のファンドは為替の影響を大きく受けているので、除外しています。

特徴的な点としては、米国を中心とする債券ファンドが上位にランクインしていますが、格付の高い債券だけでなく、少しリスクの高めの債券も組み入れることで、リスクとリターンのバランスを調整しています。

近年では、株式との相関が高まってきており、株式が下落すると、債券まで下落する傾向にあります。

そう考えると、あえて債券ファンドに分散投資をするメリットがどこまであるかは甚だ疑問が残ります。

投資をするにしても、直接債券に投資をしてたほうが、確定利回りで運用ができますし、おすすめの方法です。

債券ファンドで運用したいと考えている人の根底にあるのは、リスクを抑えた運用がしたいということだと思います。

それであれば、債券ファンドにこだわらずとも、投資する資金を調整することで、リスクをコントロールすることが可能です。

要は、年利2%の債券ファンドに100万円投資をするのと、年利10%の株式ファンドに20万円投資するのはリスクはほとんどかわらないということです。

リスクを抑えた運用がしたいということであれば、現金の比率を高め株式ファンドへの投資額を減らしたり、米国債に直接投資したほうがよほど、健全な運用ができると思います

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ネコみたいに気楽に生きたい投資マニア いのねこ

【理論より実践】で役立つ投資情報を配信中。投資歴20年超。元大手証券マン。投資経験は100案件超。 【保有資格】1級ファイナンシャルプランニング/プライマリープライベートバンカー/MBA/証券外務員一種/宅地建物取引士/AFP/相続診断士/競売不動産取扱主任者/

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