インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っている
アセットマネジメントOneのたわらノーロードシリーズ。

iDeCoや積立NISAに採用されており、純資産総額を着実に伸ばして
います。

今日は、たわらノーロード先進国株式の評価や評判、実質コスト
などについて徹底的に分析したいと思います。

たわらノーロード先進国株式の基本情報

投資対象は?

たわらノーロード先進国株式の投資対象は、日本を除く先進国の
株式で、MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)と連動
する投資成果を目指して運用を行います。

たわらノーロード先進国株式の国別、地域別の構成比率は
下図のようになっており、米国を中心に先進国株式約1300銘柄で
構成されています。


※引用:マンスリーレポート

インデックスファンドに投資をするのであれば、ベンチマークの
動きは非常に重要になります。

いくらコストが安くてもベンチマークが下落する一方では、資産は
目減りするしかないからです。

たわらノーロード先進国株式の値動きのイメージがつきやすいように
ベンチマークの推移を見てみましょう。

いかがでしょうか?

2007年~2008年のリーマンショックで大きく下落をしましたが、
それ以降は着実に右肩上がりに成長しています。

リーマンショック時と比べると30%程度指数が増加していますので、
悪くはないですが、S&P500やNYダウに比べるやや見劣りしますね。


※引用:交付目論見書

ファンドの組み入れ銘柄も見てみましょう。

北米の組み入れ比率が高いので、上位はすべてアメリカ銘柄ですが、
アップル、マイクロソフト、アマゾンとあなたも聞いたことがある
大手企業が上位を占めています。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも
見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができず、インデックスから乖離してしまう
リスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

たわらノーロード先進国株式は下図のように2015年の新規設定
以来、純資産総額を伸ばしており、現在の純資産総額は約380億円
となっています。ファンドの規模としては全く問題ありません。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には信託報酬や購入時手数料がかかりますが、実際に
それ以外にも印刷費用や監査費用、有価証券取引税などのコストが
かかります。

これを実質コストと言いますが、インデックスファンドにおいて、
実質コストというのは何よりも重要な項目です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

MSCIコクサイ・インデックス連動型のファンドは各社が作って
いますが、運用リターンはベンチマークに連動するため、どこも
差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。

たわらノーロード先進国株式の実質コストは0.127%となっており、
かなり割安です。この手数料で世界の先進国株式に投資ができる
のは魅力的です。

ただ、他のファンドも同程度に信託報酬を下げてきているので、
比較はしたほうがよいでしょう。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 0
信託報酬 0.10989%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.127%(概算値)

※引用:最新 運用報告書

実質コストも加味して、私がオススメするインデックスファンド

信託報酬の比較

MSCIコクサイに連動するインデックスファンドは各運用会社が
設定していますので、ここでは各社の信託報酬を比較してみたい
と思います。

現在は、三菱UFJ国際のeMAXIS Slim 先進国株式インデックス
ニッセイアセットのニッセイ外国株式インデックスファンド
アセマネOneのたわらノーロード先進国株式3本が同じ信託報酬で
最安値となっています。

各社譲れない戦いがあるようで、毎年のように信託報酬が下がって
いきます。投資家としては非常にありがたいですね。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.10989%(税込)
ニッセイ 外国株式インデックス 0.10989%(税込)
iFree外国株式インデックス 0.209%(税込)
たわらノーロード先進国株式 0.10989%(税込)

※2019年10月時点

たわらノーロード先進国株式の評価分析

基準価額の推移は?

たわらノーロード先進国株式の基準価額は、2018年10月末の市場の
暴落分を2019年早々に取り戻し、それ以降は、一定のレンジを
上限に行き来しているような状態です。

この調子でいけば、年内に最高値を更新する可能性もありそうです。


※引用:モーニングスター

利回りはどのくらい?

続いて、たわらノーロード先進国株式の運用実績を見てみましょう。
直近1年間の利回りは▲3.51%とマイナスで終わっています。

3年平均利回りでは13.16%と10%を超える利回りを残せていますので、
短期的なパフォーマンスはそこまで気にする必要はないでしょう。

もう少し長期の運用利回りが知りたいときは、同じMSCIコクサイ・
インデックスをベンチマークとしているファンドで長期で運用して
いるファンドを見るとよいのですが、だいたい5年平均利回りで
約8%となっています。

長期でみれば十分優れた成果を残していますね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲3.15% 35%
3年 +13.16% 15%
5年
10年

※2019年10月時点

標準偏差は?

標準偏差は基準価額の変動幅の大きさを比較するときに
役立ちます。

たわらノーロード先進国株式の標準偏差を見てみると、
3年平均で14程度なので、日本株ファンドと同じくらいの
変動幅であることがわかります。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのは
ご存じでしょうか?

まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいて
くださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 20.50 53%
3年 14.39 59%
5年
10年

※2019年10月時点

年別のパフォーマンスは?

つづいて、たわらノーロード先進国株式の年別のパフォーマンス
を見てみましょう。

2018年は10%超のマイナスとなってしまいましたが、それ以外の
年でしっかりとカバーできています。2019年も高いリターンが
期待できそうです。

年間利回り
2019年 +15.64%(1-9月)
2018年 ▲11.10%
2017年 18.60%
2016年 3.02%

※2019年10月時点

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資をするのであれば、同じベンチマーク
を採用している他のファンドとのパフォーマンスの比較は事前に
しておきたいところです。

たわらノーロード先進国株式と同じようにMSCIコクサイ・インデックス
を採用している他ファンドとのパフォーマンスを比較してみると、
たわらノーロード先進国株式(黄線)は他のファンドよりも
パフォーマンスでわずかに劣っています。

これは手数料を最近最安値に下げたので、トータルのパフォーマンス
では追いつけていないということです。

コストが最安値になった現在であれば、このパフォーマンスの差は
ほとんどないと思って差し支えないでしょう。


※引用:モーニングスター

最大下落率はどれくらい?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が
気になるのが、最大どの程度、資産が下落する可能性がある
のかという点かと思います。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計した
ものを載せます。

2018年10月に一番タイミング悪く買って、2018年12月に一番
タイミング悪く売った場合に3カ月間で最大16.46%の資産が
目減りした可能性があるということですね。

しっかり長期で保有すれば、プラスのリターンが出ています
ので、急に相場が下げたからといって、焦って売ってしまわ
ないようにしてください。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

期間 下落率
1カ月 ▲10.43%
3カ月 ▲16.46%
6カ月 ▲15.97%
12カ月 ▲11.10%

※2019年10月時点

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知る
うえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入
しているということなので、評判がいいということになります。

2015年の新規設定以来、毎月資金流入しており、着実に純資産を
増やしています。直近まで業界で最安値水準のコストだったのが
流入の大きな要因だと言えるでしょう。


※引用:モーニングスター

つみたてNISAとiDeCoの対応状況は?

たわらノーロード先進国株式のつみたてNISAとiDeCoの対応状況を
確認しておきましょう。

つみたてNISA、iDeCoともに対応しており、先進国株式に投資を
したい人であれば、十分に検討する価値があるファンドと言えます。

つみたてNISA iDeCo
楽天証券
イオン銀行
みずほ銀行
その他複数社

※2019年10月時点

たわらノーロード先進国株式の評価まとめ

このブログでも何度もお話ししていますが、インデックスファンド
というのはベンチマークが同じであれば、ほとんど運用実績に差は
尽きません。

ですので、コスト勝負になるわけですが、現状、eMAXIS Slim 先進国株式
たわらノーロード先進国株式、ニッセイ 外国株式インデックスファンド
3ファンドの三つ巴の戦いとなっています。

この3ファンドであれば、実質コストを加味したとしてもほとんど
変わりませんので、どのファンドを選択しても問題ないと思います。

ただ、今後のことを考えた場合、eMAXIS Slimシリーズは信託報酬の
最安値を公言していますので、他のファンドが信託報酬を下げれば、
ほぼ間違いなく追随するはずです。

そう考えると、eMAIXS Slim 先進国株式インデックスを保有しておけば、
他社の信託報酬がどうのこうのと考える必要はなくなります。

とは言ったものの、販売会社によって取り扱いファンドが異なりますので、
このうちどれか1本あれば、迷いなくそれを選択してください。

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