ここ数年で一気に名前を聞くようになった「ブロックチェーン」。

インターネットが世界を変えたようにブロックチェーンの技術にも
様々な可能性が期待されています。


※引用:販売資料

そんなブロックチェーン・ビジネスを展開している企業に
着目したのが、インベスコの世界ブロックチェン株式ファンド
『愛称:世カエル』です。

今日は、この世カエルを独自目線で徹底分析していきます。

「世カエルって投資対象としてどうなの?」

「世カエルって持ってて大丈夫なの?」

「世カエルより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド『愛称:世カエル』の基本情報

投資対象は?

世カエルの投資対象は、ブロックチェーン技術を活用して
ビジネス展開している世界の株式です。

ブロックチェーン技術をどのように活用している企業に投資を
していくのかイメージしてもらうために以下の図を見てみましょう。

例えば、物流にブロックチェーン技術を活用すると、製造、出荷、
店頭、再販売まで、一連の流れをすべて追跡することが可能です。

そのため、ダイヤモンドの偽物防止、医薬品の偽造防止など、
食の安全管理など幅広い活用が期待されています。


※引用:販売資料

それ以外にも例を挙げておきましょう。

医療現場でブロックチェーン技術が活用されると、病院、薬局、
保険会社まで個人の医療情報を集約することができます。

これにより、過去の診療履歴により適切な診療がどこでも
受けられるようになったり、保険金をより早く受け取れる
ようになります。


※引用:販売資料

世カエルの国別の組入比率を見ていきましょう。

現在は46銘柄で構成されており、1位がアメリカ、
次いで日本、韓国と続いています。

思った以上にアメリカの比率が低く、他の国の
組入比率が高くなっているのも特徴です。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

投資を検討するうえで、純資産総額は必ず確認するように
してください。

純資産総額が多いほうが、ファンドマネージャーが資金を
投資する際に有利であったり、他の投資家の解約の際の
影響が小さくなりますので、優れた投資信託と言えます。

投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその投資
信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなることも
ありますので注意が必要です。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

世カエルは現在、180億円程の規模にまで成長しています。

パフォーマンスも好調であることから今後も着実に純資産が
増えていきそうです。

規模としては問題ありませんね。

実質コストは?

投資信託には、購入時の手数料や信託報酬の他にも費用が
かかっていることをご存知ですか?

これを実質コストと言いますが、実質コストには株式売買
手数料や有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストが
かなり割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

世カエルの実質コストは1.87%とかなり割高となっています。

販売手数料も高く、これでは早々手を出せません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.573%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 1.87%※概算値

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド『愛称:世カエル』の評価分析

基準価額をどう見る?

世カエルは設定してすぐにコロナショックを経験しており、
一時はどうなることかとなりましたが、その後は、
恐ろしい勢いで急上昇しています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、世カエルの運用実績を見てみましょう。

直近1年間の平均利回りは100%を超えており、1年間で
資産が2倍になった計算になります。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 102.31%
3年
5年
10年

※2021年2月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

世カエルは日本株を含む海外株式カテゴリーに属していますが、
せっかく投資をするのであれば、同カテゴリー内でも
パフォーマンスが高いファンドに投資をしたいものです。

世カエルは同カテゴリー内でも上位1%に入っており、直近1年
は相当優れていたということがわかります。

ただ、もう少し長期でのパフォーマンスを検証したいところ
ではありますね。

上位●%
1年 1%
3年
5年
10年

※2021年2月時点

年別のパフォーマンスは?

世カエルの年別のパフォーマンスも見てみましょう。

2020年は約80%と驚異的な結果を残しています。

年間利回り
2021年
2020年 79.30%

※2021年2月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

世カエルに投資をするのであれば、最低限、低コストの
インデックスファンドよりパフォーマンスが優れていな
ければ、投資をする価値がありません。

世カエルは日本株を含む世界の株式に投資をしますので、
同じように日本株を含む世界の株式に分散投資ができる
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と比較をしてみました。


※引用:モーニングスター

世カエルはコロナショック前までは大きな差は
ありませんでした。

しかし、コロナショック後は急上昇しており、
わずか1年間で80%以上の差がついています。

これだけインデックスファンドに差を付けれるのであれば、
投資をする価値があると言えそうです。

世カエル slim 全世界
1年 102.31% 12.54%
3年
5年
10年

※2021年2月時点

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドへ投資をするのであれば、アクティブファンド
の中でも優秀なファンドに投資をしたいものです。

そこで、今回は世界の株式に投資ができるグローバル・ハイクオリティ
成長株式ファンド
とパフォーマンスを比較してみました。


※引用:モーニングスター

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンドもかなり
パフォーマンスは優れているのですが、

世カエルはそのはるか上をいっています。

世カエル G・ハイクオリティ
1年 102.31% 43.12%
3年 20.29%
5年
10年

※2021年2月時点

最大下落率は?

世カエルに投資をする前に、最大でどの程度下落する可能性が
あるのかを知っておくことは非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく
下落した相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここで世カエルの最大下落率を見てみましょう。

最大下落率は運用期間がまだ短いので16%程度しかありません
が、リーマンショックのときは株式ファンドは40~50%程度
下落したこともありますので、今後、まだまだ大きな下落をする
ことはあると思っておいたほうがいいですね。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかも
しれません。

しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの
可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲11.48%
3カ月 ▲15.86%
6カ月 ▲7.77%
12カ月 +44.22%

※2021年2月時点

評判はどう?

それでは、世カエルの評判はどうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入を
見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪く
なっていれば、資金が流出超過になります。

世カエルは設定当初と比べて、資金流入超過額がどんどん
増えており、人気が高まっていることがわかります。

このパフォーマンスなので、注目をされるのもわかりますね。


※引用:モーニングスター

インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド『愛称:世カエル』の今後の見通しと評価まとめ

いかがでしょうか?

インターネットと同じように、ブロックチェーン技術は
今後、社会や生活を大きく変えるインパクトがあると
期待されています。

私の感覚としては、ブロックチェーン技術が本格的に
実用化段階まで進むのは、5~10年先なのでは?と
考えており、まだ注目されるには早いかと思っていましたが、
どうやらそうではないようです。

冒頭でサプライチェーンの管理による食の安全管理や偽造防止、
医療現場での適切な医療の提供だけにとどまらず、

土地の登記や身分証明、銀行を通さない決済機能、
配車・民泊といった分野でもブロックチェーンの活用が
期待されています。

まだブロックチェーン技術の導入は始まったばかりであり、
まさに今からより実用化されていきます。

今後のパフォーマンスに期待したいファンドの1本ですね。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点