現時点で、海外株式部門でファンド・オブ・ザ・イヤーを受賞する可能性が
最も高いファンドが、サイバーセキュリティ株式オープンです。

Eメール、動画視聴、ネットショッピング、AI、クラウドサービス、スマート家電など、
IT分野で広がる技術革新で私たちの生活はとても便利になりました。しかし、
この便利さは保証されたものではなく、クレジットカードの情報が盗まれたり、
ハッキングされたりと大きな危険も抱えています。

そのため、サイバーセキュリティへの需要が拡大しており、そこに目をつけたのが、
三菱国際UFJ投信でした。サイバーセキュリティ株式オープンは為替ヘッジ無と有が
ありますが、今日は人気の高い為替ヘッジ無を中心に分析していきます。

ヘッジ有を保有している方、検討している方にも参考になるように書きましたので、
ぜひ参考にしてください。

サイバーセキュリティ株式オープンの基本情報

投資対象は?

サイバーセキュリティ株式オープンの投資対象は、日本を含む世界のサイバーセキュリティ
関連企業の株式です。もう少し具体的には、サイバー攻撃に対するセキュリティ技術を有し、
これを活用した製品・サービスを提供する企業を指します。

現在の組入銘柄は34銘柄となっており、地域別でみると、米国が約80%となっています。

業種別で見てみると、ソフトウェアサービスが約71%、テクノロジー/ハードウェアで約11%を
占めています。ここからも、米国のソフトウェア・サービス企業をターゲットとした
投資であることがうかがえます。

実際の組入上位10銘柄を見てみましょう。
1位のプルーフポイントは、総合型メッセージングセキュリティの
リーディングカンパニーです。2位のオクタは、ID管理サービスを提供する企業で、
企業向けのWEBアプリケーションのアカウントを一元管理するツールなどを
提供しています。

3位のアマゾンはさすがにわかると思いますので、4位のソフォス・グループは
信頼性の高いITセキュリティを提供している会社で、データ保護製品を販売しています。

運用会社は?

サイバーセキュリティ株式オープンの運用は、実質的にアリアンツ・グローバル・
インベスターズが行います。本ファンドのポートフォリオマネージャーは
ウォルター・プライス氏で、44年に及ぶ資産運用業界の経験をもつ大ベテランです。

純資産総額は?

続いて、サイバーセキュリティ株式オープンの純資産総額はどうなっているか
見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

サイバーセキュリティ株式オープンの純資産総額は、直近で急増しており、
現在は83億円まで増えました。4月までは10億円にも満たなかったので、
少し不安がありましたが、純資産の規模による不安はこれで亡くなったと言えるでしょう。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

サイバーセキュリティ株式オープンの実質コストは2.144%とかなりの高いです。
初年度は、購入時手数料と合わせると、5%を超えてきますので、
本当に優れたファンドでなければ、気軽に投資をしてはいけません。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.836%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 2.144%(概算値)

サイバーセキュリティ株式オープンの評価分析

基準価額をどう見る?

サイバーセキュリティ株式オープンの現在の基準価額は13,287円です。
昨年は市場全体が活気づいていたので、どのファンドも登り調子でしたが、
今年に入っても、その勢いが衰えず、すごい勢いで基準価額が上昇しています。

利回りはどれくらい?

続いて、利回りを見てみましょう。サイバーセキュリティ株式オープンの
直近1年間利回りは30.85%となっています。

グローバル株式カテゴリーで、見事1位を獲得しており、今年いかに調子が
よいかがわかりますね。

冒頭でも述べましたが、このペースでいけば、ファンド・オブ・ザ・イヤーを
受賞するのは、ほぼ間違いないでしょう。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

評判はどう?

サイバーセキュリティ株式オープンの評判はネットでの書き込みなどで調べる方法も
ありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけサイバーセキュリティ株式オープンを
購入している人が多いということなので、評判が良いということです。

サイバーセキュリティ株式オープンは設定来、毎月資金が流入していますが、
直近になって爆発的に流入が増えています。このパフォーマンスなので、
当然と言えば、当然ですが、非常に人気が出てきたことがわかりますね。

サイバーセキュリティ株式オープンの今後の見通し

今まで、企業におけるサイバーセキュリティへの予算は、IT全体の予算に占める
割合としては非常にわずかでした。

しかし、近年では、デジタル化やネットワーク化の進展に伴い、サイバー攻撃への
被害は増加し、サイバーセキュリティへの需要が高まっており、セキュリティに対する
予算も拡大しています。

加えて、新たなサイバー攻撃手法が次々と生み出され、サイバー攻撃を受けてしまうと、
金銭的な損失だけでなく、企業イメージなども悪化することから、企業にとって
サイバーセキュリティへの投資は必要不可欠となっています。

5Gの世界が到来すれば、よりサイバーセキュリティへのニーズも出てくることが
予想されるので、サイバーセキュリティ株式ファンドはコストは高いですが、
投資を検討する価値ありだと思います。