NYダウを中心にアクティブ運用をしていく次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』。

手法はオーソドックスでありながら、米国株が好調なので、高いパフォーマンスが期待できます。

今日は、次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の評判や今後の見通しについて徹底的に分析していきます。

「メジャー・リーダーって投資対象としてどうなの?」

「メジャー・リーダーって持ってて大丈夫なの?」

「メジャー・リーダーより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、悩みは解消すると思います。


次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の基本情報

投資対象は?

まず投資対象は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NY・ダウ)における構成銘柄を参考に、米国の株式約30種に投資を行います。

ダウ・ジョーンズ工業株価平均とは、ダウ・ジョーンズが米国を代表する30銘柄を選定し、指数化したものです。実際に組入れられている銘柄数は現在30銘柄となっており、ほぼNY・ダウの構成銘柄となっています。


※引用:マンスリーレポート

つみたてNISAとiDeCoの対応状況は?

つみたてNISAやiDeCoで積立投資を検討している人も多いと思います。そこで、つみたてNISAやiDeCoの対応状況をまとめました。メジャー・リーダーは残念ながら対応はしていません。

つみたてNISA iDeCo
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※2022年10月時点

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は2018年以降、純資産はあまり増減しておらず、現在は約530億円の規模になっています。規模としては、十分大きいので特に心配はありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の実質コストは、1.71%とかなり高いです。

実質、NYダウをベンチマークとしたインデックスファンドのようなものなので、これはボッタクリとしかいえませんね。

購入時手数料 3.3%(税込)
信託報酬 1.595%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.71%(概算値)

※引用:最新運用報告書

「ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?」と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の評価分析

基準価額をどう見る?

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の基準価額は10,000円近辺を推移しています。

ただ、分配金を受け取らずに再投資して運用した場合の基準価額(青線)を見ると、3年間で約50%近く上昇していますので、この差分を分配金として払い出しているということです。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

続いて、メジャー・リーダーの利回りを見てみましょう。

直近1年間の利回りは+2.59%となっています。3年、5年平均利回りを見ても、年平均利回りが10%を超えており、安定的なパフォーマンスを出していることがわかります。

ただ、この数値だけを見て、投資判断するのは時期尚早です。他の類似ファンドとパフォーマンスを比較してから投資をするようにしましょう。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 +2.59%
3年 +14.03%
5年 +10.67%
10年

※2022年10月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は、優れたファンドが多い国際株式の北米株カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォーマンスのファンドに投資をしたいと思うので、同カテゴリー内でのパフォーマンスのランキングを調べました。

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は、どの期間においても平均もしくは平均以下のランキングとなっており、他にもっと優れたファンドが多数あるということがわかります。

上位●%
1年 52%
3年 66%
5年 44%
10年

※2022年10月時点

年別のパフォーマンスは?

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の年別のパフォーマンスを見てみましょう。

2016年、2018年、2022年はマイナスとなっていますが、プラスを出している年はかなり大きなプラスとなっていますね。

年間利回り
2022年 ▲5.89%(1-9月)
2021年 33.71%
2020年 9.28%
2019年 22.50%
2018年 ▲9.63%
2017年 24.67%
2016年 ▲0.56%

※2022年10月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、重要なテーマです。ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみてください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』に投資を検討するのであれば、同じように米国株式に投資をしているインデックスファンドと運用実績を比較しておいて損はありません。

今回は、次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』と同じく北米株で構成されているiFree NYダウ・インデックスとパフォーマンスを比較してみました。


※引用:モーニングスター

直近までは、メジャーリーダーの方がパフォーマンスで上回っていましたが、iFree NYダウ・インデックスに逆転されてしまいました。

より長期のパフォーマンスを見ても、iFreeNYダウ・インデックスのほうが上回っていますのでこれでは高いコストを払ってメジャーリーダーに投資をするメリットを感じません。

メジャーリーダー iFree NYダウ
1年 +2.59% +11.63%
3年 +14.03% +15.28%
5年 +10.67% +12.73%
10年

※2022年10月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、他のアクティブファンドとパフォーマンスを比較しておいて損はありません。

今回は、北米ファンドで何度も優秀ファンド賞を受賞をしたことがあるアライアンス・バーンスタインの米国成長株投信Bコースと比較をしてみました。


※引用:モーニングスター

米国成長株投信はかなり優秀なファンドなので、仕方ない部分もありますが、ここまで差が開いていると、あえてメジャーリーダーを選択する理由がなくなりますね。

投資をするのであれば、米国成長株投信のようなファンドに投資をしたいものです。

さきほどのグラフは3年間の比較でしたが、5年の比較で見ても、メジャーリーダーは大きく差を付けられています。

メジャーリーダー 米国成長株投信
1年 +2.59% ▲2.18%
3年 +14.03% +19.77%
5年 +10.67% +16.49%
10年 +20.33%

※2022年10月時点

最大下落率はどれくらい?

投資をするにあたって、気にあるのがどの程度下落するかでしょう。標準偏差である程度は理解できるものの、やはり実際に下落したかは気になります。

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は2015年7月~2016年6月までの1年間で▲18.47%下落をしています。

期間 下落率
1カ月 ▲13.99%
3カ月 ▲21.55%
6カ月 ▲18.60%
12カ月 ▲18.47%

※2022年10月時点

ファンドの運用においては、大きく下落することもありますが、長期保有をすることでしっかりプラスのリターンが出ていますので、くれぐれもパニック売りはしないようにしてください。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

分配金の推移は?

メジャー・リーダーの分配金は年4回(3、6、9、12月)行われます。基準価額が10,000円を下回らないように分配しているので、健全なルールのともと分配されています。

金額に大小はありますが、毎年分配金が受け取れるのは投資家としては嬉しいですね。

ただ、このブログでは何度も言っていますが、分配金は受け取らずに再投資したほうが投資効率は確実に高くなります。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

分配金
2022年 420円(1-9月)
2021年 2,551円
2020年 1,172円
2019年 231円
2018年 839円
2017年 1,681円
2016年 0円
2015年 1,050円

※2022年10月時点

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入している人が多いということなので、評判が良いということです。

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は資金の流出と流入が同じくらいの頻度で起きていますが、直近では流入の頻度のほうが高くなっています。

2020年以降は分配金も大きかったので、分配利回りに目をつけた投資家が一部流入しているのだと思います。


※引用:モーニングスター

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の今後の見通し

このブログでも何度も紹介していますが、NYダウというのは非常に優れた指標です。この指標をベンチマークとして採用しているのは悪くないです。

しかし、NYダウをベンチマークとするインデックスファンドが現在では、格安で購入できるようになり、パフォーマンスが圧倒的に優れているならまだしも、インデックスファンドとトントンのレベルであれば、あえてメジャー・リーダーに投資をする理由がありません。

また、S&P500に連動するアクティブファンドと比較をしても、パフォーマンスでかなり劣るため、あえてメジャー・リーダーに投資をする価値があるのかと言うと、ないでしょう。

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』への投資を検討しているのであれば、インデックスファンドに投資をするか、よりパフォーマンスの優れたアクティブファンドに投資をしてください。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点