募集から1カ月で純資産が1000億円を突破したグローバル・
プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』。

破壊的イノベーションを起こし得る企業に投資をしていく
という耳ざわりの良い言葉を並べて作られていますが、
果たしてパフォーマンスはどうなっているでしょうか?

今日は、グローバル・プロスペクティブ・ファンドについて
徹底分析していきます。

グローバル・プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』の基本情報

投資対象は?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの投資対象は、
世界の破壊的イノベーションを起こし得るビジネスを行う
企業の株式です。

個別銘柄の選定ではイノベーションにフォーカスした調査に
強みをもつ米国のアーク・インベストメントが行います。

日興アセットが最近設定しているファンドの多くがアーク社の
投資助言を受けており、日興アセットの力の入れ具合がわかります。

それでは、国別の構成比と業種別の構成比を見てみましょう。

まず国別の構成比ではアメリカの比率が85%を超えてきており、
ほぼ米国株のファンドといっても差し支えありません。

業種別で見ると、ヘルスケアや情報技術の比率が高いようです。

純資産総額は?

純資産総額は投資信託を購入する前に必ず確認しておきたい
ポイントです。

純資産総額が少ないと、銘柄の入れ替えに支障をきたすことが
あったり、運用時に必ずかかる印刷費用や監査費用が相対的に
高くなります。

さらに投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその投資
信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなることもあります。

グローバル・プロスペクティブ・ファンドは設定してから1カ月
経たずに、1000億円を突破しており、 直近では1500億円を越える
人気ぶりです。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には、購入時の手数料や信託報酬の他にも費用がかかって
いることをご存知ですか?

これを実質コストと言いますが、実質コストには、株式売買手数料や
有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストが
かなり割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの実質コストは
運用報告書が出ていないためわかりませんが、信託報酬が
1.6424%となっているので、実質コストは1.8%台になっても
おかしくありません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)※上限
信託報酬 1.6424%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト まだ不明

※引用:運用報告書

グローバル・プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』の評価分析

基準価額の推移は?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの基準価額は、現在
1万円をきってしまっています。

直近では日中の貿易摩擦が再燃しており、市場心理が悪化して
いる影響が大きいです。

しかし、まだ設定されて数カ月ですので、あまり気にしなくても
よいでしょう。


※引用:モーニングスター

評判はどう?

それでは、グローバル・プロスペクティブ・ファンドのの評判は
どうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入を
見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪く
なっていれば、資金が流出超過になります。

まだ募集からの期間が短いため流入超過となっています。
よく見ると、1カ月で1000億円以上の資金が流入しており、
非常に人気が高いことがわかります。

グローバル・プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』の今後の見通し

いかがでしたでしょうか?投資助言会社が同じ場合、組入られる
銘柄というのは、基本的に似通ってきます。

特に日興アセットはアーク社と似たようなファンドを何個も設定
しています。

日興アセットとアーク社は、フィンテック、宇宙、ゲノム、MaaS
などのテーマでファンドを設定しており、今回はこれらのテーマを
ひとまとめにしたファンドと言えるかもしれません。

いずれにしても、運用期間が短いので、あえて今から投資をしなく
てもよいファンドだと思います。