インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っているアセットマネジメントOneのたわらノーロードシリーズ。

今日は、たわらノーロード日経225の評価や評判、実質コストなどについて徹底的に分析したいと思います。

「たわらノーロード日経225って投資対象としてどうなの?」

「たわらノーロード日経225って持ってて大丈夫なの?」

「たわらノーロード日経225より良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、悩みは解消すると思います。


たわらノーロード日経225の基本情報

投資対象は?

たわらノーロード日経225の投資対象は、日経平均株価採用銘柄を主要投資対象とし、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指して運用を行います。

日経平均株価は東京証券取引所一部上場銘柄のうち、代表的な225銘柄を対象として算出される株式銘柄です。

たわらノーロード日経225の組み入れ銘柄を見てみましょう。

日経平均株価採用銘柄の中から200銘柄以上に等株投資を行うとしており、上位銘柄はベンチマークの日経平均株価とほぼ変わりません。


※引用:マンスリーレポート

つみたてNISAとiDeCoの対応状況は?

たわらノーロード日経225のつみたてNISAとiDeCoの対応状況を確認しておきましょう。

コスト面で見ると、どうしても他のインデックスファンドのほうが優れているので、つみたてNISAやiDeCoであえて投資をするというのは考えづらいですが、他に選択肢がない場合は選択しても問題ありません。

つみたてNISA iDeCo
ソニー銀行、楽天証券、広島銀行、損保ジャパンDC証券、富国生命

※2022年10月時点

純資産総額は?

続いて、純資産総額の推移を確認してみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのは必ず確認すべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができず、インデックスから乖離してしまうリスクがあります。また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

たわらノーロード日経225は下図のように2015年の新規設定以来、じわじわと純資産総額を伸ばしており、直近大きく純資産総額をのばし、現在は688億円となっています。

ファンドの規模としては全く問題ありません。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドにおいて、実質コストというのは何よりも重要な項目です。

日経225に連動するインデックスファンドはたいていの運用会社各社が設定していますが、リターンはベンチマークに連動するため、どこもほとんど差がつきません。そうすると、実質コストの高低で良し悪しが決まることになるわけです。

たわらノーロード日経225の実質コストは0.195%で、少し前までは0.2%台だったので、純資産が増加したことでより効率よく運用できる体制が整ってきたと言えます。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 0
信託報酬 0.187%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.195%(概算値)

※引用:最新運用報告書

「ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?」と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

たわらノーロード日経225の評価分析

基準価額をどう見る?

たわらノーロード日経225の基準価額は、コロナショックで一時期10000円を割り込みましたが、半年後には回復しました。

しかし、2021年以降は緩やかに下落基調となっています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、たわらノーロード日経225の運用実績を見てみましょう。

直近1年間の利回りは▲10.20%となっていますが、3年平均利回り、5年平均利回りともに7%程度なので悪くありません。

ただ、この利回りだけを見て、投資判断してはいけません。必ず他の類似ファンドとパフォーマンスを比較してから投資をするようにしてください。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 ▲10.20%
3年 +7.83%
5年 +6.79%
10年

※2022年10月時点

同カテゴリー内での利回りランキングは?

たわらノーロード日経225は、国内の大型株カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、大型株カテゴリーでも優秀なパフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、同カテゴリー内でのパフォーマンスのランキングは事前に調べておいて損はありません。

たわらノーロード日経225は、5年平均利回りで上位20%程度に位置しており、かなり優秀であることがわかります。インデックスファンドとしては十分な位置にいますね。

上位●%
1年 23%
3年 44%
5年 22%
10年

※2022年10月時点

年別のパフォーマンスは?

つづいてたわらノーロード日経225の年別のパフォーマンスを見てみましょう。

2018年、2022年ははマイナスとなっていますが、それ以外の年では、しっかりとプラスを出しており、安定しています。平均利回りが7%と言っても、年によってかなりリターンは違いますので、その点はしっかり押さえた上で投資をしましょう。

年間利回り
2022年 ▲8.44%(1-9月)
2021年 +6.35%
2020年 +18.01%
2019年 +20.51%
2018年 ▲10.61%
2017年 +21.02%
2016年 +2.14%

※2022年10月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、重要なテーマです。ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみてください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資する上で、同じベンチマークを採用しているファンドのパフォーマンスを調べておくことは非常に重要です。

日経225に連動するインデックスファンドは、ほぼすべての運用会社が設定していますので、実質コストを加味すると、どのファンドがパフォーマンスが優れているのか比較をしておいて損はありません。


※引用:モーニングスター

3年間で一番パフォーマンスが高いのはiFree日経225インデックスで、たわらノーロード日経225は4番目となっています。

このパフォーマンスの差は実質コストの差なので、iFree日経225インデックスファンドが一番コストを抑えて運用ができているということになります。

ただ、それぞれのファンドのパフォーマンスの差は誤差ですので、あまり気にする必要はないですね。

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

インデックスファンドに投資をするのもよいですが、優れたアクティブファンドとパフォーマンスを比較してから投資をしても遅くはありません。

そこで、今回は、同じく国内大型株カテゴリーで中長期で高いパフォーマンスの残しているスパークスの新・国際優良株式ファンド『厳選投資』とパフォーマンスを比較しました。


※引用:モーニングスター

2021年までは厳選投資が大きくリードしていますたが、2022年以降はたわらノーロード日経225が逆転しています。

5年平均利回りを見ても、たわらノーロード日経225のほうが有利となっているので、大型株に投資をするのであれば、日経225に連動する低コストのインデックスファンドで充分と言えます。

たわら 日経225 厳選投資
1年 ▲10.20% ▲22.13%
3年 +7.83% +5.38%
5年 +6.79% +5.59%
10年 16.29%

※2022年10月時点

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点です。

もちろん標準偏差である程度計算することもできますが、やはり実際にどれくらい下落したことがあるのか把握したほうがイメージが湧きます。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計したものを載せます。

たわらノーロード日経225は2020年1月~3月で最大19.25%下落しています。

期間 下落率
1カ月 ▲10.29%
3カ月 ▲19.25%
6カ月 ▲17.34%
12カ月 ▲10.61%

※2022年10月時点

運用期間が短いということもあり、コロナショックが一番大きな影響を与えました.

ただ、長期保有をすれば、ちゃんとプラスのリターンが出ていますので、これくらいの下落はあるものだと思って、投資をすると、下落相場でも我慢できると思います。

評判はどう?

続いて、たわらノーロード日経225の評判を見ていきたいと思います。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入しているということなので、評判がいいということになります。

たわらノーロード日経225はほぼ毎月資金が流入超過となっており、評判は悪くないと言えます。2018年以降はつみたてNISAが始まったことにより、さらに人気が出ていますね。

実質コストベースで類似ファンドと比較すると見劣りする点がありますが、誤差の範囲内ですので、気にせず投資をしている人が多いということでしょう。


※引用:モーニングスター

たわらノーロード日経225の評価まとめと今後の見通し

日本全体への投資を考えたときに、現在でも人気があるのはTOPIX連動型のインデックスファンドです。確かにTOPIXは2000銘柄以上に分散投資を行っており、日経平均の225銘柄とは10倍ほど差があります。

ただ、日本全体に投資ができる=運用利回りにおいても優れた結果がでるというわけではありません。

実際、ベンチマークの過去推移でも示したように、日経225はリーマンショック時の水準から40%ほどプラスになっていますが、TOPIXは10%ほどプラスにしかなっていません。

世間一般で言われていることと、事実は違うこともありますので、しっかり自分の目で確かめるようにしてください。

インデックスファンドにおいては、コストだけでなく、ベンチマークの推移というのが、非常に重要になってきます。

世界には、S&P500やNYダウといった優れたベンチマークが存在しますので、私個人としては、そちらをおすすめしますが、国内のインデックスファンドにどうしても投資をしたいという人は、日経225に連動するファンドに投資をしてください。

同じ日経225に連動するインデックスファンドでも実質コストによりパフォーマンスに差が出ることはわかったと思いますが、あまり気にしすぎても仕方がない部分なので、自分が使っている証券会社で取り扱っているファンドをえらべばいいと思います。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点