1995年に設定されて以来、1000億円超の資金を運用し続けているMHAM 株式インデックスファンド225。

アセマネOneはみずほ信託銀行の運用部門と新光投信、DIAMアセットが事業統合したという背景もあり、1000億円超の規模の似たようなインデックスファンドが複数存在しています。

1000億円超の純資産がありますので、当然人気のファンドであることには違いないのですが、近年インデックスファンドは熾烈な低コスト競争が繰り広げられており、私たちもよりコストの安いインデックスファンドを選択できるようになっています。

そんな中で、MHAM 株式インデックスファンド225はどのようなポジションにいるのか、今日は徹底分析していきたいと思います。

「MHAM 株式インデックスファンド225って投資対象としてどうなの?」

「MHAM 株式インデックスファンド225って持ってて大丈夫なの?」

「MHAM 株式インデックスファンド225より良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、悩みは解消すると思います。


MHAM 株式インデックスファンド225の基本情報

投資対象は?

MHAM 株式インデックスファンド225の投資対象は、日本国内の株式で、日経平均株価の動きに連動するような投資成果を目指します。日経平均株価に採用されている銘柄で200~225銘柄に等株数投資をしていきます。

現在の組入銘柄数は225銘柄となっているので、ほぼ100%連動していることになりますね。組入銘柄上位の銘柄は以下のようになっています。


※引用:マンスリーレポート

つみたてNISAとiDeCoの対応状況は?

MHAM 株式インデックスファンド225のつみたてNISAとiDeCoの対応状況ですが、残念ながら、つみたてNISA、iDeCoともに対応していません。

つみたてNISA iDeCo
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※2022年10月時点

純資産総額は?

続いて、MHAM 株式インデックスファンド225 の純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。純資産総額が多いほうが、ファンドマネージャーが資金を投資する際に有利であったり、他の投資家の解約の際の影響が小さくなりますので、優れた投資信託と言えます。

投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその投資信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなることもありますので注意が必要です。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

MHAM 株式インデックスファンド225の純資産総額は、現在は約1520億円となっており、ここ10年ほどは同程度の水準を維持しています。規模の問題はありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

MHAM 株式インデックスファンド225の実質コストは0.553%となっており、近年の低コストファンドと比べるとかなり割高です。

さらに今どき購入時手数料を取るなんていうのもあり得ないですね。残念ながら、このコストでは他の低コストファンドと戦えません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 2.2%(税込)※上限
信託報酬 0.55%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.553%(概算値)

※引用:最新運用報告書

「ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?」と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

MHAM 株式インデックスファンド225の評価分析

基準価額をどう見る?

MHAM 株式インデックスファンド225の基準価額は、コロナショックで大きく下落した後、2020年末までは上昇を続けました。

しかし、2021年以降は、伸び悩んでおり、2022年入ってさらに下落が続いています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

MHAM 株式インデックスファンド225 の利回りを見てみましょう。

直近1年間の利回りは▲10.50%となっています。より長期のパフォーマンスでは平均利回りで6%以上あります。

投資信託は長期保有が前提となりますので、長期のパフォーマンスのほうが参考になると考えると、今後も1桁後半の利回りは十分期待できそうです。

ただ、この時点で、投資判断はしてはいけません。他にも優れたファンドがあるかもしれませんので、しっかり比較してから投資をするようにしてください。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 ▲10.50%
3年 +7.45%
5年 +6.43%
10年 +12.75%

※2022年10月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している国内大型株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

MHAM 株式インデックスファンド225は、国内大型グロースカテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同じカテゴリーでも優秀なパフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、同カテゴリー内でのパフォーマンスのランキングは事前に調べておいて損はありません。

MHAM 株式インデックスファンド225は一見すると、かなり優れた成果を残しているように見えますが、同カテゴリーの中では平均~平均以下の結果になっています。

上位●%
1年 40%
3年 67%
5年 42%
10年 59%

※2022年10月時点

年別の運用利回りは?

MHAM 株式インデックスファンド225の年別の運用パフォーマンスを見てみましょう。

2018年、2022年はマイナスとなっていますが、それ以外の年では着実にプラスのリターンを残しています。これだけ増えるのであれば、銀行預金などするよりもはるかにいいですね。

年間利回り
2022年 ▲8.68%(1-9月)
2021年 +6.01%
2020年 +17.56%
2019年 +19.99%
2018年 ▲10.80%
2017年 +20.55%
2016年 +1.69%
2015年 +10.26%
2014年 +8.29%

※2022年10月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、重要なテーマです。ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみてください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

類似ファンドとの利回り比較

MHAM 株式インデックスファンド225へ投資をするのであれば、他のインデックスファンドとパフォーマンスを比較してからでも遅くはありません。

実質コストを込みで考えると、信託報酬が安くても、パフォーマンスが優れないといったことが時々起こります。

今回は、日経225に連動するインデックスファンドの中でも、信託報酬が最安値のeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)と利回りを比較をしてみました。


※引用:モーニングスター

結果は信託報酬分、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)のほうが勝ちました。

長期運用を前提とした場合、年間数%の差が大きな差を生むことになりますので、できる限りコストは安いファンドを選ぶようにしてください。

MHAM株式 slim 国内株式
1年 ▲10.50% ▲10.14%
3年 +7.45% +7.90%
5年 +6.43%
10年 +12.75%

※2022年10月時点

アクティブファンドとの利回り比較

MHAM 株式インデックスファンド225のようなインデックスファンドに投資をするのであれば、コストは高くなるものの高い利回りが期待できるアクティブファンドと利回りを比較してから投資をしても遅くはありません。

今回は、国内のアクティブファンドで有名なスパークスの新・国際優良日本株ファンド『厳選投資』と比較をしました。


※引用:モーニングスター

直近3年間のパフォーマンスを見ると、かなり競っていることがわかります。

この数値だけを見ると、あえて高いコストを支払ってまでアクティブファンドに投資をするメリットはないように思えます。

ただ、10年平均利回りでみると、厳選投資のほうがパフォーマンスで大きく差をつけていますので、インデックスファンド以外へも投資を検討してみるのもありですね。

MHAM株式 厳選投資
1年 ▲10.50% ▲22.13%
3年 +7.45% +5.38%
5年 +6.43% +5.59%
10年 +12.75% +16.29%

※2022年10月時点

最大下落率は?

投資するのであれば、ファンドがどの程度下落する可能性があるのかは知っておきたいところです。もちろん標準偏差から変動幅を予測することはできますが、やはり過去にどの程度下落したことがあるのかを調べるのがよいでしょう。

期間 下落率
1カ月 ▲23.84%
3カ月 ▲35.74%
6カ月 ▲41.78%
12カ月 ▲48.10%

※2022年10月時点

MHAM 株式インデックスファンド225は2007年11月~2008年10月の間に最大48.10%下落しています。リーマンショック級の下落が早々来るものではないですが、株式ファンドはこういうこともあり得ると肝に銘じて起きたほうがよいです。

下落したタイミングで売ってしまうのが最悪ですので、下落しても動じずに長期で保有しましょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

評判はどう?

MHAM 株式インデックスファンド225の評判はネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけMHAM 株式インデックスファンド225を購入している人が多いということなので、評判がよくなっているということです。

MHAM 株式インデックスファンド225は、流入超過となっている月もありますが、全体としては流出傾向にあります。

コストが半分の1以下の同類ファンドが出てきていますので、当然と言えば当然の結果です。


※引用:モーニングスター

MHAM 株式インデックスファンド225 の評価まとめと今後の見通し

日経平均株価のトレンドは上昇トレンドから下落トレンドに変わりました。

年5%程度の利回りであれば、これからも期待できますが、ここ数年の年10%台のリターンを期待するのは難しいと思います。

また、超低コストのインデックスファンドが多数登場している中で、MHAM 株式インデックスファンド225を選択するかはよく検討する必要があります。

どのファンドも日経225に連動するので、パフォーマンスは変わりません。そうすると、コストが安いかどうかがあなたの手元に残る利益を左右することになります。

近年では、ETFと変わらないレベルの超低コストファンドが出てきていますので、日経225に連動するインデックスファンドに投資をしたいのであれば、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)のほうがおすすめではあります。

またより高い利回りを目指すのであれば、厳選投資のようなインデックスファンドを上回る運用を長期間続けているアクティブファンドも数は少ないですが、存在しています。

アクティブファンドはコストが高いからダメと安易に判断せず、しっかりと比較をしてほしいと思います。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点