中長期で高いパフォーマンスを出しながらも、あまり注目を集めて
いないOne 国内株オープン『自由演技』。

国内大型株を組み入れているファンドでは、中長期でTOPIXや
日経225にパフォーマンスで負けてしまうことが多い中で、着実に
実績を積み重ねています。

今日は、One 国内株オープン『自由演技』について徹底分析
していきたいと思います。

One 国内株オープン『自由演技』を保有中もしくは、購入を
検討している方はぜひ参考にしてください。

One 国内株オープン『自由演技』の基本情報

投資対象は?

One 国内株オープン『自由演技』 の投資対象は、日本国内の株式です。

大型株、中小型株を機動的に入れ替え、TOPIXを上回るパフォーマンス
を目指します。

運用のイメージとしては、大型株でTOPIXに連動するように銘柄を
選定し、中小型株で超過収益を狙っていくようなイメージです。

現在の組入銘柄数は140銘柄となっており、大型株55.1%、中型株23.5%、
小型株21.4%となっています。

つづいて、組入上位銘柄を見てみましょう。上位10銘柄のうち
ほとんどが大企業となっています。

1位のエムアップはPC、携帯コンテンツ配信事業を展開しており、
芸能人のファンサイトの運営をメインで行っている会社ですね。


※引用:マンスリーレポート

運用の特徴は?

ファンドマネジャーの酒井さんは、3500社を超す企業の決算を
すべて自らチェックしています。

よくいる日本のファンドマネジャーであれば、企業経営者との対話を
重視し、データでは測れない経営者の質などをじっくり見極めてから、
投資判断を行いますが、酒井さんの場合は、取引時間中に前日に決算を
発表した銘柄について、株価の反応を見て、素早い投資判断を心がけています。

決算説明会等には、ほとんど参加せず、引け後から翌日の寄り付き
までの間に、前日に発表されたほぼすべての銘柄に目を通すことで、
ファンドに組み入れる銘柄の選択肢を広げています。

純資産総額は?

続いて、One 国内株オープン『自由演技』 の純資産総額はどう
なっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

One 国内株オープン『自由演技』 は、2016年ごろから注目を
集め始め、純資産を大きく伸ばしています。

直近はパフォーマンスが優れないため、純資産が減少して
いますが、現在230億円となっており、規模としては問題
ありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

One 国内株オープン『自由演技』 の実質コストは1.956%と
前期よりは下がっていますが、初期購入時手数料と合わせると
5%を超えてきますので、いくら良いファンドでも、慎重に
選定する必要があります。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.76%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.956%(概算値)

※引用:最新運用報告書

実質コストを加味して、圧倒的に高いリターンを出している国内大型株ファンドランキング

One 国内株オープン『自由演技』の評価分析

基準価額をどう見る?

One 国内株オープン『自由演技』 の基準価額は、2016年ごろから
右肩上がりに上昇していましたが、2018年10月以降は低調で
推移しています。

2019年に入っても、国内株の一部のファンドでは、大きく反発
してきましたが、One 国内株オープンは少し戻した程度です。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

One 国内株オープン『自由演技』の直近1年間の利回りは、▲13.02%
となっていますが、3年、5年、10年平均利回りでは、10%を超えており、
同カテゴリーのランキングでも上位1割に入っています。

短期的なパフォーマンスは良いに越したことはありませんが、
これだけ長期のパフォーマンスがよければ、あまり気にする
必要はないでしょう。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲13.02% 77%
3年 +11.84% 8%
5年 +12.55% 1%
10年 +12.45% 1%

※2019年10月時点

標準偏差は?

標準偏差は基準価額の変動幅の大きさを比較するときに役立ちます。

One 国内株オープン『自由演技』の標準偏差を見てみると、
3年平均で14程度なので、まさに国内大型株ファンドと
同じくらいの水準です。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 20.32 65%
3年 14.64 68%
5年 15.56 36%
10年 17.38 64%

※2019年10月時点

年別のパフォーマンスは?

DIAM 国内株オープン『自由演技』の年別のパフォーマンスを
見てみると、2014~2017年は毎年二桁以上の利益を出しています。

2018年はなかなか厳しい結果となってしまいましたが、
2019年も引き続き10%超のパフォーマンスとなているので、
非常に優れた結果を残していると言えますね。

年間利回り
2019年 +10.67%(1-9月)
2018年 ▲19.32%
2017年 +33.80%
2016年 +12.65%
2015年 +25.57%
2014年 +16.31%

※2019年10時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

高コストのアクティブファンドに投資を検討するのであれば、
事前に低コストのインデックスファンドとパフォーマンスを
比較しておいて損はありません。

今回は、国内株の代表的な指標である日経225に連動する
ファンドとパフォーマンスを比較しました。

終始、One国内株オープンはパフォーマンスで上回っていた
のですが、直近ニッセイ 日経225インデックスファンドに
追い抜かれてしまっています。

ただ、中長期のパフォーマンスで比べると、やはりOne
国内株オープンのほうが上回っているので、投資する
価値はあると言えます。


※引用:モーニングスター

One 国内株オープン ニッセイ 日経225
1年利回り ▲13.02% ▲8.01%
3年平均 +11.84% +11.67%
5年平均 +12.55% +7.86%
10年平均 +12.45% +9.66%

※2019年10月時点

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある
程度は予想できますが、やはり実際に下落した度合いをみたほうが
イメージがわきます。

One 国内株オープン『自由演技』 は、2007年11月~2008年10月末
の間に最大▲50.43%下落しています。

リーマンショック級の大暴落が来ない限りは大丈夫ですが、いくら
パフォーマンスが良くても下落するときは下落します。

下落局面は精神的に耐えられるかが勝負なので、くれぐれもすぐに
売り払わないように注意しましょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲19.91%
3カ月 ▲34.28%
6カ月 ▲40.32%
12カ月 ▲50.43%

※2019年10月時点

評判はどう?

One 国内株オープン『自由演技』 の評判はネットでの書き込みなど
で調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけOne 国内株オープン
『自由演技』 を購入している人が多いということなので、評判が
よくなっているということです。

One 国内株オープン『自由演技』は、これだけパフォーマンスが
優れているにもかかわらず、あまり流入超過となってはいません。

特に直近はパフォーマンスも大してよくないので、2019年に入って
からは流出超過が続いていますね。


※引用:モーニングスター

DIAM 国内株オープン『自由演技』 の今後の見通し

10年以上、日経平均を上回るパフォーマンスを出し続けて
いますので、今後も年10%程度の利回りは期待してもよいと思います。

国内大型株の比率が高いファンドというのは、大半が日経平均に
勝てていないという現状がありますが、スパークスの厳選投資と
並んで、日経平均をアウトパフォームしている数少ないファンドです。

国内のインデックスファンドに投資するくらいであれば、
DIAM 国内株オープン『自由演技』への投資を検討したほうが
間違いないですね。

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