1998年から多くの投資家に愛され続けている日興アセットマネジメントの
日経225ノーロードオープン。

日本の代表的な指数と言えば、日経225かTOPIXですが、パフォーマンスの観点から
日経225のほうが多くの投資家に人気があります。

インデックスファンドについては、近年超低コストが進んでおり、同じベンチマークの
ファンドなのであれば、乗り換えを検討するタイミングに来ているとも言えます。

果たして、日経225 ノーロードオープンはどうなのか今日は徹底分析していきます。

日経225ノーロードオープンの基本情報

投資対象は?

日経225ノーロードオープンの投資対象は、日本国内の株式で、日経平均株価の動きに
連動するような投資成果を目指します。現在の組入銘柄は東証一部の225銘柄と
なっています。

組入上位銘柄は以下のようになっており、ほぼ日経平均の組入比率と同じになっています。
日経平均株価は株価の高い値嵩株の影響を受けやすいため、TOPIXのほうがよいという
意見もありますが、影響を受けようが受けまいが、パフォーマンス次第というのが
私の持論です。


※引用:マンスリーレポート2018年10月

純資産総額は?

続いて、日経225ノーロードオープン の純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

日経225ノーロードオープンの純資産総額は、現在1900円となっており、
直近大きく純資産が増加しています。


※引用:マンスリーレポート2018年10月

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

日経225ノーロードオープンの実質コストは0.871%となっており、近年の低コストファンド
と比べるとかなり割高です。残念ながら、このコストでは他の低コストファンドと戦えません。

購入時手数料 0
信託報酬 0.864%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.871%(概算値)

※第20期 運用報告書(決算日2018年8月10日)より

日経225ノーロードオープンの評価分析

基準価額の推移は?

日経225ノーロードオープンの基準価額は、2016年から2018年1月まで大きく
成長しました。

その後、大きな暴落を経験しましたが、ようやく2018年1月頭の高値を更新した
ところで、また大きな暴落があり、2018年は厳しい結果となりそうです。


※引用:モーニングスターWEBサイト2018年11月時点

利回りはどれくらい?

日経225ノーロードオープン の利回りを見てみましょう。

直近1年間の利回りは+0.79%と何とかプラスを維持しています。
5年、10年の平均利回りが10%以上となっており、インデックスファンド
としては十分なパフォーマンスとなっています。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※引用:モーニングスターWEBサイト2018年11月時点

四半期別運用パフォーマンスは?

日経225ノーロードオープンの四半期別の運用パフォーマンスを見てみると、
2014年から毎年プラスを維持でいている点は非常に評価できますね。


※引用:モーニングスターWEBサイト2018年11月時点

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

続いて、日経225をベンチマークとする類似ファンドとのパフォーマンスを
比較してみましょう。

ほぼどのファンドも同じ動きをしているのですが、この4ファンドの中では、
日経225ノーロードオープンが一番パフォーマンスが悪くなっています。

この原因は、コストにあり、他の4ファンドは信託報酬が0.1%台であるため、
どうしても差がついてしまいます。

長期保有すると、このわずかな差が大きな差になりますので、eMAXIS Slim国内株式
やiFree日経225インデックスあたりに投資をするのが無難でしょう。

※引用:モーニングスターWEBサイト2018年11月時点

最大下落率は?

投資するのであれば、ファンドがどの程度下落する可能性があるのかは
知っておきたいところです。

もちろん標準偏差から変動幅を予測することはできますが、やはり過去に
どの程度下落したことがあるのかを調べるのがよいでしょう。

日経225ノーロードオープンは2007年11月~2008年10月の間に最大48.37%
下落しています。

リーマンショック級の下落が早々来るものではないですが、株式ファンドは
こういうこともあり得ると肝に銘じて起きたほうがよいです。

下落したタイミングで売ってしまうのが最悪ですので、下落しても動じずに
長期で保有しましょう。


※引用:モーニングスターWEBサイト2018年11月時点

評判はどう?

日経225ノーロードオープンの評判はネットでの書き込みなどで調べる方法も
ありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ日経225ノーロードオープンを
購入している人が多いということなので、評判がよくなっているということです。

日経225ノーロードオープンは、10月に大きな資金流入があり、純資産総額を大きく
伸ばしました。コストが4分の1以下の同じファンドが出てきている中での、
この資金流入は理解に苦しみます。


※引用:モーニングスターWEBサイト2018年11月時点

日経225ノーロードオープンの今後の見通し

日本株は今後成長に期待できないという声もありますが、直近で日経平均が
バブル期の高値を更新しました。

アメリカの対中貿易摩擦の長期化懸念はあるものの、中長期的にはまだまだ
成長余力があると考えます。

ただ、日経225をベンチマークとしているファンドは、数多くあり、その中でも
コストがかなり割高な日経225 ノーロードオープンを選択する理由はありません。

もし日経225に連動するインデックスファンドを検討しているのであれば、
コスト最安値のeMAXIS Slim国内株式(日経平均)がよいでしょう。