『shiftWIN』GS ワールド・シフト株式ファンドの評価や評判は？利回りはどう？

国際社会の変容から創出される投資機会を的確にとらえて投資をしていくゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのGS ワールド・シフト株式ファンド「shiftWIN」。

GS ワールド・シフト株式ファンドには、限定為替ヘッジのAコースと、為替ヘッジなしのBコースがありますが、人気の高いBコースを中心に今日は徹底分析していきます。

「GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースって投資対象としてどうなの？」

「GS ワールド・シフト株式ファンドBコースって持ってて大丈夫なの？」

「GS ワールド・シフト株式ファンドBコースより良いファンドってある？」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、悩みは解消すると思います。

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) 『愛称：shiftWIN』の基本情報

投資対象は？

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの投資対象は、全世界の株式です。国際社会の変容から創出される投資機会に投資をしていきます。

ここで言う、国際社会の変容は、資源の安定確保、サプライチェーンの再構築、国家セキュリティの強化の3つのテーマに絞り、このテーマから恩恵を受けると考えられる世界の株式に投資をしていきます。

国別の組み入れ比率を見てみると、85%が米国株で、残りの国の比率は数％程度です。

※引用：マンスリーレポート

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの現在の組入銘柄数は59銘柄で構成されており、組入上位10銘柄は以下のようになっています。米国しかありませんね。

※引用：マンスリーレポート

純資産総額は？

つづいて、GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの純資産総額を見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、監査費用や印刷費用、その他諸経費が相対的に比率が高くなるので、実質コストが高くなりがちです。また会社としてもファンドの運用に人員を割けなくなるため、パフォーマンスが悪化する原因にもなります。

まさか知らない？絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの純資産総額は、現在約527億円です。運用を開始して、まだ半年程度ですが、すでに500億円を超えていることからも、人気の高さがわかります。

※引用：ゴールドマン・サックス・アセット・マネージメントHP

実質コストは？

投資信託を運用する際には、購入時手数料や信託報酬以外にも、実際にはコストがかかっています。具体的には、株式売買手数料や有価証券取引税、印刷費用などが該当します。

これを実質コストと言いますが、実質コストが信託報酬よりもかなり高くなっていることもありますので、必ず事前に確認しておいたほうがよいポイントです。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコース』の実質コストは1.7875%となっており、アクティブファンドの中でも割高です。購入時手数料もしっかり3.3%とられるので、投資をする際は慎重に検討してください。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

※引用：交付目論見書

GS ワールド・シフト株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) 『愛称：shiftWIN』の評価分析

基準価額をどう見る？

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの基準価額を見てみましょう。

まだ運用期間が短いので、評価はしづらいですが、今のところプラスの運用はできていますね。

※引用：ウエルスアドバイザー

利回りはどれくらい？

それでは、GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの運用実績を見ていきます。

まだ運用期間が1年経っていないので、データは随時更新していきます。

※2023年11月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している国内中小型株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは？

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースは、国際株式・グローバル・含む日本カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、同カテゴリー内でもパフォーマンスのランキングは事前に調べておいて損はありません。

利回りが良く見えても、実は同カテゴリー内では、ランキングが低かったということがよくあります。

まだ運用期間が1年経っていないので、データは随時更新していきます。

※2023年11月時点

年別のパフォーマンスは？

GS ワールド・シフト株式ファンドBコース(H無) 『愛称：shiftWIN』の年別の利回りを見てみましょう。

年別の運用利回りを見ることで、平均利回りを見るだけではわからない基準価額の変動の大きさを知ることができます。

まだ運用期間が1年経っていないので、データは随時更新していきます。

※2023年11月時点

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースに投資をするかを考える上で、超低コストで投資ができるインデックスファンドとパフォーマンスの比較は必須です。

パフォーマンスが大きく劣るようであれば、わざわざ高いコストを支払ってまで投資をする価値がないからです。

そこで、今回は、GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースと全世界の株式に投資ができて非常に人気の高いeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とパフォーマンスを比較しました。

※引用：ウエルスアドバイザー

まだ運用を開始して数か月だけですが、この数か月は、GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースのほうがパフォーマンスで上回っているようです。

※2023年11月時点

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースに投資をするかを検討するのであれば、アクティブファンドともパフォーマンスを比較しておきましょう。

投資信託は6000本以上ありますので、もっと優れたファンドが見つかるかもしれません。

今回は、全世界の株式に投資ができるということで非常に人気の高いセゾン投信のセゾン 資産形成の達人ファンドとパフォーマンスを比較しました。

※引用：ウエルスアドバイザー

こちらも運用期間はまだ数か月ですが、GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースのほうがパフォーマンスで上回っています。

※2023年11月時点

最大下落率は？

投資信託は最低でも5～10年は投資をする気でなければ、投資をする意味がありませんが、その最大の障壁となりえるのが、資産の減少です。

特に20%や30%の下落相場を始めて経験すると、資産の減少額に耐えきれなくなり、本来手放すべきタイミングではないときに慌てて売却してしまいがちです。

そのため、事前にどの程度下落する可能性があるのかを知っておくことで、急落相場に遭遇しても、精神的に余裕を持って投資を続けられます。

まだ運用期間が1年経っていないので、データは随時更新していきます。

※2023年11月時点

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは？

評判はどう？

GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの評判を確認する上で、毎月の資金の流出入が役立ちます。

資金流入が多くなっていれば、人気が出てきているファンドであるとわかりますし、流出が続いているようであれば、評判が悪くなっているファンドと言えます。

それでは、GS ワールド・シフト株式ファンド Bコースの評判を見てみましょう。

毎月の流入額がすでに大きく減っているので、今後すぐに流出超過に転じるかもしれません。

※引用：ウエルスアドバイザー

NISAとiDeCoの対応状況は？

投資をしようとする際、NISAやiDeCoの制度を使って投資を検討している人も多いと思うので、NISAやiDeCoの対応状況を見ていきます。

GS ワールド・シフト株式ファンド BコースはNISAのみ取り扱いがありますので、投資をする場合は積極的にこの制度を活用していきましょう。

※2023年11月時点

GS ワールド・シフト株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) 『愛称：shiftWIN』の評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか？

テーマ型のアクティブファンドは、3年以上の運用を見て見なければ、良し悪しは判断できません。

なぜならインデックスファンドよりも上回っている年もあれば、下回る年もあるため、1年目の運用がたまたまうまく行ったけれど、そのあとの年はさっぱりだったというアクティブファンドがもよくあります。

そういったファンドに目先の利益に目がくらみ、投資をしてしまうと、大損することになります。

そもそもとして、インデックスファンドに運用で勝てるファンドは多くありませんので、今のタイミングでリスクを取って投資をするメリットはないと言えますね。