ヘルスケア関連のテーマ型ファンドというのは、すでに
各運用会社から何本も設定されていますが、中国株に
絞ったヘルスケアのテーマ型ファンドはありませんでした。

中国自体が注目されている国ですが、さらに今後成長が
期待できるヘルスケア関連企業の株式へ投資ができると
いうことで、期待がされています。

今日は、この大和投信のチャイナ・ヘルスケア・フォーカス
を徹底分析していきます。

「チャイナ・ヘルスケア・フォーカスって投資対象としてどうなの?」

「チャイナ・ヘルスケア・フォーカスって持ってて大丈夫なの?」

「チャイナ・ヘルスケア・フォーカスより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの基本情報

投資対象は?

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの投資対象は中国の
ヘルスケア関連企業の株式です。

ここでいうヘルスケア関連企業というのは、中国で事業活動の
大半を行っているか、収益の大部分を中国から得ている企業
のうち、医薬品・バイオテクノロジー、ヘルスケア、医療技術
に関連する企業を指します。

実質的な運用は、香港に拠点を置く、香港最大級の独立系運用
会社であるバリュー・パートナーズ香港リミテッドが行います。

実質的な運用を外部に委託すると、コストが割高になる傾向が
強いので、コスト面は十分に注意しましょう。


※引用:マンスリーレポート

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスは現在、38銘柄で構成
されており、上位の銘柄は以下のようになっています。

医薬品メーカーが上位にランクインしているようですね。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

純資産総額は大きいほうが、ファンドマネージャーが資金
を運用する際に効率よくできたり、保管費用や監査費用が
相対的に低くなりますので、コストが低く抑えられます。

また投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその
投資信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなる
こともありますので注意が必要です。

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの純資産は約280億円
ですので、まだ運用開始から数か月しか経っていないことを
考えると十分と言えますね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資
判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの実質コストはまだ運用報告書が
出ていないのでわかりませんが、2%を超えて来ることが予想されます。

これは、アクティブファンドの中でもかなり割高な水準です。

実質的な運用を外部に委託して、ファンド・オブ・ファンズ形式で
運用するためなのですが、2%近い手数料はかなり割高感があります。

普通であれば、まず投資をしてはいけない水準です。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.9285%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト まだ不明

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの評価分析

基準価額をどう見る?

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの基準価額を見てみましょう。

まだ運用を開始して間もないですが、すでに20%近く値上がり
しています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

随時更新予定

平均利回り
1年
3年
5年
10年

※2021年5月時点

年別の運用利回りは?

随時更新予定

年間利回り
2021年

※2021年5月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとの利回り比較

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスに投資を検討している
のであれば、より低コストのインデックスファンドとの
パフォーマンスは比較しておいて損はありません。

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスは中国の株式に投資を
するので、新興国株式に幅広く分散投資ができる三菱UFJ国際
のeMAXIS Slim 新興国株式インデックスとパフォーマンスを
比較してみました。


※引用:モーニングスター

まだ運用が開始されてから数か月なので、何とも評価しがたい
ですが、パフォーマンスは競っていることがわかります。

チャイナ・ヘルスケア Slim 新興国
1年
3年
5年
10年

※2021年5月時点

アクティブファンドとの利回り比較

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスに投資を検討している
のであれば、他のアクティブファンドとパフォーマンスを
比較しておいて損はありません。

そもそも中国株ファンドは投資に値するのかを比較する
意味で、今回は米国株のアクティブファンドである
アライアンス・バーンスタインの米国成長株投信と
比較をしました。


※引用:モーニングスター

こちらもかなり競っており、まだ評価できる水準まで差が
ついていません。

チャイナ・ヘルスケア 米国成長株投信
1年
3年
5年
10年

※2021年5月時点

最大下落率は?

随時更新予定

期間 下落率
1カ月
3カ月
6カ月
12カ月

※2021年5月時点

評判はどう?

続いて、チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの評判を見て
みましょう。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを
購入しているということなので、評判がいいということに
なります。

まだ運用を開始したばかりですが、すでに280億円流入して
いることから考えても、評判は上々であると言えるでしょう。


※引用:モーニングスター

チャイナ・ヘルスケア・フォーカスの評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

中国のヘルスケア関連銘柄に絞ったテーマ型のファンドは
今までになかったという意味では、新たな投資機会ができた
と言えます。

ただ、このブログでは常々言っていますが、医薬品メーカーは
薬の開発の成否で大きく株価が動くので、臨床試験中に大きな
副作用が見つかったりすると、株価が大きく値下がりします。

事前に副作用がわかればよいですが、臨床試験をやってみなければ、
当然わかるものでもなく、社会的な意味は大きいですが、急な
値下がりリスクを考えると、あえてヘルスケア関連銘柄だけに
絞るメリットを感じません。

また中国株は先進国株と比べると、値動きが大きく、リスクは
高めです。

少なくとも、まだ類似のファンドもないことから、どの程度の
パフォーマンスが期待できるかもわからず、かなりの高コストの
ファンドなので、今すぐ投資をするようなファンドではないですね。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点