インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っている
アセットマネジメントOneのたわらノーロードシリーズ。

iDeCoや積立NISAに採用されており、純資産総額を着実に伸ばして
います。

今日は、たわらノーロード先進国株式の評価や評判、実質コスト
などについて徹底的に分析したいと思います。

たわらノーロード先進国株式の基本情報

投資対象は?

たわらノーロード先進国株式の投資対象は、日本を除く先進国の
株式で、MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)と連動
する投資成果を目指して運用を行います。

MSCIコクサイ・インデックスの国別、地域別の構成比率は
下図のようになっており、22か国、1332銘柄で構成されています。
70%が米国株になっているが特徴です。


※引用:交付目論見書

インデックスファンドに投資をするのであれば、ベンチマークの
動きは非常に重要になります。

いくらコストが安くてもベンチマークが下落する一方では、資産は
目減りするしかないからです。

たわらノーロード先進国株式の値動きのイメージがつきやすいように
ベンチマークの推移を見てみましょう。

いかがでしょうか?

2007年~2008年のリーマンショックで大きく下落をしていますが、
それ以降は着実に右肩上がりに成長しています。

リーマンショック時と比べると30%程度指数が増加していますので、
悪くはないですが、S&P500やNYダウに比べるやや見劣りしますね。


※引用:交付目論見書

ファンドの組み入れ銘柄も見てみましょう。

北米の組み入れ比率が高いので、上位はすべてアメリカ銘柄ですが、
アップル、マイクロソフト、アマゾンとあなたも聞いたことがある
大手企業が上位を占めています。


※引用:マンスリーレポート(2018年11月時点)

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも
見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができず、インデックスから乖離してしまう
リスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

たわらノーロード先進国株式は下図のように2015年の新規設定
以来、純資産総額を伸ばしており、現在の純資産総額は約223億円
となっています。ファンドの規模としては全く問題ありません。


※引用:マンスリーレポート(2018年11月時点)

実質コストは?

投資信託には信託報酬や購入時手数料がかかりますが、実際に
それ以外にも印刷費用や監査費用、有価証券取引税などのコストが
かかります。

これを実質コストと言いますが、インデックスファンドにおいて、
実質コストというのは何よりも重要な項目です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

MSCIコクサイ・インデックス連動型のファンドは各社が作って
いますが、運用リターンはベンチマークに連動するため、どこも
差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。

たわらノーロード先進国株式の実質コストは0.251%となっており、
前期は0.281%だったので、純資産総額が増えるにつれて安定運用が
できるようになってきています。

実質コストはまだ下がる余地がありそうですね。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 0
信託報酬 0.216%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.251%(概算値)

※引用:第3期 運用報告書(2018年10月12日)

実質コストも加味して、私がオススメするインデックスファンド

たわらノーロード先進国株式の評価分析

基準価額の推移は?

たわらノーロード先進国株式の基準価額は、2018年1月末の市場の
暴落分をようやく10月に取り戻したところで、また大きく下落して
しまいました。

下落分を取り戻すには最低でも半年程度はかかると思います。
救いなのは、これだけ大きく下がっても、プラスのリターンで
終わっているという点でしょうか。

利回りはどのくらい?

続いて、たわらノーロード先進国株式の運用実績を見てみましょう。
直近1年間の利回りは+2.31%といまいちな結果となっています。

もう少し長期の運用利回りが知りたいときは、同じMSCIコクサイ・
インデックスをベンチマークとしているファンドで長期で運用して
いるファンドを見るとよいのですが、だいたい5年平均利回りで
約11%となっています。

長期でみれば十分優れた成果を残していますね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 2.31% 14%
3年
5年
10年

※2018年12月時点

標準偏差は?

たわらノーロード先進国株式の標準偏差を見てみると、
同カテゴリー内でのランクは平均的な水準です。

アクティブファンドよりは価格の変動幅が小さくなるので、
このあたりが妥当でしょう。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのは
ご存じでしょうか?

まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいて
くださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 13.97 54%
3年
5年
10年

※2018年12月時点

年別のパフォーマンスは?

つづいて、たわらノーロード先進国株式の年別のパフォーマンス
を見てみましょう。

2016年、2017年も着実にプラスのリターンを出しています。
インデックスファンドであれば、この程度のパフォーマンスで
十分ですね。

年間利回り
2018年 7.05%(9月末時点)
2017年 18.60%
2016年 3.02%
2015年
2014年

※2018年12月時点

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資をするのであれば、同じベンチマーク
を採用している他のファンドとのパフォーマンスの比較は事前に
しておきたいところです。

たわらノーロード先進国株式と同じようにMSCIコクサイ・インデックス
を採用している他ファンドとのパフォーマンスを比較してみると、
たわらノーロード先進国株式(黄線)は他のファンドよりも
パフォーマンスでわずかに劣っています。

これは、手数料の差が大きく影響しており、コスト最安値の
eMAXIS Slim 先進国株式が最も優れたパフォーマンスとなっています。

最大下落率はどれくらい?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が
気になるのが、最大どの程度、資産が下落する可能性がある
のかという点かと思います。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計した
ものを載せます。

2016年1月に一番タイミング悪く買って、2016年6月に一番
タイミング悪く売った場合に最大-15.97%あなたの資産が
目減りした可能性があるということですね。

しっかり長期で保有すれば、プラスのリターンが出ています
ので、急に相場が下げたからといって、焦って売ってしまわ
ないようにしてください。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

期間 下落率
1カ月 ▲9.59%
3カ月 ▲9.02%
6カ月 ▲15.97%
12カ月 0.69%

※2018年12月時点

乖離率はどう?

インデックスファンドの運用においては、ベンチマークとの乖離率
というのが運用の巧拙を見極める一つのポイントとなります。

2017年10月13日から2018年10月12日までの運用で見ると、ベンチ
マークが+3.3%、たわらノーロード先進国株式が+2.8%となりました。

差分が-0.5%ありますが、大部分は運用コストによるものなので、
組み入れ比率や銘柄選定における運用の失敗はないようですね。

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知る
うえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入
しているということなので、評判がいいということになります。

2015年の新規設定以来、毎月資金流入しており、着実に純資産を
増やしています。直近まで業界で最安値水準のコストだったのが
流入の大きな要因だと言えるでしょう。

たわらノーロード先進国株式の評価まとめ

このブログでも何度もお話ししていますが、インデックスファンド
というのはベンチマークが同じであれば、ほとんど運用実績に差は
尽きません。

ですので、コスト勝負になるわけですが、eMAXIS Slim 先進国株式
が出るまでは、他類似ファンドのコストの最安値争いをしていました
ので、たわらノーロード先進国株式もおすすめファンドでした。

しかし、eMAXIS Slim先進国株式が信託報酬0.1095%と約半分の
超低コストのファンドを投入してきて、様相は一変しています。

もし、あなたがたわらノーロード先進国株式を検討中なのであれば、
eMAXIS Slim 先進国株式を選択したほうがよいでしょう。

ただし、たわらノーロード先進国株式しか取り扱いがないことも
ありますので、その場合はたわらノーロード先進国株式を選択しても
全く問題ありません。

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