インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っている
大和証券投資信託委託のiFreeシリーズ。

今日は、大和証券投資信託委託のiFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
について徹底的に分析したいと思います。

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基本情報

投資対象は?

投資対象は、外国の株式とし、MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)に
連動する運用成果を目指します。

MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)とは、MSCI Inc.が開発した
日本を除く世界の主要国の株式市場の動きを表す指数で、世界的に有名な指標です。

地域別の構成比は下図のとおりで、アメリカを中心に22か国1332銘柄(2017年11月末時点)で
占められています。

次に、ファンドの値動きのイメージがつきやすいように、ベンチマークの
過去の推移を見ていきましょう。

2007年~2008年のリーマンショックで一時下落していますが、その後、しっかり回復しています。
S&P500やNYダウほどはきれいな右肩上がりとはいきませんが、悪くはない値動きですね。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも見るべきポイントです。
ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができず、
インデックスから乖離してしまうリスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、
予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)は下図のように2016年の新規設定以来、
純資産総額を伸ばしており、現在の純資産総額は約12億円となっています。

まだファンドの規模として小さいですが、今後も流入は続くと思いますので、
特に心配する必要はでしょう。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドにおいて、実質コストというのは何よりも重要な項目です。

MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)連動型のファンドは運用会社各社が
作っていますが、運用リターンはMSCIコクサイ・インデックス(円ベース)に
連動するため、どこも差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。
実質コストは0.274%なのでかなり抑えられていますね。

主要インデックスファンドのコスト比較表はこちら

購入時手数料 0
信託報酬 0.2052%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.274%(概算値)

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評価分析

基準価額の推移は?

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基準価額は、2018年1月末まで
順調に上昇していきましたが、市場全体の暴落で勢いが一時的に止まりました。

しかし、半年かけて、勢いを取り戻し、2018年1月末の水準を超えてきています。
ここからも先進国株式の底堅さが伺えます。

利回りは?

つづいて、iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の運用実績を
見てみましょう。直近1年間の利回りは10.94%と高いパフォーマンスとなっています。

まだ設定してからの年数が短いため、長期の利回りはわかりませんが、
同じベンチマークを採用している他ファンドを見ると、10年平均利回りは
約6%程度となっており、十分なリターンを出しています。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※ランキングにはアクティブファンドも含まれています。

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資をする上で、同じベンチマークを採用している
ファンドとパフォーマンスを比較しておくことは非常に重要です。

見かけのコストは安くても、実際パフォーマンスが伴っていないこともありえます。
iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)はコスト最安値のeMAXIS Slim
先進国株式には勝ててていませんが、最高水準のパフォーマンスとなっています。

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、
最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計してものを載せます。
2018年1月に一番タイミング悪く買って、2018年3月に一番タイミング悪く売った場合に
最大-7.57%あなたの資産が目減りした可能性があるということですね。

まだ設定来の期間が短いため、評価しづらい部分ではありますが、
同じベンチマークのインデックスファンドだと、リーマンショック近辺では
50%程下落をしています。

もちろん、上述のように、長期保有することで、しっかり利回りを出せていますが、
事前に知っておかないと50%の下落は耐えられないと思います。

ベンチマークとの乖離率は?

インデックスファンドの運用においては、ベンチマークとの乖離率というのが
運用の巧拙を見極める一つのポイントとなります。

2016年11月30日~2017年11月30日の期間における運用リターンは、
iFree外国株式インデックスが22.3%、ベンチマークが20.0%となりました。

ベンチマークには株式の配当金分が含まれていないため、差が出る形となりました。
もう少し乖離の要因を細かく書いてほしいところですが、現状は問題ないと思います。

評判はどう?

続いて、iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評判を見てみましょう。。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入している
ということなので、評判がいいということになります。

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)は、
2016年の新規設定以来、毎月資金流入しています。

実質コストが安いことからも人気は続いていますね。

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評価まとめ

先進国株式への投資を検討するのであれば、MSCIコクサイ・インデックスを
ベンチマークとしているインデックスファンドはとても魅力的だと思います。

今日、ご紹介したiFree外国株式インデックスは利回りは高く、コストは
かなり安く魅力的な商品なのですが、直近では、これ以上にコストを抑えた
インデックスファンドが出現しました。

ご存知かもしれませんが、eMAXIS Slim 先進国株式ですね。

ベンチマークが同じであれば、パフォーマンスはほとんど変わりませんので、
現状コストが最安値のeMAXIS Slim 先進国株式に投資をするのがベストでしょう。