1996年に設定され長年運用されている日本新興株オープン。

今まで、なかなか日の目を見ることはありませんでしたが、
直近のパフォーマンスが好調なこともあり、注目を集め始めました。

こういった銘柄を見ると、改めて長期保有の重要性に気づかされます。
今日は、日本新興株オープンについて徹底分析していきますので、
購入を検討している方や現在保有している方は参考にしてください。

日本新興株オープンの基本情報

投資対象は?

日本新興株オープンの投資対象はJASDAQ上場しており、中長期的に成長が期待できる株式です。
JASDAQ上場企業は、東証一部上場銘柄と比べて、企業規模が小さく、社会構造の変化に
柔軟に対応するなどによって、大きな成長を遂げる可能性を秘めています。

また新興企業銘柄は、開示情報が相対的に少ないため、企業訪問などを通じて、
しっかり調査をすることで、お宝銘柄にたどり着く可能性があります。

それでは、具体的に組入れている銘柄を見ていきましょう。
現在は93銘柄で構成されており、そのうちの上位銘柄を下に載せます。

1位の日本マクドナルドホールディングスは、皆がご存じのマクドナルドです。
2位のUUUMは最近よく名前を聞くようになりましたが、YouTuberのプロデュースを
行っている企業ですね。あのHIKAKIN氏もUUUMに所属しています。

3位の夢の街創造委員会は、出前やデリバリーの総合サイト出前館を運営している会社です。

純資産総額は?

続いて、日本新興株オープンの純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、
予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

日本新興株オープンは、2013年ごろから大きく基準価額を伸ばしていますが、
純資産総額は思ったより伸びず、現在は250億円前後を推移しています。
規模として問題はありませんね。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

日本新興株オープンの実質コストは1.819%となっており、購入時手数料と合わせると、
かなり割高です。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.6416%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.819%(概算値)

日本新興株オープンの評価分析

基準価額をどう見る?

日本新興株オープンの基準価額は、直近3年間で2倍近くになっています。
2018年以降は、調整局面に入っており、なかなか再浮上の糸口が
つかめていないような状況です。

利回りはどれくらい?

日本新興株オープンの直近1年間の利回りは、+22.56%です。
3年平均、5年平均、10年平均利回りがすべて20%程度となっており、
かなり高いパフォーマンスを実現できていることがわかりますね。

リスクは大きいものの、リターンも大きい日本小型株の典型的なファンドです。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある程度は
予想できますが、やはり実際に下落した度合いをみたほうがイメージがわきます。

日本新興株オープンは2000年3月~2001年2月までに最大▲67.90%下落しました。
リターンも大きいですが、やはりリスクも大きいファンドであることがわかります。

一時的には下落するにしてもそのあとしっかり回復してきますので、
リスクを取ってでも資産を増やしたいと言う人が長期で保有するのであれば、
検討する価値のあるファンドであると思います。

評判はどう?

日本新興株オープンの評判はネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ日本新興株オープンを購入している人が
多いということなので、評判がよくなっているということです。

日本新興株オープンは、2017年後半からは毎月資金の流入が続いており、
評判が良くなってきていることがわかります。

2016年ごろから悪くないパフォーマンスにはなっていましたが、
当時はまだ資金が流出していましたので、直近になって
優良なファンドであると再評価されていることがわかります。

日本新興株オープンの今後の見通し

パフォーマンスでも見たように、年平均利回りで20%以上を維持できていることから、
今後も、同程度の利回りが期待できると思います。

日本株はダメだと言われることもありますが、新興企業銘柄は十分に伸びしろが
あるものも多いということですね。ただし、最大下落率でも見たように、
下落するときは大きく下落するので注意が必要です。

大きく下落することも考慮しつつ、長期で保有をしていけば、良い結果が得られるでしょう。