直近3年ほどで非常に高いパフォーマンスとなっている
のが、三菱UFJ国際の未来イノベーション成長株ファンドです。

今日は、未来イノベーション成長株ファンドについて独自
目線で分析していきたいと思います。

未来イノベーション成長株ファンドって投資対象としてどうなの?」

未来イノベーション成長株ファンドって持ってて大丈夫なの?」

未来イノベーション成長株ファンドより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。

未来イノベーション成長株ファンドを保有中もしくは、購入を
検討している方はぜひ参考にしてください。


未来イノベーション成長株ファンドの基本情報

投資対象は?

未来イノベーション成長株ファンドの投資対象は、日本を含む
世界の株式です。

次の時代を作るイノベーションを見極め、魅力ある投資テーマ
を選定していきます。

直近では、情報通信、環境、ヘルスケア、新素材に
注目しています。


※引用:交付目論見書

国別の組入れ比率を見てみると、日本が75%で次いで、
米国となっています。

たいていのファンドですと、日本株が100%か、もっと
日本株の比率が極端に少ないファンドが多いので、
珍しいファンドではあります。


※引用:マンスリーレポート

では、組入れられている銘柄の上位10銘柄を見ていきます。

上位はすべて日本株ですが、普段見かけない銘柄が上位に
ランクインしています。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、未来イノベーション成長株ファンドの純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、ファンドの運用で必ず発生する
運営コストが相対的に高くなるので、ファンドのパフォーマンスを
悪化させる原因になります。

そのため、純資産総額も事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

未来イノベーション成長株ファンドは、2018年ごろに一時は
800億円規模にまでなりましたが、その後はパフォーマンスが
奮わず、純資産は減少していきました。

それでも、320億円程度の規模はありますので、大きな問題では
ありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに
投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

未来イノベーション成長株ファンドの実質コストは1.85%と
初期購入時手数料と合わせると5%を超えてきますので、
いくら良いファンドでも、慎重に選定する必要があります。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.6940%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.85%(概算値)

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

未来イノベーション成長株ファンドの評価分析

基準価額をどう見る?

未来イノベーション成長株ファンドの基準価額は、コロナ
ショックで大きく下落した後は、大きく反発しています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、未来イノベーション成長株ファンドの運用実績を
見てみましょう。

直近1年間の利回りは37.82%となっています。

3年平均利回りも10%を超えていますので、非常に好調である
ことがわかります。

ただ、この利回りだけを見て、良い悪いを判断してはいけません。
他のファンドのパフォーマンスがどうなっているかを確認して
から投資判断しましょう。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 37.82%
3年 14.02%
5年
10年

※2021年9月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している国内大型株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

未来イノベーション成長株ファンドは、国内の大型株を
中心とするグロース株カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀な
パフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、
同カテゴリー内でもパフォーマンスのランキングは
事前に調べておいて損はありません。

未来イノベーション成長株ファンドは、どの期間に
おいても、上位10%にランクインしており、非常に
優秀な成果を残しています。

上位●%
1年 5%
3年 3%
5年
10年

※2021年9月時点

年別のパフォーマンスは?

未来イノベーション成長株ファンドの年別のパフォーマンスを
見てみると、常に2桁成長となっており、とにかく好調の
一言です。

新規設定時期が非常によかったというのもありますが、
それにしてもパフォーマンスは素晴らしいですね。

年間利回り
2021年 +9.74%(1-6月)
2020年 +34.17%
2019年 +25.78%

※2021年9時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

高コストのアクティブファンドに投資を検討するのであれば、
事前に低コストのインデックスファンドとパフォーマンスを
比較しておいて損はありません。

今回は、国内株の代表的な指標である日経225に連動する
ニッセイ 日経225インデックスファンドとパフォーマンス
を比較しました。


※引用:モーニングスター

ご覧の通り、コロナ前までは、ニッセイ 日経225インデックス
ファンドのほうがパフォーマンスで優れていましたが、コロナ
以降は完全に逆転しています。

コロナショック以降は、テクノロジー株がとにかく強かったので、
インデックスファンドに大きく差を付けました。

未来イノベーション成長株ファンド ニッセイ 日経225
1年利回り 37.82% 22.93%
3年平均 14.02% 8.90%
5年平均 12.55%
10年平均 13.90%

※2021年9月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

せっかくアクティブファンドに投資をするのであれば、
大型株カテゴリーの中でも優秀なファンドに投資をしたい
と思うもの。

今回は、同じく国内大型株カテゴリーで中長期で高い
パフォーマンスの残しているスパークスの厳選投資
とパフォーマンスを比較しました。


※引用:モーニングスター

こちらでもコロナショック前は未来イノベーション成長株
ファンドが負けていましたが、コロナショック以降は、
圧勝しています。

未来イノベーション成長株ファンド 厳選投資
1年 37.82% 22.93%
3年 14.02% 11.09%
5年 15.92%
10年 19.29%

※2021年9月時点

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある
程度は予想できますが、やはり実際に下落した度合いをみたほうが
イメージがわきます。

未来イノベーション成長株ファンドは、2018年10月~2018年12月末
の間に最大▲25.48%下落しています。

まだ運用期間も短いので、たいした下落はしていますが、下落局面は
精神的に耐えられるかが勝負なので、くれぐれもすぐに売り払わない
ように注意しましょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲14.65%
3カ月 ▲25.48%
6カ月 ▲23.04%
12カ月 ▲18.17%

※2021年9月時点

評判はどう?

未来イノベーション成長株ファンドの評判はネットでの書き
込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番
役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ未来イノベーション
成長株ファンドを購入している人が多いということなので、
評判がよくなっているということです。

未来イノベーション成長株ファンドは、2019年以降資金の
流出が止まりません。

もう少し資金流入があってもおかしくないとは思いますが、
評価されていないようですね。


※引用:モーニングスター

未来イノベーション成長株ファンドの今後の見通しと評価まとめ

いかがでしょうか?

直近3年間のパフォーマンスでは非常に優れた成果を残して
います。

銘柄選定においても、日経225やTOPIXの上位にランクイン
している銘柄ではない銘柄を多く採用しており、独自の
戦略が伺えます。

インデックスファンドと比べても、アウトパフォームして
いるので、これなら高いコストを支払ってでも投資をする
価値があると言えます。

まだ3年間しか運用期間がないというのが唯一にして最大の
デメリットではありますが、投資を検討する価値がある
一本と言えるでしょう。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点