1996年に設定され長年運用されている日本新興株オープン。
今まで、なかなか日の目を見ることはありませんでしたが、
直近のパフォーマンスが好調なこともあり、注目を集め始めました。

こういった銘柄を見ると、改めて長期保有の重要性に気づかされます。

今日は、日本新興株オープンについて徹底分析していきますので、
購入を検討している方や現在保有している方は参考にしてください。

日本新興株オープンの基本情報

投資対象は?

日本新興株オープンの投資対象はJASDAQ上場しており、中長期的に
成長が期待できる株式です。

JASDAQ上場企業は、東証一部上場銘柄と比べて、企業規模が小さく、
社会構造の変化に柔軟に対応するなどによって、大きな成長を遂げる
可能性を秘めています。

また新興企業銘柄は、開示情報が相対的に少ないため、企業訪問など
を通じて、しっかり調査をすることで、お宝銘柄にたどり着く可能性
があります。

それでは、具体的に組入れている銘柄を見ていきましょう。

現在は83銘柄で構成されており、1位の日本マクドナルドは、
皆さんがご存じのマクドナルドです。

2位の東映アニメーションはワンピースやプリキュアなどのテレビ
アニメ作品を制作している会社です。

3位のワークマンは工場作業向けの作業服・関連用品の専門店で
国内最大手の企業です。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、日本新興株オープンの純資産総額はどうなっているか
見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

日本新興株オープンは、2013年ごろから大きく基準価額を伸ばして
いますが、純資産総額は思ったより伸びず、現在は220億円前後を
推移しています。規模として問題はありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

日本新興株オープンの実質コストは1.893%となっており、
購入時手数料と合わせると、かなり割高です。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.642%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.893%(概算値)

実質コストを加味しても、圧倒的に高いリターンを出している国内小型株ファンドランキング

日本新興株オープンの評価分析

基準価額をどう見る?

日本新興株オープンの基準価額は直近3年間で2倍近くになっています。

2018年以降は、調整局面に入っており、なかなか再浮上の糸口がつかめて
いません。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

日本新興株オープンの直近1年間の利回りは、▲13.10%です。

3年平均、5年平均、10年平均利回りがすべて15%を超えており、
かなり高いパフォーマンスを実現できていることがわかりますね。

リスクは大きいものの、リターンも大きい日本小型株の典型的な
ファンドです。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲13.10% 20%
3年 20.24% 12%
5年 16.01% 26%
10年 21.38% 8%

※2019年3月時点

標準偏差は?

日本新興株オープンの標準偏差を見てみると、同カテゴリー内では
平均よりも下位にランクインしています。

パフォーマンスは優れていますが、基準価額の変動幅は大きいと
覚えておいてください。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 22.48 50%
3年 19.11 51%
5年 17.84 65%
10年 21.83 88%

※2019年3月時点

年別のパフォーマンスは?

日本新興株オープンの年別の運用パフォーマンスも下に載せておきます。

2018年は10%超のマイナスとなってしまいましたが、それ以外の年では
毎年10%超のリターンを維持できており、非常に高いパフォーマンスを
実現しています。

年間利回り
2018年 ▲14.13%
2017年 +60.42%
2016年 +12.49%
2015年 +12.20%
2014年 +9.85%

※2019年3月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

日本新興株オープンへの投資を検討するのであれば、低コストの
インデックスファンドよりもパフォーマンスが高くなければ、
投資する価値がありません。

そこで、日経225に連動する代表的なインデックスファンドである
ニッセイ 日経225インデックスファンドと比較をしてみました。

結果は、日本新興株オープンの圧勝です。これくらいパフォーマンスに
差がついていると、高いコストでも投資をしたくなりますね。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある
程度は予想できますが、やはり実際に下落した度合いをみたほうが
イメージがわきます。

日本新興株オープンは2000年3月~2001年2月までに最大▲67.90%
下落しました。

リターンも大きいですが、やはりリスクも大きいファンドであること
がわかります。

一時的には下落するにしてもそのあとしっかり回復してきますので、
リスクを取ってでも資産を増やしたいと言う人が長期で保有するので
あれば、検討する価値のあるファンドであると思います。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲24.68%
3カ月 ▲47.22%
6カ月 ▲49.80%
12カ月 ▲67.90%

※2019年3月時点

評判はどう?

日本新興株オープンの評判はネットでの書き込みなどで調べる方法も
ありますが、判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ日本新興株オープンを
購入している人が多いということなので、評判がよくなっていると
いうことです。

日本新興株オープンは、2017年後半からは毎月資金の流入が続いており、
評判が良くなってきていることがわかります。

2016年ごろから悪くないパフォーマンスにはなっていましたが、当時は
まだ資金が流出していましたので、直近になって優良なファンドである
と再評価されていることがわかります。


※引用:モーニングスター

日本新興株オープンの今後の見通し

パフォーマンスでも見たように、年平均利回りで20%以上を維持
できていることから、今後も、同程度の利回りが期待できると思います。

日本株はダメだと言われることもありますが、新興企業銘柄は十分に
伸びしろがあるものも多いということですね。

ただし、最大下落率でも見たように、下落するときは大きく下落する
ので注意が必要です。

大きく下落することも考慮しつつ、長期で保有をしていけば、良い結果
が得られるでしょう。

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