アクティブファンド分析 投資信託

新光 日本インカム株式ファンドの評価や評判は?利回りはどう?

FIREという言葉が一般化し、配当金を受け取って老後の生活をラクにすると考える投資家が増えた影響で、近年非常に人気が出てきているのがアセットマネジメントOneの新光 日本インカム株式ファンド(3カ月決算型)です。

果たして、新光 日本インカム株式ファンド(3カ月決算型)とはどのようなファンドなのか、徹底分析していきます。

「新光 日本インカム株式ファンドって投資対象としてどうなの?」

「新光 日本インカム株式ファンドって持ってて大丈夫なの?」

「新光 日本インカム株式ファンドより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、悩みは解消すると思います。

新光 日本インカム株式ファンド(3カ月決算型)の基本情報

投資対象は?

新光 日本インカム株式ファンドの投資対象は、日本の株式とRIETです。

予想配当利回りが高いと判断される株式ならびにREITに分散投資し、配当収益の確保と中長期的な値上がり益の獲得を目指します。ただしREITの組入れは全体の5%を上限としています。

組入銘柄は、予想配当利回り、配当性向および信用リスクなどの基準を用いて候補銘柄を抽出したのち、業績動向、株価指標ならびに流動性などを総合的に勘案して選定します。

新光 日本インカム株式ファンドの現在の組入銘柄数は48銘柄で構成されており、上位30銘柄の中にもRIETは組み入れられていませんね。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

つづいて、新光 日本インカム株式ファンドの純資産総額を見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、監査費用や印刷費用、その他諸経費が相対的に比率が高くなるので、実質コストが高くなりがちです。また会社としてもファンドの運用に人員を割けなくなるため、パフォーマンスが悪化する原因にもなります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

新光 日本インカム株式ファンドの純資産総額は、現在約420億円です。特に直近はパフォーマンスが好調であることもあり、伸びが著しいですね。規模としても問題ありません。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託を運用する際には、購入時手数料や信託報酬以外にも、実際にはコストがかかっています。具体的には、株式売買手数料や有価証券取引税、印刷費用などが該当します。

これを実質コストと言いますが、実質コストが信託報酬よりもかなり高くなっていることもありますので、必ず事前に確認しておいたほうがよいポイントです。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

新光 日本インカム株式ファンドの実質コストは1.22%となっており、アクティブファンドの中では比較的低いですが、インデックスファンドと比較をすると割高になっています。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%※上限
信託報酬 1.1%(税込)
信託財産留保額 0.3%(税込)
実質コスト 1.22%(概算値)

※引用:最新運用報告書

「ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?」と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

新光 日本インカム株式ファンド(3カ月決算型)の評価分析

基準価額をどう見る?

新光 日本インカム株式ファンドの基準価額を見てみましょう。

2021年、2022年は緩やかに上昇していましたが、2023年以降は大きく上昇しました。日経平均が30,000円を突破した恩恵を大きく受けていますね。


※引用:ウエルスアドバイザー

利回りはどれくらい?

それでは、新光 日本インカム株式ファンドの運用実績を見ていきます。

直近1年間の利回りは41.14%となっています。どの期間においても、10%を超えており、この時点で優秀なファンドだと何となく予想がつきます。

ただし、この時点で良し悪しを判断するのは時期尚早です。他の類似ファンドとパフォーマンスを比較してから投資判断するようにしましょう。

平均利回り
1年 +41.14%
3年 +27.95%
5年 +10.49%
10年 +10.13%

※2023年10月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している国内中小型株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

新光 日本インカム株式ファンドは、国内大型バリューカテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、同カテゴリー内でもパフォーマンスのランキングは事前に調べておいて損はありません。

利回りが良く見えても、実は同カテゴリー内では、ランキングが低かったということがよくあります。

新光 日本インカム株式ファンドは、どの期間においても上位30%にランクインしており、これはかなり優秀なランキングです。

上位●%
1年 29%
3年 20%
5年 30%
10年 24%

※2023年10月時点

年別のパフォーマンスは?

新光 日本インカム株式ファンドの年別の利回りを見てみましょう。

年別の運用利回りを見ることで、平均利回りを見るだけではわからない基準価額の変動の大きさを知ることができます。

2018年、2020年はマイナスとなっていますが、それ以外の年は2桁プラスの年も多く、これなら安心して投資ができますね。

年間利回り
2023年 +33.32%(1-9月)
2022年 +12.55%
2021年 +27.70%
2020年 ▲8.54%
2019年 +11.85%
2018年 ▲17.08%
2017年 +19.28%
2016年 +3.34%
2015年 +12.38%
2014年 +10.98%

※2023年10月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、重要なテーマです。ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみてください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

新光 日本インカム株式ファンドに投資をするかを考える上で、超低コストで投資ができるインデックスファンドとパフォーマンスの比較は必須です。

パフォーマンスが大きく劣るようであれば、わざわざ高いコストを支払ってまで投資をする価値がないからです。

そこで、今回は、新光 日本インカム株式ファンドと日経225に連動するニッセイ 日経225インデックスファンドとパフォーマンスを比較しました。


※引用:ウエルスアドバイザー

直近3年間では、ほぼ全期間で新光 日本インカム株式ファンドがパフォーマンスで上回っています。

5年、10年の期間でも、新光 日本インカム株式ファンドが大きく差をつけており、これであれば、高いコストを支払ってアクティブファンドに投資をする価値があると言えます。

年平均利回り 新光 日本インカム株式ファンド ニッセイ日経 225
1年 +41.14% +25.03%
3年 +27.95% +13.02%
5年 +10.49% +7.56%
10年 +10.13% +9.99%

※2023年10月時点

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

新光 日本インカム株式ファンドに投資をするかを検討するのであれば、アクティブファンドともパフォーマンスを比較しておきましょう。

投資信託は6000本以上ありますので、もっと優れたファンドが見つかるかもしれません。

今回は、国内の大型株カテゴリーで中長期で高いパフォーマンスを残している厳選投資とパフォーマンスを比較しました。


※引用:ウエルスアドバイザー

直近3年間では、ほぼ全期間において、新光 日本インカム株式ファンドがパフォーマンスで上回っています。

長期のパフォーマンスでみると、10年平均利回りは厳選投資が上回っており、長期間投資をするつもりなのであれば、厳選投資も選択肢になりますね。

年平均利回り 新光 日本インカム株式ファンド 厳選投資
1年 +41.14% +27.48%
3年 +27.95% +8.05%
5年 +10.49% +5.79%
10年 +10.13% +13.60%

※2023年10月時点

最大下落率は?

投資信託は最低でも5~10年は投資をする気でなければ、投資をする意味がありませんが、その最大の障壁となりえるのが、資産の減少です。

特に20%や30%の下落相場を始めて経験すると、資産の減少額に耐えきれなくなり、本来手放すべきタイミングではないときに慌てて売却してしまいがちです。

そのため、事前にどの程度下落する可能性があるのかを知っておくことで、急落相場に遭遇しても、精神的に余裕を持って投資を続けられます。

それでは、新光 日本インカム株式ファンドの最大下落率を調べてみましょう。

期間 下落率
1カ月 ▲15.68%
3カ月 ▲27.46%
6カ月 ▲33.45%
12カ月 ▲36.73%

※2023年10月時点

新光 日本インカム株式ファンドの最大下落率は2007年11月~2008年10月で▲36.73%となっています。リーマンショック時は多くのファンドが40~50%の下落をする中で、30%台の下落で済んでいるのは魅力的です。

高配当株はディフェンシブ銘柄の比率が多く、下落しにくい特徴があるので、こういう点もメリットになりますね。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

評判はどう?

新光 日本インカム株式ファンドの評判を確認する上で、毎月の資金の流出入が役立ちます。

資金流入が多くなっていれば、人気が出てきているファンドであるとわかりますし、流出が続いているようであれば、評判が悪くなっているファンドと言えます。

それでは、新光 日本インカム株式ファンドの評判を見てみましょう。

2022年以降、流入超過額がかなり大きくなっており、直近2年程度でかなり評判が良くなっているようです。


※引用:ウエルスアドバイザー

NISAとiDeCoの対応状況は?

投資をしようとする際、NISAやiDeCoの制度を使って投資を検討している人も多いと思うので、NISAやiDeCoの対応状況を見ていきます。

新光 日本インカム株式ファンドはどちらも取り扱いがありますので、投資をする場合は積極的にこの制度を活用していきましょう。

NISA iDeCo
-

※2023年10月時点

新光 日本インカム株式ファンド(3カ月決算型)の評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

アクティブファンドに投資をするのであれば、最低限、インテックスファンドよりもパフォーマンスが上回っている必要があります。

その点、新光 日本インカム株式ファンドはインデックスファンドにどの期間でも負けておらず、高いコストを支払ってでも投資をする価値があると言えます。

また他のアクティブファンドと比較をしても、直近5年程度の利回りであれば、十分優れており、投資する価値があると言えます。

新光 日本インカム株式ファンドはテーマ型のファンドというわけでもなく、もうはるか昔から言われている高配当株に淡々と投資をしていくファンドですので、今後も高いリターンは期待できると思います。

高配当株投資やREITに興味はあるければ、なかなか自分で銘柄選定などをしている時間がないという人は検討する価値のある1本だと思います。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点

新しい記事はありません

  • この記事を書いた人

ネコみたいに気楽に生きたい投資マニア いの

【理論より実践】で役立つ投資情報を配信中。投資歴20年超。元大手証券マン。投資経験は100案件超。 【保有資格】1級ファイナンシャルプランニング/プライマリープライベートバンカー/MBA/証券外務員一種/宅地建物取引士/AFP/相続診断士/競売不動産取扱主任者/

-アクティブファンド分析, 投資信託
-