2016年にモーニングスターのファンド・オブ・ザ・イヤーで国際株式型部門 最優秀賞を
とった日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)。

株式型ファンドでありながら、とにかく損をしないことを投資哲学としており、
あのリーマンショックで多くの株式型ファンドが40%を超える損失を出していたなかで、
損失を20%程度に抑えました。

一貫した投資哲学を実践している日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)は
果たして、投資に値するファンドなのか、徹底分析していきたいと思います。

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の基本情報

投資対象は?

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の投資対象は、世界の株式です。
PBRやフリーキャッシュフロー等の財務内容から十分に割安だと判断できる銘柄に
投資をしていきます。

組入銘柄は現在142銘柄となっており、資産配分比率は下図のようになっています。
特徴としては、安全資産である現金・金関連で30%近くの比率となっている点ですね。
ただ、個人的に金ETFを組み込んでいるファンドで運用がうまくいっている先を
あまり知りません。


※2018年9月時点

運用体制は?

実際の運用は200年を超える歴史と経験を有するファースト イーグル社が行います。
ファーストイーグル社の独自の投資スタイルとして、

①いつの時代にも必要とされる企業を厳選

ファーストイーグル社は、いつの時代にも必要とされ、圧倒的な市場シェアを有し、
安定的に成長し続けると考えられる企業を選定します。

②投資機会を逃さないための現金を保有

さきほど現金を2割近く保有しているという話をしましたが、
現金は突然の投資機会を逃さないようにするために保有しています。

③不測の事態に備えた守りの金

リスクコントロールを主目的として株式と動きが異なる金を保有しています。

純資産総額は?

続いて、日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の純資産総額はどうなっているか
見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと
思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができなかったり、
純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを
生む可能性がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)は、現在1860億円あり、非常に人気のある
ファンドとなっています。損をしない運用というのが人気を集めている秘訣のようですね。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の実質コストは2.0096%となっています。
ファンド・オブ・ファンズで外国籍ファンドに投資をしていることがコスト上昇の大きな要因です。

購入時手数料 3.78%(税込)
信託報酬 2.0096%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 2.0096%(概算値)

※第87期 運用報告書(決算日2018年6月5日)より

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の評価分析

基準価額の推移は?

分配金再投資基準価額(青線)を見ると、緩やかにではありますが、
上昇していることがわかります。

一方で、基準価額は緩やかに下落していますので、
ファンドの収益力よりやや高い分配が行われているようですね。

利回りはどれくらい?

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の利回りを見てみましょう。
直近1年間の利回りは+3.64%と3年平均利回りが3.25%、5年平均利回りが7.29%と
なっています。

カテゴリーランキングでは下位に位置していますが、株式型ファンドで株式以外の
保有比率が高いため、このような結果となっています。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※2018年9月時点

四半期別運用パフォーマンスは?

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の四半期別の運用パフォーマンスも
下に載せておきます。こちらもあわせて検討材料として利用してください。

分配金の推移は?

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の分配金は2014年以前から
毎月100円の分配をしていましたが、今年の8月についに分配金を毎月50円に
まで下げました。

これで分配金余力は回復しましたが、分配金余力は16カ月程度しかないので、
また1年程度で減配となる可能性はありますね。

評判はどう?

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)を
購入している人が多いということなので、評判が良くなっているということです。

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)は、2017年以降、毎月資金が流入超過と
なっており、評判は良いようです。

個人的には毎月決算型に投資するよりは資産成長型のほうがおすすめではあると思います。

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の今後の見通し

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の投資スタンスというのは、私が好む手法です。
リスクを下げるために、債券やREITをとりあえず入れているようなバランスファンドよりも、
リスクを下げるためにキャッシュや金といった安全資産の比率を高めるほうが運用が
うまくいくと思っています。

ですので、当ブログでは、自分がこれだ!と思えるファンドを見つけたら、そのファンドへの
投資金額と自分の現金の割合を調整することでリスク管理をすることをお勧めしています。

日興レジェンド・イーグル・ファンド(毎月決算)の場合は、株式ファンドとしてみると、
他の株式型ファンドにパフォーマンスでは勝てませんが、実態はバランス型ファンドに近い
考え方なので、バランス型ファンドとパフォーマンスを比較したほうがよいかもしれませんね。

今後の見通しとしては、ファースト イーグル社が運用するサブファンドは長いトラックレコード
があり、安定した収益をあげていますので、今と同程度のリターンであれば、十分期待できる
と思います。

ただ、投資するのであれば、毎月決算コースではなく、資産成長コースへの投資をするべきでしょう。