大和投信のiFreeNEXTシリーズからまた面白いファンドが
登場します。その名もiFreeNEXT NASDAQ100インデックス。

これまで、日本国内では、NASDAQ100に投資できるのは、
野村アセットのNEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信
しかありませんでしたが、ついに投資信託でもNASDAQにも
投資できるようになります。

今日は、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスについて徹底
分析していきますので、購入を検討している方はぜひ参考に
してください。


iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの基本情報

NASDAQ100とは?

NASDAQ100は、NASDAQに上場する非金融銘柄の時価総額
上位100銘柄の加重平均で算出しています。

一般的に使われるNASDAQ総合指数は3000以上の銘柄の
加重平均となっているので、勘違いしないよう注意して
ください。

S&P500やNYダウとは異なり、金融会社が含まれていない
ことや、指数の乱高下が非常に大きいというのが特徴です。

またNASDAQに上場していれば、米国企業かどうかは関係
ないので、S&P500やNYダウよりも世界の企業動向を反映
していると言えます。

そして、セクター構成比でみると、50%以上をテクノロジー
銘柄が占めているのも特徴です。

NASDAQ100の推移は?

インデックスファンドなので、NASDAQ100の過去の推移は
必ず把握しておくべきポイントです。

まず直近7年間の推移を見てみましょう。比較できるように
NASDAQ総合指数とS&P500の推移も併せて載せています。

直近7年間で見ると、NASDAQ100が一番パフォーマンスが
高いことがわかります。

S&P500も7年間で2.4倍くらいに指数が上昇していますので、
いかにNASDAQ100が高いパフォーマンスだったかがわかり
ますね。

と、ここまで見ると、NASDAQ100すごいじゃないか!と
いうことになるのですが、もう少し長期で見てみると、
違った姿が見えてきます。

下図は1986年来のNASDAQ100の推移です。

かなり大きく乱高下しているのがわかると思います。
さきほどの図とは様相が異なりますね。

2000年ごろの下落はいわゆるITバブルの影響ですが、
ここまで大きく下落されると、少し手が出しづらいの
ではないでしょうか。

何より、そろそろ過去の高値水準まで指数が上昇してきて
いるので、ここはいったん様子見のスタンスが正解だと思います。

投資対象は?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの投資対象は、
NASDAQ100指数を構成する株式に投資をしていきます。

以下のように、QQQというNASDAQ100に連動するETF
を95%保有し、一部NASDAQ100の先物を保有している
ようです。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの純資産総額が
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも
見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができず、インデックスから乖離してしまう
リスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスはまだ11億円程度しか
集まっていないので、実質コストが割高になる可能性がある
ので注意が必要です。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなる
のが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなけれ
ばなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス の実質コストは、0.564%と
近年の超低コストインデックスファンドと比較すると少し割高と
なっています。

やはりまだファンドの規模が小さいので、実質コストが割高に
なってしまっていますね。

購入時手数料 0
信託報酬 0.495%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.564%(概算値)

※引用:最新運用報告書

実質コスト以外にも、多くの投資家が気づいていない
投信運用での成果を出すのに妨げとなる間違った考え方
をまとめました。参考にしてください。

無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

基準価額の推移は?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの基準価額は、設定した
タイミングが悪く、設定と同時に20%近くの暴落を引き起こし
ました。

しかし、2019年に入り、NYダウは非常に好調だったことも
あり、基準価額は大きく上昇しています。

終わってみれば、2018年末の下落は気にならないくらいに
大きく上昇しました。


※引用:モーニングスター

利回りはどう?

つづいて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの運用実績を
見てみましょう。

直近1年間の利回りは18.56%とかなり高いパフォーマンスと
なっています。国内株式は2018年の高値を更新できずに、
苦戦している中で、米国株の底堅さを示す形となっています。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 18.56% 6%
3年
5年
10年

※2019年12月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

標準偏差は?

標準偏差は年間の基準価額の変動幅を予測する上で役立ちます。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの標準偏差は22ということで
通常の株式ファンドと比べると5~6ほど高くなっています。

上昇しているときは気持ちよく見ていられますが、下落を
始めると、正直心穏やかではありません。2020年以降が
まさにこのファンドの勝負の年になりそうです。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのは
ご存じでしょうか?

まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておい
てくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 22.12 63%
3年
5年
10年

※2019年12月時点

年別のパフォーマンスは?

つづいて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの年別の
パフォーマンスを見てみましょう。

2019年1月~9月の短期間で35%という驚異的な実績をたたき
出しています。

年間利回り
2019年 18.58%(1-9月)

※2019年12月時点

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資をするのであれば、類似のベンチ
マークを採用しているファンドとのパフォーマンス比較は不可欠です。

今回は米国の優良企業500社の株価を指数化したS&P500に連動する
iFree S&P500インデックスとNYダウに連動するiFree NYダウインデ
ックスとパフォーマンスを比較してみました。

直近までは、NYダウやS&P500のほうが上回っていましたが、
近々で、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスが上回っています。

ほとんどの期間でMYダウやS&P500のほうが上回っている
ので、現状どちらが優れているのか甲乙つけがたい状況です。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が
気になるのが、最大どの程度、資産が下落する可能性がある
のかという点かと思います。

まだ設定来の期間が短いですが、すでに20%近い下落を経験
しています。

通常の株式ファンドよりも値動きが大きくなりがちなので、
下落相場では精神的に負けないように注意しなければいけませ
せん。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲10.99%
3カ月 ▲19.38%
6カ月 ▲6.72%
12カ月 ▲4.13%

※2019年12月時点

評判はどう?

続いて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス評判を
見てみます。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額
でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを
購入しているということなので、評判がいいということになります。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは初月に大きく流入
して以来、ほぼ毎月資金流入しています。あまり知られては
いませんが、知る人ぞ知るファンドと言ったところですね。

ファンドの規模は小さいですが、パフォーマンスも悪く
ありませんし、同じファンドが他にないことから注目されれば、
人気に火が付くかもしれません。


※引用:モーニングスター

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス の評価分析

iFree NYダウ、iFree S&P500インデックスと比較をして、
決して遜色ないパフォーマンスとなっています。

コストがiFree NYダウ・インデックスやiFree S&P500イン
デックスと比べると、2倍くらいになっている点だけが
気になりますね。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスはiFree NYダウや
iFree S&P500と比較すると明らかに基準価額の変動幅が
大きくなります。

ですので、変動の大きさに慣れていないと精神的に
つらいかもしれません。それでもいいという方は投資を
検討する価値があるファンドだと思います。