アメリカの堅調な経済下で、特に成長著しいのがIT業界です。
ITは1980年代から10年単位で大きく進化しており、近年ではIoT、AI、
クラウドコンピューティングなどのテーマが注目を集めています。

このように成長著しいアメリカのIT業界の中で、特に有望な銘柄に
絞り込んで投資を行うのが、USテクノロジー・イノベーターズ・ファンドです。

個人的に銘柄を20程度に絞り込んでいるファンドは好きなのですが、
果たして、実際のところはどうなのか、今日は徹底的に分析していきます。
購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド の基本情報

投資対象は?

投資対象は、米国の上場企業の中から、情報技術の開発、進化、活用により
高い成長が期待される企業の株式に投資をしていきます。

堅調な米国経済は、米国企業の業績の押し上げに寄与していますが、
なかでも米国IT企業は革新的な技術、サービスを世に送り出していることを
追い風に、着実な利益成長を実現されています。

以下は、MSCI USA情報技術の株価指数になりますが、
いかに高い成長をしているかがよくわかります。

現在の組入銘柄数は21銘柄となっており、業種別で見ると、下図のように
なっています。組入銘柄数が少ないアクティブファンドは個人的に好きなので、
高評価です。


※2018年9月時点

組入上位銘柄は以下のようになっています。
1位のマクロチップ・テクノロジーはマイクロコントローラおよび
アナログ半導体のトップ・プロバイダーです。自動車や家電など
幅広い分野で業界をけん引しています。

2位のテスラは名前は聞いたことがあるでしょう。
3位のラムリサーチは、半導体製造装置メーカーです。
シリコン基板上の集積回路の作成用装置が世界トップシェアと
なっています。

純資産総額は?

続いて、USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド の純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを
含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド は、現在300億円ほどの規模と
なっています。規模によるデメリットはありませんね。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド の実質コストは1.971%と
かなり高くなっています。購入時手数料も高いので、なかなか投資しづらい
ファンドであることは間違いありませんね。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.8684%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.971%(概算値)

※第2期 運用報告書(決算日2018年2月26日)より

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド の評価分析

基準価額の推移は?

続いて、基準価額の推移を見てみましょう。見てわかる通り、
ファンド設定来、右肩上がりに順調に伸びていることがわかります。

2018年も1月末に下落してはいるものの、その後、順調に高値を更新しています。

利回りはどれくらい?

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド の利回りを見てみましょう。
直近1年間の利回りは25.82%と十分なパフォーマンスとなっています。


※2018年9月時点

四半期別運用パフォーマンスは?

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド の四半期別の
運用パフォーマンスも下に載せておきます。
こちらもあわせて検討材料として利用してください。

分配金の推移は?

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンドでは、毎年2月末に分配金が出ています。
2017年は430円、2018年は540円となっています。今年も悪くないパフォーマンス
となっていますので、2019年の分配金にも期待が持てそうですね。

評判はどう?

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド 評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけUSテクノロジー・イノベーターズ・ファンドを
購入している人が多いということなので、評判が良くなっているということです。

2018年は毎月資金の流出が続いており、評判は下がっていますが、まだ将来性もあるので、
保有を継続してもよいのではないかと思います。

USテクノロジー・イノベーターズ・ファンドの今後の見通し

今後の見通しを考える上で、基準となる指標と比較して検討することは
非常に意味があります。

今回は、アメリカを代表する指標であるNYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)
とのパフォーマンスの比較を載せました。

NYダウも好調に推移していますが、USテクノロジー・イノベーターズ・ファンドと
比べると差は歴然です。今後も成長が期待できるファンドの1本だと思います。