インデックスファンド分析 投資信託

Smart-i 先進国株式インデックスの評価や評判は?利回りはどう?

先進国株式に投資ができるインデックスファンドの中で、低コスト競争の戦いを繰り広げているりそなアセットマネジメントのSmart-i 先進国株式インデックス。

果たして、Smart-i 先進国株式インデックスとはどのようなファンドなのか、徹底分析していきます。

「Smart-i 先進国株式インデックスって投資対象としてどうなの?」

「Smart-i 先進国株式インデックスって持ってて大丈夫なの?」

「Smart-i 先進国株式インデックスより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、悩みは解消すると思います。

Smart-i 先進国株式インデックスの基本情報

投資対象は?

Smart-i 先進国株式インデックスの投資対象は、日本を除く先進国株式です。MSCI KOKUSAI指数(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指します。

国別の構成比率を見てみると、アメリカが約7割で、次いで、イギリス、カナダと続きます。


※引用:マンスリーレポート

Smart-i 先進国株式インデックスの現在の組入銘柄数は約1300銘柄で構成されており、組入上位10銘柄は以下のようになっています。1つのファンドで色々な国の1300社の企業に分散投資ができるのは魅力ですね。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

つづいて、Smart-i 先進国株式インデックスの純資産総額を見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、監査費用や印刷費用、その他諸経費が相対的に比率が高くなるので、実質コストが高くなりがちです。また会社としてもファンドの運用に人員を割けなくなるため、パフォーマンスが悪化する原因にもなります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

Smart-i 先進国株式インデックスの純資産総額は、現在約434億円です。ここ数年で着実に純資産を増やしており、人気が出てきていることがわかりますね。規模としても問題ないと言えます。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託を運用する際には、購入時手数料や信託報酬以外にも、実際にはコストがかかっています。具体的には、株式売買手数料や有価証券取引税、印刷費用などが該当します。

これを実質コストと言いますが、実質コストが信託報酬よりもかなり高くなっていることもありますので、必ず事前に確認しておいたほうがよいポイントです。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

Smart-i 先進国株式インデックスの実質コストは0.282%となっており、先進国株式に投資ができるインデックスファンドの中では最安値競争からは一歩後れをとっています。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 なし
信託報酬 0.22%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 0.282%(概算値)

※引用:最新運用報告書

「ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?」と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

Smart-i 先進国株式インデックスの評価分析

基準価額をどう見る?

Smart-i 先進国株式インデックスの基準価額を見てみましょう。

2022年は横ばいでしたが、2023年に入り、大きく上昇しています。


※引用:ウエルスアドバイザー

利回りはどれくらい?

それでは、Smart-i 先進国株式インデックスの運用実績を見ていきます。

直近1年間の利回りは9.71%となっています。3年、5年平均利回りは15%を超えているので、悪くない利回りであることはわかります。

ただし、この時点で良し悪しを判断するのは時期尚早です。他の類似ファンドとパフォーマンスを比較してから投資判断するようにしましょう。

平均利回り
1年 +9.71%
3年 +21.72%
5年 +15.05%
10年 -

※2023年11月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している国内中小型株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

Smart-i 先進国株式インデックスは、国際株式・グローバル・除く日本カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、同カテゴリー内でもパフォーマンスのランキングは事前に調べておいて損はありません。

利回りが良く見えても、実は同カテゴリー内では、ランキングが低かったということがよくあります。

Smart-i 先進国株式インデックスは、3年、5年平均利回りでは、上位30%程度にランクインしており、インデックスファンドとしてはかなり優秀です。

上位●%
1年 45%
3年 34%
5年 22%
10年 -

※2023年11月時点

年別のパフォーマンスは?

Smart-i 先進国株式インデックスの年別の利回りを見てみましょう。

年別の運用利回りを見ることで、平均利回りを見るだけではわからない基準価額の変動の大きさを知ることができます。

下落するときは10%程度で、プラスの年はかなり大きくプラスとなっているので、投資をしやすいですね。

年間利回り
2023年 +23.45%(1-9月)
2022年 ▲5.62%
2021年 +38.47%
2020年 +8.75%
2019年 +28.55%
2018年 ▲11.20%

※2023年11月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、重要なテーマです。ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみてください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

Smart-i 先進国株式インデックスに投資をするかを考える上で、超低コストで投資ができるインデックスファンドとパフォーマンスの比較は必須です。

パフォーマンスが大きく劣るようであれば、わざわざ高いコストを支払ってまで投資をする価値がないからです。

そこで、今回は、Smart-i 先進国株式インデックスと先進国株式に投資ができるインデックスファンドの中で、コストがほぼ最安値のeMAXIS Slim先進国株式インデックスを比較しました。


※引用:ウエルスアドバイザー

同じベンチマークなので、競っているのは当然ですが、やはり実質コストの差分だけ、eMAXIS Slim先進国株式インデックスのほうがパフォーマンスで上回っています。

もし良く使っている証券会社でどちらの商品を取り扱いがあるのであれば、eMAXIS Slim先進国株式インデックスを選ぶようにしてください。

年平均利回り Smart-i 先進国株式インデックス slim 先進国株式
1年 +9.71% +9.96%
3年 +21.72% +21.91%
5年 +15.05% +15.25%
10年 - -

※2023年11月時点

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

Smart-i 先進国株式インデックスに投資をするかを検討するのであれば、アクティブファンドともパフォーマンスを比較しておきましょう。

投資信託は6000本以上ありますので、もっと優れたファンドが見つかるかもしれません。

今回は、中長期で高いパフォーマンスを出し続けている大和住銀 DC海外株式アクティブファンドと比較をしていきます。


※引用:ウエルスアドバイザー

直近3年間では、ほぼ全期間において、Smart-i 先進国株式インデックスのほうがパフォーマンスで上回っています。

ただ、5年平均利回りでは、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドが上回っており、長期保有を前提にするのであれば、高いリターンを狙って、大和住銀 DC海外株式アクティブファンドに投資をしてみるのも面白いですね。

年平均利回り Smart-i 先進国株式インデックス 大和住銀DC海外アクティブファンド
1年 +9.71% +13.18%
3年 +21.72% +12.17%
5年 +15.05% +16.14%
10年 - +14.20%

※2023年11月時点

最大下落率は?

投資信託は最低でも5~10年は投資をする気でなければ、投資をする意味がありませんが、その最大の障壁となりえるのが、資産の減少です。

特に20%や30%の下落相場を始めて経験すると、資産の減少額に耐えきれなくなり、本来手放すべきタイミングではないときに慌てて売却してしまいがちです。

そのため、事前にどの程度下落する可能性があるのかを知っておくことで、急落相場に遭遇しても、精神的に余裕を持って投資を続けられます。

それでは、Smart-i 先進国株式インデックスの最大下落率を調べてみましょう。

期間 下落率
1カ月 ▲14.84%
3カ月 ▲21.63%
6カ月 ▲12.97%
12カ月 ▲11.20%

※2023年11月時点

Smart-i 先進国株式インデックスの最大下落率は2020年1月~2020年3月で▲21.63%となっています。1000銘柄以上に分散しているので、下落幅が比較的穏やかで済んでいます。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

評判はどう?

Smart-i 先進国株式インデックスの評判を確認する上で、毎月の資金の流出入が役立ちます。

資金流入が多くなっていれば、人気が出てきているファンドであるとわかりますし、流出が続いているようであれば、評判が悪くなっているファンドと言えます。

それでは、Smart-i 先進国株式インデックスの評判を見てみましょう。

直近になるにつれて、流入超過額が増えており、評判も右肩上がりであることがわかります。


※引用:ウエルスアドバイザー

NISAとiDeCoの対応状況は?

投資をしようとする際、NISAやiDeCoの制度を使って投資を検討している人も多いと思うので、NISAやiDeCoの対応状況を見ていきます。

Smart-i 先進国株式インデックスはNISAもiDeCoも取り扱いがあるので、投資をする場合は積極的にこの制度を活用していきましょう。

NISA iDeCo
〇 りそな銀行

※2023年11月時点

Smart-i 先進国株式インデックスの評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

インデックスファンドに投資をする場合、ベンチマークが同じインデックスなのであれば、あとは実質コストの差がパフォーマンスの差となります。

Smart-i 先進国株式インデックスはMSCI KOKUSAIに連動するインデックスファンドの中では、コストが安いほうではありますが、最安値まではいきません。

そのため、使っている証券会社でeMAXIS Slim先進国株式インデックスのようなファンドがあるのであれば、そちらを選択するのがおすすめです。

ただ、取り扱いがないのであれば、Smart-i 先進国株式インデックスを選択しても十分高いリターンが期待できると思います。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点

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ネコみたいに気楽に生きたい投資マニア いの

【理論より実践】で役立つ投資情報を配信中。投資歴20年超。元大手証券マン。投資経験は100案件超。 【保有資格】1級ファイナンシャルプランニング/プライマリープライベートバンカー/MBA/証券外務員一種/宅地建物取引士/AFP/相続診断士/競売不動産取扱主任者/

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