AIというキーワードが頻繁に飛び交うようになって数年ですが、
様々なサービスでAIが使われるようになりました。

その時流に合わせて、運用会社各社で設定されたのがAI関連株
ファンドです。

AIファンドというと、AIで銘柄を選定するものと、AIを活用した
サービスを提供する企業の銘柄に投資をするものとがありますが、
野村 グローバルAI関連株式ファンドについては後者になります。

野村 グローバルAI関連株式ファンドには、為替ヘッジありの
Aコースと為替ヘッジなしのBコースがありますが、今日はより
人気の高い野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースを徹底分析していきます。

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの基本情報

投資対象は?

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの主要投資対象は、
新興国を含む世界各国のAI技術関連の株式です。

銘柄選定にあたっては、グローバルな視点でAI先端技術の研究成果
に着目し、AI技術の実用化に伴って投資魅力が高まると考えられる
銘柄選定を行います。

現在、注目の分野はフィンテック、セキュリティ、IoT、ロボット、
自動運転、新薬、医療機器等です。

最近流行りのテーマ型ファンドをひとつにまとめたような銘柄選定
となっています。

現在の組入銘柄数は52銘柄となっています。

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの国別構成比を見てみると、
約80%がアメリカ株となっており、次いで日本、フランスと続いています。

改めて思いますが、やはり米国株に期待しているファンドマネージャーが
多いということでしょう。


※引用:マンスリーレポート(2018年11月時点)

純資産総額は?

つづいて、野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの純資産総額
を見てみましょう。

純資産総額が小さいと運用が効率的に行えず、余計なコストが発生
したり、運用会社も運用に力を入れないため、パフォーマンスが
優れないといったデメリットが発生します。

ですので、必ずチェックするようにしてください。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの純資産総額は、
現在約1600億円です。

募集当初から非常に期待されていたということもあり、設定と同時に
1000億円規模まで増加し、その後は基準価額の上昇に合わせて着実に
純資産を増やしています。


※引用:マンスリーレポート(2018年11月時点)

実質コストは?

投資信託には、購入時の手数料や信託報酬以外にも、実際にはコスト
がかかります。

株式売買手数料や有価証券取引税、印刷費用などが該当します。
これを実質コストと言いますが、実質コストが信託報酬よりも
かなり高くなっていることもありますので、必ず事前に確認して
おいたほうがよいポイントです。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの実質コストは1.718%で、
同カテゴリー内では平均的な水準です。

購入時手数料と合わせると初年度は5%超のマイナスからのスタートに
なりますので、銘柄選定は慎重に行いたいところですね。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.674%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.718%(概算値)

※引用:第2期 運用報告書(決算日2018年5月14日)

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースで本当に大丈夫?圧倒的に高いリターンを出しているアクティブファンド特集

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの評価分析

基準価額の推移は?

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの基準価額は2017年の
設定以来、右肩上がりに成長を続けていました。

2018年の後半には市場が大きく下げていましたので、その影響を
うけた形です。

ただ、それでも、プラスのリターンをしっかり確保しているという
点は評価できるポイントです。

※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

それでは、野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの利回りは
どうでしょうか?

直近1年間の利回りは+9.53%となっています。カテゴリー内では、
上位15%内には入っているので、悪くはないパフォーマンスと言えます。

国内市場がかなり厳しい結果となっている中、やはり米国株は強い
ということを改めて感じさせられますね

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 9.53% 13%
3年
5年
10年

※2018年12月時点

標準偏差は?

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの標準偏差を見てみると、
カテゴリー内では下位3割にいます。

パフォーマンスは優れていますが、比較的値動きが大きいファンド
ということがわかりますね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 17.43 74%
3年
5年
10年

※2018年12月時点

年別のパフォーマンスは?

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの年別の利回りを
見てみましょう。

2017年は他のファンドと比べるとパフォーマンスでは劣っていますが、
20%程度のリターンを確保できているので、悪くはないですね。

今年も、まだわかりませんが、プラスのリターンで終わることは
間違いないと言えるでしょう。

年間利回り
2018年 18.67(9月末)
2017年 20.05%(4-12月)

※2018年12月時点

「アクティブファンドは儲からない」は嘘!私のファンド運用実績を㊙公開

類似ファンドとのパフォーマンス比較

高コストのアクティブファンドに投資をするのであれば、低コストの
インデックスファンドより高いパフォーマンスでなければ投資する
価値がありません。

そこで、今回は、S&P500をベンチマークとするiFree S&P500インデックス
と比較してみました。

黄線が野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースですが、後半では
iFree S&P500インデックスに常に勝っています。

これであれば、高いコストを支払ってでも野村 グローバルAI関連株式
ファンドBコースに投資する価値はありますね。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

標準偏差がわかれば、どの程度下落する可能性があるかはある程度
予測できますが、実際にどれくらい下落したことがあるのか確認する
ほうがイメージが湧きます。

まだ運用期間が短いため、そこまで大きな下落は経験していませんが、
野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの最大下落率は2018年10月
で▲12.15%です。

期間 下落率
1カ月 ▲12.15%
3カ月 ▲3.12%
6カ月 +2.10%
12カ月 +6.09%

※2018年12月時点

分配金は?

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースは年2回の分配金を
出しています。

分配金を出すことに対しては、私はそもそもおすすめしていませんが、
しっかりとファンドでリターンを出していますし、収益の範囲内で
分配していますので、健全な分配は行っているといえるでしょう。

分配金
2017年 150円
2018年 350円

※2018年12月時点

評判はどう?

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの評判を確認する上で、
毎月の資金の流出入が役立ちます。

資金流入が多くなっていれば、人気が出てきているファンドである
とわかりますし、流出が続いているようであれば、評判が悪くなって
いるファンドと言えます。

それでは、野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの評価は
どうでしょうか?以下のグラフをご覧ください。

設定初月に大きく資金が流入しましたが、2018年以降は資金の流入も
流出もかなり小さくなっています。

流出も小さいことから評判が落ちているというわけではなさそうですが、
様子見をしている投資家が多いということでしょう。


※引用:モーニングスター

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースの今後の見通し

AIで銘柄選定をするようなファンドであれば、正直あまり期待は
できませんが、AI技術関連銘柄は確かに将来性の高い企業が多く
存在します。

フィンテックやセキュリティに特化したテーマ型ファンドは今年
大きく伸びています。

しかしテーマ型ファンドというのは短命であることが多いので、
中長期で投資するには向きません。

とは言ったものの、まだここから数年はチャンスがあると思いますので、
他ファンドと比較をしたうえで投資をしていきましょう。

野村 グローバルAI関連株式ファンドBコースから乗り換え続出!本当に利回りが高いアクティブファンド特集