インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で
戦っている大和証券投資信託委託のiFreeシリーズ。

今日は、大和証券投資信託委託のiFree外国株式インデックス
(為替ヘッジなし)について徹底的に分析したいと思います。

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基本情報

投資対象は?

投資対象は、外国の株式とし、MSCIコクサイ・インデックス
(円ベース)に連動する運用成果を目指します。

MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)とは、
MSCI Inc.が開発した日本を除く世界の主要国の
株式市場の動きを表す指数で、世界的に有名な指標です。

地域別の構成はアメリカを中心に22か国約1300銘柄で
構成されています。

ファンドの値動きのイメージがつきやすいように、
ベンチマークの過去の推移を見ていきましょう。

リーマンショックで一時下落したのですが、その後、
しっかり回復しています。S&P500やNYダウほどは
きれいな右肩上がりとはいきませんが、着実に右肩
上がりに成長していますね。


※引用:交付目論見書

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも
見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで
銘柄を入れ替えることができず、インデックスから乖離
してしまうリスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)は下図のように
2016年の新規設定以来、純資産総額を伸ばしており、現在の
純資産総額は約28億円となっています。

まだファンドの規模として小さいですが、今後も流入は続くと
思いますので、特に心配する必要はでしょう。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなる
のが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければ
なりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドにおいて、実質コストというのは何よりも
重要な項目です。

MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)連動型のファンドは
運用会社各社が作っていますが、運用リターンはMSCIコクサイ・
インデックス(円ベース)に連動するため、どこも差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。
実質コストは0.277%なのでかなり抑えられていますが、信託報酬と
比較をすると、かなり大きな乖離があることがわかります。

購入時手数料 0
信託報酬 0.209%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.277%(概算値)

※引用:運用報告書

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)で本当に大丈夫?私が絶対オススメできるインデックスファンドを公開

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評価分析

基準価額の推移は?

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基準価額は、
2018年10月にかなり大きく下落をしましたが、2019年に入り、
高値を更新する水準まで戻してきています。

国内株式の場合、2018年の高値地点まで戻せていないので、
やはり米国株式を中心とする海外株式の強さが見て取れます。


※引用:モーニングスター

利回りは?

つづいて、iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の運用実績を
見てみましょう。直近1年間の利回りは▲3.13%となっています。

マイナスのリターンではありますが、同カテゴリーの中では、上位
30%程度の位置にランクインしていますので、決して悪くはありません。

まだ設定してからの年数が短いため、長期の利回りはわかりませんが、
同じベンチマークを採用している他ファンドを見ると、中長期で
年平均利回り6%以上は維持できていますね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲3.13% 31%
3年 +13.14% 16%
5年
10年

※2019年10月時点

標準偏差は?

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の基準価額の変動が
大きいかを調べるには標準偏差を確認しましょう。

日経平均と連動するインデックスファンドでは3年平均が14~15程度
ですので、同程度のリスクのあるファンドということになります。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 20.51 60%
3年 14.39 55%
5年
10年

※2019年10月時点

年別のパフォーマンスは?

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の年別のパフォー
マンスも見てみましょう。

2018年はマイナスとなっていますが、2017年、2019年はしっかりと
プラスのリターンを残せていることがわかります。

インデックスファンドであれば十分なパフォーマンスでしょう。

年間利回り
2019年 +15.66%(1-9月)
2018年 ▲11.13%
2017年 +18.64%
2016年

※2019年10月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

インデックスファンドに投資をする上で、同じベンチマークを採用
しているファンドとパフォーマンスを比較しておくことは非常に重要です。

見かけのコストは安くても、実際パフォーマンスが伴っていないことも
ありえます。

今回は、同じくMSCIコクサイをベンチマークとして採用している
ニッセイ 外国株式インデックスeMAXIS Slim先進国株式インデックス
比較してみました。

結果はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの勝利です。実質コストの
差がそのまま反映されたような結果ですね。

ニッセイ・アセットのインデックスファンドは実質コストが高くつくことが
多いので、信託報酬だけをあてにせず、実際のパフォーマンスを確認する
ようにしてください。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、
最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計してものを載せます。
2018年10月に一番タイミング悪く買って、2018年12月に一番タイミング
悪く売った場合に最大▲16.46%あなたの資産が目減りした可能性がある
という見方をします。

まだ設定来の期間が短いため、評価しづらい部分ではありますが、
同じベンチマークのインデックスファンドだと、リーマンショック近辺
では50%程下落をしています。

もちろん、上述のように、長期保有することで、しっかりプラスの
リターンを出せていますが、事前にどの程度下落する可能性があるかを
把握することで、大きな下落時にも平常心を保てます。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲10.44%
3カ月 ▲16.46%
6カ月 ▲9.07%
12カ月 ▲11.13%

※2019年10月時点

評判はどう?

続いて、iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評判を
見てみましょう。。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入している
ということなので、評判がいいということになります。

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)は、
2016年の新規設定以来、毎月資金流入しています。

実質コストが安いことからも人気は続いていますね。


※引用:モーニングスター

iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)の評価まとめ

先進国株式への投資を検討するのであれば、MSCIコクサイ・インデックスを
ベンチマークとしているインデックスファンドはとても魅力的だと思います。

国内株式のインデックスファンドに投資をするくらいであれば、間違いなく
MSCIコクサイに連動するインデックスファンドのほうがおすすめです。

積立NISAやiDeCoで投資を検討するのもよいですね。

今日、ご紹介したiFree外国株式インデックスは利回りは高く、コストは
かなり安く魅力的な商品なのですが、直近では、これ以上にコストを抑えた
インデックスファンドが出現しました。

ご存知かもしれませんが、eMAXIS Slim 先進国株式ですね。

ベンチマークが同じであれば、パフォーマンスはほとんど変わりませんので、
現状コストが最安値のeMAXIS Slim 先進国株式に投資をするのがベストでしょう。

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