大和アセットのiFreeNEXTシリーズからまた面白いファンドが登場しました。それがiFreeNEXT NASDAQ100インデックスです。

これまで、日本国内では、NASDAQ100に投資できるのは、野村アセットのNEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信しかありませんでしたが、ついに投資信託でもNASDAQにも投資できるようになりました。

今日は、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスについて徹底分析していきますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

「iFreeNEXT NASDAQ100インデックスって投資対象としてどうなの?」

「iFreeNEXT NASDAQ100インデックスって持ってて大丈夫なの?」

「iFreeNEXT NASDAQ100インデックスより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、悩みは解消すると思います。


iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの基本情報

NASDAQ100とは?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは、NASDAQに上場する非金融銘柄の時価総額上位100銘柄の加重平均で算出しています。

NASDAQはもともと米国のベンチャー企業向けの株式市場として有名ですが、成長した後もナスダック市場に上場を続ける企業も多く、ニューヨーク証券取引所と並んで、アメリカの代表的な株式市場です。

NASDAQにはアップル、アマゾン、マイクロソフトといった一流企業が名前を連ねています。

一般的に使われるNASDAQ総合指数は3000近くの銘柄の加重平均となっていますが、NASDAQ100はその中でも、代表的な銘柄を約100銘柄選んだ指数です。

S&P500やNYダウとは異なり、金融会社が含まれていないことや、指数の乱高下が非常に大きいというのが特徴です。そして、セクター構成比でみると、50%以上が情報技術系の銘柄が占めているのも特徴です。

NASDAQ100の推移は?

インデックスファンドなので、NASDAQ100の過去の推移は必ず把握しておくべきポイントです。そこで、1986年来のNASDAQ100の推移を見てみましょう。

かなり大きく乱高下しているのがわかると思います。

2000年ごろの下落はいわゆるITバブルの影響ですが、最高値から約80%も下落しており、もしその時点で、NASDAQ100に投資をしていたらと思うとぞっとします。

その後、4倍以上に成長していますが、ここまで大きく下落されると、少し手が出しづらいですね。

投資対象は?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの投資対象は、NASDAQ100指数を構成する株式に投資をしていきます。

純資産が小さいときはQQQのようなNASDAQ100に連動するETFを一部組み入れていたのですが、純資産が大きく増加したことで、資金不足は解消したようです。

銘柄を見てもらうとわかりますが、NASDAQ100の上位銘柄はほとんどあなたが聞いたことのあるような会社で構成されていると思います。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの純資産総額がどうなっているか見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができず、インデックスから乖離してしまうリスクがあります。また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは2020年以降大きく、純資産を伸ばしており、ついに493億円に達しました。この規模であれば、問題ありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス の実質コストは、0.533%と近年の超低コストインデックスファンドと比較すると少し割高となっています。

購入時手数料 0
信託報酬 0.495%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.533%(概算値)

※引用:最新運用報告書

「ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?」と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

基準価額をどう見る?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの基準価額は、コロナショックで一時は10,000円を割り込みましたが、その後、大きく急伸し、2022年以降は下落基調となっています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの運用実績を見てみましょう。

直近1年間の利回りは▲1.90%となっており、株式市場が大きく下落する中で、あまり影響を受けていないことが分かります。3年平均利回りは25%を超えており、非常に優秀です。

ただし、この利回りだけを見て、投資判断をしてはいけません。他の類似ファンドとのパフォーマンスをしっかり比較してから投資をするようにしてください。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 ▲1.90%
3年 +25.04%
5年
10年

※2022年10月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは、国際株式の北米カテゴリーに属しています。

パフォーマンスが良く見えても、実はもっと優れたファンド見つかることもありますので、同カテゴリー内でのパフォーマンスは必ず比較するようにしてください。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは優れたファンドが多い北米株カテゴリーで3年平均利回りでは上位10%以内に入っています。インデックスファンドであれば、この順位は十分でしょう。

上位●%
1年 60%
3年 4%
5年
10年

※2022年10月時点

年別の運用利回りは?

つづいて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの年別のパフォーマンスを見てみましょう。

2019年、2020年、2021年と異常に高いパフォーマンスとなっています。その反動で2022年は大きく下落するのか?と思いきや、15%程度の下落に収まっています。

多くの投資家がiFreeNEXT NASDAQ100インデックスに投資をしたがる理由がよくわかります。直近数年間はとにかく米国株は好調です。

年間利回り
2022年 ▲14.75%(1-9月)
2021年 +42.79%
2020年 +38,26%
2019年 +37.93%

※2022年10月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、重要なテーマです。ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみてください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

類似ファンドとの利回り比較

インデックスファンドに投資をするのであれば、類似のインデックスファンドとパフォーマンスを比較してから投資をしても遅くありません。

今回はS&P500に連動するiFree S&P500 インデックスとパフォーマンスの比較を行いました。


※引用:モーニングスター

コロナショック前までは競っていましたが、コロナショック後は大きく差が開いています。

iFree S&P500インデックスも優れた指数ですが、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスのほうがはるかに高い利回りとなっています。ここまで差を付けられると、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスへの投資は十分に価値があると言えます。

ifreeNAS100 ifreeSP500
1年 ▲1.90% +9.24%
3年 25.04% +19.59%
5年 +14.72
10年

※2022年10月時点

アクティブファンドとの利回り比較

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスへの投資を検討するのであれば、同じように米国株式に投資ができるアクティブファンドと比較をしておいても損はありません。

今回は、S&P500構成銘柄の中から優れた銘柄を厳選して投資を行うアライアンス・バーンスタインの米国成長株投信Bコースと比較を行いました。


※引用:モーニングスター

こちらもコロナショック前までは米国成長株投信のほうが勝っていましたが、コロナショック後は大きく差をつけています。

米国成長株投信は米国のアクティブファンドの中でも優秀な部類に入るファンドですので、それを上回っているインデックスファンドは恐ろしいですね。

ifreeNAS100 米国成長株投信
1年 ▲1.90% ▲2.18%
3年 25.04% +19.77%
5年 +16.49%
10年 +20.33%

※2022年10月時点

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。

そこでiFreeNEXT NASDAQ100インデックスの最大下落率を調べてみました。

下落率
1カ月 12.04%
3カ月 ▲19.38%
6カ月 15.91%
12カ月 ▲4.13%

※2022年10月時点

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの最大下落率は、2018年10月~12月の19.38%となっており、今回のコロナショックはそこまで大きな影響がなかったことがわかります。

ただし、NASDAQ100はもともと値動きが大きい指数ですので、今は好調ですが、必ずどこかで大きな下落を経験することになります。その覚悟だけはしながら、投資をするようにしてください。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

※2022年10月時点

評判はどう?

続いて、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス評判を見てみます。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入しているということなので、評判がいいということになります。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは直近で資金流入額がどんどん増加しています。

コロナショックをうまく乗り切ったという点が評価されてのことだと思いますが、評判・人気はどんどん高まっています。


※引用:モーニングスター

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス の評価まとめと今後の見通し

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスはiFree S&P500インデックスやアライアンスバーンスタインの米国成長株投信と比較をしても、十分なパフォーマンスを残しています。

今後も一桁後半~二桁のリターンが期待できそうです。

コストはインデックスファンドにしては割高ですが、このパフォーマンスを維持できるのであれば、決して高い支払いではありません。

1点だけ注意しておいてほしいのは、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスはもともと値動きが大きい銘柄です。

今は好調なので、急上昇していますが、どこかのタイミングで必ず大きく下落するタイミングをあなたは経験することになります。そこで慌てふためいてファンドを売却してしまっては元も子もありませんので、絶対売却しないという強い心構えで投資を始めるようにしてください。

そうすれば、中長期で大きなリターンが期待できるファンドだと思います。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点