1985年に設定以来、長期間投資家に愛されている大和投信のストック
インデックスファンド225。

他のインデックスファンド何か違いがあるのかというと、そういう
わけではありませんが、500億円以上の純資産を維持できている
というのは、人気が衰えていないという証拠です。

近年は、日経225に連動するインデックスファンドの低コスト競争
が激化しており、厳しい環境にありますが、はたしてどのような
ポジションにいるのでしょうか?

今日は、ストックインデックスファンド225について徹底分析して
いきます。

ストックインデックスファンド225の基本情報

投資対象は?

ストックインデックスファンド225の投資対象は、日本国内の株式で、
日経平均株価の動きに連動するような投資成果を目指します。

日経平均株価に採用されている銘柄で200銘柄以上に等株数投資を
していきます。

現在の組入銘柄数は225銘柄となっているので、ほぼ100%連動して
いることになりますね。組入銘柄上位の銘柄は以下のようになっています。


※引用:マンスリーレポート2018年11月末

ベンチマークの推移は?

インデックスファンドに投資をするのであれば、ベンチマークに
採用されている指標が過去にどのように推移をしているのかを
確認しておくことはとても重要です。

いくらコストが安くても、ベンチマークが右肩上がりに成長
しなければ、あなたの資産は目減りするだけです。

日経平均株価の推移を以下に示します。

2007年~2008年のリーマンショック以降で見ると、リーマン
ショック前の水準から+50%程度上昇していますが、1990年ごろ
につけた高値の半値くらいの位置にいることがわかります。

国内株のインデックスファンドに投資をしたいのであれば、
日経225をおすすめはしますが、私個人としてインデックス
ファンドに投資をするのであれば、日経225は選択しません。


※引用:交付目論見書2018年10月版

純資産総額は?

続いて、ストックインデックスファンド225 の純資産総額はどう
なっているか見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを
含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ストックインデックスファンド225の純資産総額は、現在約800億円と
なっており、リーマンショック以降は700~800億円あたりを推移しています。


※引用:マンスリーレポート2018年11月末時点

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ストックインデックスファンド225の実質コストは0.566%と
なっており、近年の低コストファンドと比べるとかなり割高です。

さらに今どき購入時手数料を取るなんていうのもあり得ないですね。
残念ながら、このコストでは他の低コストファンドと戦えません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 2.16%
信託報酬 0.5616%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.566%(概算値)

※第33期 運用報告書(決算日2018年9月19日)より

実質コストを加味して、私が絶対オススメできる最強のインデックスファンドまとめ

ストックインデックスファンド225の評価分析

基準価額の推移は?

ストックインデックスファンド225の基準価額は、2016年~2018年1月
まで大きく成長しました。

2018年1月以降はじわじわと上昇してきましたが、10月以降は株式市場
全体が下落した流れを受けて、大きく下落しています。


※引用:モーニングスターWEBサイト

利回りはどれくらい?

ストックインデックスファンド225 の利回りを見てみましょう。

直近1年間の利回りは▲0.23%とかなり厳しい結果となっています。
ただこれでも上位3割に入るパフォーマンスですので、国内株式市場
がいかに苦戦しているかがよくわかります。

3年、5年、10年の平均利回りは5%以上を超えてきていますので、
しっかり長期保有をすればインデックスファンドとしては十分な
パフォーマンスとなっています。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り ランク
1年 ▲0.23% 29%
3年 5.67% 42%
5年 8.75% 44%
10年 11.57% 28%

※2018年12月時点

標準偏差は?

ストックインデックスファンド225の標準偏差を見てみると、
3年以上では平均を下回る結果となっています。

日経225に連動するので、平均的な水準で落ち着いていれば、
及第点と言えるでしょう。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 13.90 34%
3年 15.29 57%
5年 15.43 59%
10年 18.08 72%

※2018年12月時点

年別運用パフォーマンスは?

ストックインデックスファンド225の年別の運用パフォーマンスを
見てみましょう。

2018年は残念ながらマイナスで終わりそうですが、それ以外の年では
プラスのリターンを出しており、投資家からすると好評価ですね。

年間利回り
2018年 7.69(9月末)
2017年 20.59%
2016年 1.88%
2015年 10.40%
2014年 8.32%

 

類似ファンドとのパフォーマンス比較

続いて、日経225をベンチマークとする類似ファンドとの
パフォーマンスを比較してみましょう。

ほぼどのファンドも同じ動きをしているのですが、この4ファンドの
中では、ストックインデックスファンド225が一番パフォーマンスが
悪くなっています。

この原因は、コストにあり、他の4ファンドは信託報酬が0.1%台で
あるため、どうしても差がついてしまいます。

長期保有すると、このわずかな差が大きな差になりますので、
eMAXIS Slim国内株式やiFree日経225インデックスあたりに
投資をするのが無難でしょう。


※引用:モーニングスターWEBサイト

最大下落率は?

投資するのであれば、ファンドがどの程度下落する可能性が
あるのかは知っておきたいところです。

もちろん標準偏差から変動幅を予測することはできますが、やはり
過去にどの程度下落したことがあるのかを調べるのがよいでしょう。

ストックインデックスファンド225は2007年11月~2008年10月の間
に最大48.19%下落しています。

リーマンショック級の下落が早々来るものではないですが、株式
ファンドはこういうこともあり得ると肝に銘じて起きたほうがよいです。

下落したタイミングで売ってしまうのが最悪ですので、下落しても
動じずに長期で保有しましょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲23.98%
3カ月 ▲35.58%
6カ月 ▲41.86%
12カ月 ▲48.19%

※2018年9月時点

評判はどう?

ストックインデックスファンド225の評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の
資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけストックインデックス
ファンド225を購入している人が多いということなので、評判がよく
なっているということです。

ストックインデックスファンド225は、流入超過となっている月も
ありますが、全体としては流出傾向にあります。

コストが半分以下の同類ファンドが出てきていますので、当然と
言えば当然の結果ですね。


※引用:モーニングスターWEBサイト

ストックインデックスファンド225の今後の見通し

10月以降日経平均株価は大きな下落トレンドに入っており、ついに
2万円台をきる場面も出てきました。

かなり大きく上下に乱高下していますが、投資家心理としてはかなり
冷めてきていると言えるでしょう。

ただし、中長期的なパフォーマンスは全く問題ありませんので、
日経225に連動するファンドは選択肢として悪くありません。

ただ、ストックインデックスファンド225がよいかは別問題です。
日経225に連動するインデックスファンドは数多く存在します。

どのファンドも日経225に連動するので、パフォーマンスは変わりません。
そうすると、コストが安いかどうかがあなたの手元に残る利益を左右する
ことになります。

近年では、ETFと変わらないレベルの超低コストファンドが出てきて
いますので、日経225に連動するインデックスファンドに投資をしたい
のであれば、eMAXIS Slim国内株式やiFree日経225インデックスあたり
のほうがよいと思います。

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