キャピタル・インターナショナルが運用しているキャピタル
世界株式ファンド。

名前を聞いたことがある人のほうが少ないと思いますが、
キャピタルが運営しているファンドの中で純資産総額が
1000億円を近くある数少ないファンドです。

今日は、キャピタル 世界株式ファンドについて徹底分析
していきます。

キャピタル 世界株式ファンド の基本情報

投資対象は?

キャピタル 世界株式ファンド の投資対象は、受益証券への投資を
通じて、世界各国の株式に投資をしていきます。

下図のように、ルクセンブルク籍円建外国投資信託証券「ニュー
パースペクティブ・ファンド(LUX)」への投資を通じて、
新興国を含む世界の株式に投資します。


※引用:交付目論見書

キャピタル 世界株式ファンドは現在300銘柄で構成されており、
国別の構成比率を見てみると、約50%がアメリカで、次にフランス、
日本、イギリスと続きます。

業種別の比率でみると、情報技術系の企業が高くなっていることが
わかります。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、キャピタル 世界株式ファンド の純資産総額はどうなっているか
見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額
だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

キャピタル 世界株式ファンド は2016年ごろから急激に、純資産総額を
伸ばしており、現在は900億円程度となっています。

規模としては、まったく問題ありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなる
のが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければ

なりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

キャピタル 世界株式ファンド の実質コストは1.701%と割高に
なっています。さらに購入時手数料と合わせると、初年度は
5%近くコストがかかりますので、慎重に選ばなければいけません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.701%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.701%(概算値)

※引用:最新の運用報告書

実質コストを加味して、圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

キャピタル 世界株式ファンドの評価分析

基準価額をどう見る?

キャピタル 世界株式ファンド の基準価額は、2016年ごろから
右肩上がりに伸びていましたが、2018年10月に大きく市場が
下落したタイミングで、かなり大きく下げています。

2019年に入り、かなりもどしてきましたが、未だ、2018年
10月末の高値を更新するまでには至っていません。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

キャピタル 世界株式ファンドの直近1年間の利回りは▲4.37%と
なっており、5年平均利回りが+5.97%、10年平均利回りが8.72%
となっています。

単年のパフォーマンスはいまいちですが、中長期でみれば、
悪くない結果を残せています。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲4.37% 58%
3年 +12.50% 15%
5年 +5.97% 18%
10年 +8.72% 63%

※2019年10月時点

標準偏差は?

標準偏差は基準価額の変動幅を比較するときに役立ちます。

キャピタル 世界株式ファンドの標準偏差を見てみると、約14で
これは日経225に連動するインデックスファンドとほぼ同水準
です。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 21.82 63%
3年 14.18 49%
5年 16.68 56%
10年 17.51 50%

※2019年10月時点

年別の運用パフォーマンスは?

キャピタル 世界株式ファンドの年別のパフォーマンスを見てみると、
マイナスの年もありますが下落幅は小さく抑えられています。

年間利回り
2019年 +14.98%(1-9月)
2018年 ▲10.04%
2017年 +22.44%
2016年 ▲3.52%
2015年 ▲1.06%
2014年 15.02%

※2019年10月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、類似のインデックス
ファンドとパフォーマンスの比較をしたうえで投資判断をしても損は
ありません。

今回は、キャピタル 世界株式ファンドが参考指標として採用している
MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(円ベース)を
ベンチマークにしているeMAXIS 全世界株式インデックス
パフォーマンスの比較をしてみました。

わずかではありますが、2018年以降はキャピタル世界株式ファンドが
パフォーマンスで上回っています。中長期のパフォーマンスで見ても、
eMAIXS 全世界株式インデックスを上回っていますので、及第点と
いったところでしょうか。


※引用:モーニングスター

キャピタル世界株式ファンド eMAXIS 全世界株式インデックス
1年利回り ▲4.37% ▲4.10%
3年平均 +12.50% +11.99%
5年平均 +5.97% +5.90%
10年平均 +8.72%

※2019年10月時点

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある
程度は予想できますが、やはり実際に下落した度合いをみたほうが
イメージがわきます。

キャピタル 世界株式ファンド は2008年1月~2008年12月の間に
最大▲53.35%と大幅下落しています。

リーマンショック並みの下落相場がすぐにくるとは思いませんが、
これくらい下落する可能性はあると思っておいたほうがよいでしょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲22.60%
3カ月 ▲41.60%
6カ月 ▲46.93%
12カ月 ▲53.35%

※2019年10月時点

評判はどう?

キャピタル 世界株式ファンド の評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額です。

資金が流出しているということは、それだけキャピタル 世界株式ファンド
を解約している人が多いということなので、評判が悪くなっている
ということです。

キャピタル 世界株式ファンド は2016年以降、毎月資金流入が
続いていましたが、2018年に入って、資金の流出が続いています。

2018年に入り、運用実績が伴っていないため、仕方ない部分では
ありますが、直近は評判があまりよくないようですね。


※引用:モーニングスター

キャピタル 世界株式ファンドの今後の見通し

2018年10月も世界の株式市場全体で大きな下落を記録し、
どうなることかと思いましたが、2019年に入り、大きく
基準価額を戻しました。国内株式と違って、世界株式の
底堅さを感じます。

当面の市場の先行きも不安ではありますが、一桁中盤の
利回りは中長期でも十分狙っていける水準にありますし、
少なくともインデックスファンドにパフォーマンスで
負けていないので、投資対象として悪くないファンドと
言えるでしょう。

 

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