予想通りにモーニングスターのファンド オブ ザ イヤーを受賞した
三菱UFJ国際投信のサイバーセキュリティ株式オープン。

Eメール、動画視聴、ネットショッピング、AI、クラウドサービス、
スマート家電など、IT分野で広がる技術革新で私たちの生活はとても
便利になりました。

しかし、この便利さは保証されたものではなく、クレジットカードの
情報が盗まれたり、ハッキングされたりと大きな危険も抱えています。

そのため、サイバーセキュリティへの需要が拡大しており、そこに
目をつけたのが、三菱国際UFJ投信でした。

サイバーセキュリティ株式オープンは為替ヘッジ無と有がありますが、
今日は人気の高い為替ヘッジ無を中心に分析していきます。

ヘッジ有を保有している方、検討している方にも参考になるように
書きましたので、ぜひ参考にしてください。

サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)の基本情報

投資対象は?

サイバーセキュリティ株式オープンの投資対象は、日本を含む
世界のサイバーセキュリティ関連企業の株式です。

もう少し具体的には、サイバー攻撃に対するセキュリティ技術を有し、
これを活用した製品・サービスを提供する企業を指します。

現在の組入銘柄は39銘柄となっており、地域別でみると、米国が
約88%となっています。


※引用:マンスリーレポート

実際の組入上位10銘柄を見てみましょう。

1位のゼットスケーラーはセキュリティ機能をクラウドサービスで
提供しています。

2位のマイクロソフトはwordやexcel、powerpointで有名ですね。

3位のオクタは、ID管理サービスを提供する企業で、企業向けの
WEBアプリケーションのアカウントを一元管理するツールなどを
提供しています。


※引用:マンスリーレポート

運用会社は?

サイバーセキュリティ株式オープンの運用は、実質的にアリアンツ・
グローバル・インベスターズが行います。

本ファンドのポートフォリオマネージャーはウォルター・プライス氏で、
44年に及ぶ資産運用業界の経験をもつ大ベテランです。

純資産総額は?

続いて、サイバーセキュリティ株式オープンの純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少して
いると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナス
を生む可能性がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

サイバーセキュリティ株式オープンの純資産総額は、この厳しい相場
環境下でも着実に成長しており、、現在は950億円程度まで増えました。

2018年初めごろは10億円程度しかなかったので、そこからここまで
成長するのは人気がある証拠です。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなる
のが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

サイバーセキュリティ株式オープンの実質コストは2.019%とかなり割高です。

初年度は、購入時手数料と合わせると、5%を超えてきますので、
手を出しづらいですが、このパフォーマンスであれば検討の価値があります。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.836%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 2.019%(概算値)

※引用:運用報告書

サイバーセキュリティ株式オープンで本当に大丈夫?圧倒的に高いリターンを出しているアクティブファンド特集

サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)の評価分析

基準価額をどう見る?

サイバーセキュリティ株式オープンの基準価額は15,000円を超えて
きました。

注目すべきは2018年10月に大きく下落した以上に2019年は伸びて
いる点です。ほとんどのファンドが2018年の高値を更新できて
いない中で、このパフォーマンスは素晴らしいですね。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

続いて、利回りを見てみましょう。

サイバーセキュリティ株式オープンの直近1年間利回りは25.21%と
なっています。グローバル株式カテゴリーで、上位1%に入っており、
2019年後半にも期待が持てます。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 25.21% 1%
3年
5年
10年

※2019年8月10日時点

標準偏差は?

サイバーセキュリティ株式オープンの標準偏差を見てみると、29.86とかなり
高くなっています。国内中小型株でも22~23程度なので、かなり基準価額の
変動は大きいことがわかります。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 29.86 97%
3年
5年
10年

※2019年8月10日時点

年別のパフォーマンスは?

サイバーセキュリティ株式オープンの年別の運用パフォーマンスを
見てみましょう。

まだ運用期間が短いため、評価はしづらいですが、株式相場が苦戦を
強いられている中、8%超のリターンを出しているのは非常に素晴らしい
と思います。

2019年もこの調子で運用が続けば、さらに大きなリターンが期待でき
そうです。

年間利回り
2019年 28.04%(1-6月)
2018年 8.25%
2017年
2016年
2015年
2014年

※2019年8月10日時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

サイバーセキュリティ株式オープンへの投資を検討するのであれば、
インデックスファンドよりもパフォーマンスが上回っていることが
最低条件です。

米国株式の比率が高いので、今回はS&P500に連動するインデックス
ファンドであるiFree S&P500 インデックスと比較をしてみます。

結果はサイバーセキュリティ株式オープンの圧勝です。これくらい
インデックスファンドに勝るパフォーマンスを残せるファンドであれば
高いコストを支払ってでも投資する価値がありますね。

このように比較をするとS&P500が大した成果を残せていないように
見えてしまいますが、iFreeS&P500インデックスもかなり優秀な
ファンドです。

それくらいサイバーセキュリティ株式オープンがすごいということです。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

サイバーセキュリティ株式オープンに投資をする前に、最大で
どの程度下落する可能性があるのかを知っておくことは非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく下落した
相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここでサイバーセキュリティ株式オープンの最大下落率を
見てみましょう。

最大下落率は3カ月で▲18.96%です。ただし、1年間で見ると、プラス
のリターンになっているので、下落しても慌てずに中長期で保有する
ことの重要性がわかります。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲15.92%
3カ月 ▲18.96%
6カ月 ▲9.88%
12カ月 8.52%

※引用:2019年8月10日時点

評判はどう?

サイバーセキュリティ株式オープンの評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の
資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけサイバーセキュリティ株式
オープンを購入している人が多いということなので、評判が良いということです。

サイバーセキュリティ株式オープンは設定来、毎月資金が流入していますが、
直近になって爆発的に流入が増えています。このパフォーマンスなので、
当然と言えば、当然ですが、非常に人気が出てきたことがわかりますね。


※引用:モーニングスター

サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)の今後の見通し

今まで、企業におけるサイバーセキュリティへの予算は、IT全体の
予算に占める割合としては非常にわずかでした。

しかし、近年では、デジタル化やネットワーク化の進展に伴い、
サイバー攻撃への被害は増加し、サイバーセキュリティへの需要が
高まっており、セキュリティに対する予算も拡大しています。

加えて、新たなサイバー攻撃手法が次々と生み出され、サイバー攻撃を
受けてしまうと、金銭的な損失だけでなく、企業イメージなども悪化
することから、企業にとってサイバーセキュリティへの投資は必要不可欠
となっています。

5Gの世界が到来すれば、よりサイバーセキュリティへのニーズも出てくる
ことが予想されるので、サイバーセキュリティ株式ファンドはコストは
高いですが、投資を検討する価値ありだと思います。

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