2017年以降、非常に優れたパフォーマンスで注目を集めること
となったアセマネOneのグローバル・ハイクオリティ成長株式
ファンド『愛称:未来の世界』。

 

数多く存在するグローバル株式型の色々なファンドが出てくる
中で、どういった特徴があるのでしょうか?

 

今日は、独自の目線で、未来の世界を分析していきます。

 

 

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の基本情報

投資対象は?

まず未来の世界の投資対象は、持続可能な優位性を有し、
高い利益成長が期待されるハイクオリティ企業です。

 

業種別で見ると、情報技術や消費財の比率が高くなって
います。

地域別で見てみると、アメリカが約63%、次いで中国、デンマーク
となっています。

 

半年前と比べると、米国株の比率が高くなっており、コロナ禍で、
他の国の株式を保有するよりも、やはり米国株が一番手堅いという
ことだと思います。

2020年1月 2020年7月
アメリカ 56.1% 62.9%
中国 15.2% 15.6%
デンマーク 5.6% 4.3%
日本 5.3% 2.4%
インド 4.8% 4.7%
イタリア 4.1% 2.5%
フランス 3.7% 3.1%
イギリス 2.0% 0.7%
アルゼンチン 1.7%
韓国 1.0% 1.0%
その他 1.0% 0.5%
カナダ 2.4%

※引用:マンスリーレポート

 

もう少し細かく組入銘柄を見てみましょう。現在の組入銘柄は
35銘柄となっています。

 

上位銘柄はわずかな順位変動はありますが、基本的に変動はして
いません。

 

未来の世界が高いパフォーマンスを維持できている背景には、
コロナの影響を受けにくい情報技術系の銘柄が多く組入れら
れていることが大きな要因です。

2020年1月 2020年7月
1 マスターカード アマゾン
2 TALエデュケーション マスターカード
3 アマゾン TALエデュケーション
4 DSVパナルピア サービスナウ
5 アルファベット HDFC銀行
6 アルファベット
7 DSVパナルピア
8 ZOOM
9 ADOBE
10 UBER
銘柄数 36銘柄 35銘柄

※引用:マンスリーレポート

 

運用の体制は?

実際の運用はモルガン・スタンレー・インベストメント・
マネジメントが行います。

 

モルガン・スタンレー・インベストメントは1975年に設立
され、世界20か国で、株式・債券等の伝統的資産運用を
世界の投資家に提供しています。

 

これだけ高いパフォーマンスを残しているのは、まさに
モルガンスタンレー・インベストメントのおかげと言えます。

 

純資産総額は?

未来の世界の純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

 

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

 

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少
していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬ
マイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

 

未来の世界の現在の純資産総額は約4900億円となっており、
コロナの影響で一時的に純資産を減らしましたが、すでに、
流入超過となっています。

 

パフォーマンスも好調なので、当然の結果ですね。


※引用:マンスリーレポート

 

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

 

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資
判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

 

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の
実質コストは1.925%となっており、未だに高い水準であることに
変わりがありません。

 

購入時手数料と併せて初年度は5%取られてしまいますので、
パフォーマンスが悪ければ、絶対買ってはいけないファンドです。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.87%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.925%

※引用:最新運用報告書

 

実質コスト以外にも、多くの投資家が気づいていない
投信運用での成果を出すのに妨げとなる間違った考え方
をまとめました。参考にしてみてください。

無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

 

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の評価分析

基準価格をどう見る?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』
はコロナショックで大きく下落しましたが、すでにコロナ前の
高値をはるかに更新しています。

 

株式ファンドの中には、2018年10月時点の高値を更新できて
いないファンドも多数ある中で、このパフォーマンスは、
素晴らしいの一言です。

 


※引用:モーニングスター

 

利回りはどれくらい?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』
の直近1年間の利回りは23.98%となっています。

 

コロナの影響を全く感じさせず20%近い利回りを安定的に
運用できています。一時的な急落をものともしない運用が
できていると投資家としては、安心して運用をお任せでき
ますね。

 

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解して
いますか?

 

もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り 2019年12月 2020年7月
1年 20.77% 23.98%
3年 20.63% 18.13%
5年
10年

※2020年7月時点

 

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

 

同カテゴリー内における利回りランキング(上位●%)の変化

未来の世界は、日本株を含む国際株式カテゴリーに属し
ています。

 

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォ
ーマンスのファンドに投資をしたいと思うので、同カテゴリー
内でのパフォーマンスのランキングを調べました。

 

未来の世界は、1年平均、3年平均利回りともに、上位10%に
入っており、非常に優秀なパフォーマンスを残しています。

 

後述しますが、類似ファンドと比較をしても、圧倒的と
言えますね。

平均利回り(上位●%) 2019年12月 2020年7月
1年 4% 6%
3年 1% 2%
5年
10年

※2020年7月時点

 

年別の運用パフォーマンスは?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の
年別のパフォーマンスを見てみましょう。

 

2018年はマイナスとなりましたが、2017年、2019年は40%近い
プラスのリターンとなりました。

 

コロナショックの影響をものともせず、2020年もすでに10%を
超える高りリターンを実現できており、年末にかけてさらに
一段上昇する可能性があります。

年間利回り
2020年 15.81%(1-6月)
2019年 35.41%
2018年 ▲8.19%
2017年 41.98%
2016年

※2020年7月時点

 

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

 

インデックスファンドとの比較

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』に
投資を検討するのであれば、世界の株式に投資ができるインデック
スファンドとの比較をしておいて損はありません。

 

未来の世界はアメリカ株を中心に、新興国にも投資をしています
ので、eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)とパフォーマンス
を比較してみます。

 

一目でわかるほど、未来の世界(黄線)のパフォーマンスが優れていることが
わかりますね。

 

アクティブファンドの場合、コロナショックのような下落相場では、
大きく下落すると予想される銘柄をはずし、成長が期待できる銘柄
の組入比率を機動的に入れ替えられるので、その結果がみごとに、
現れていると言えます。

 


※引用:モーニングスター

 

未来の世界 オールカントリー
1年 23.98% 1.62%
3年 18.13%
5年
10年

※2020年7月時点

 

類似ファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、他のアクティブ
ファンドとパフォーマンスを比較しておいて損はありません。

 

今回は、海外株式ファンドで長期に渡り、優れた成果を残して
いるセゾン 資産形成の達人ファンドとパフォーマンスを比較
しました。

 

こちらも一目でわかるほど、未来の世界(黄線)のパフォーマンス
が優れていることがわかります。

 

アクティブファンドとしてもコストは高いですが、かなり
優れた成果を残していることが改めてわかりました。

 


※引用:モーニングスター

 

未来の世界 資産形成の達人
1年 23.98% 3.28%
3年 18.13% 4.69%
5年 4.65%
10年 12.73%

※2020年7月時点

最大下落率はどれくらい?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が
気になるのが、最大どの程度、資産が下落する可能性が
あるのかという点かと思います。

 

そこで過去の最大下落率を見てみましょう。

 

未来の世界は3カ月間で最大17%ほど下落をしたことが
あります。

 

確かに大きな下落幅ではありますが、上述のとおり、長期で
保有していれば、圧倒的なパフォーマンスが期待できます。

 

事前にどの程度下落するかを把握しておけば、大きな下落相場が
来ても、すぐに売却してしまわずに保有を続けることができる
はずです。

 

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかも
しれません。

 

しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの
可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲13.24%
3カ月 ▲17.33%
6カ月 ▲15.51%
12カ月 ▲8.19%

※2020年7月時点

 

積立NISAとiDeCoの対応状況は?

積立NISAやiDeCoで積立投資を検討している人も多いと
思います。

 

そこで、積立NISAやiDeCoの対応状況をまとめました。

積立NISA iDeCo
× ×

※2020年7月時点

 

為替ヘッジなしと限定為替ヘッジはどちらがいいの?

未来の世界には、「為替ヘッジなし」と為替リスクを抑えた
「限定為替ヘッジ」の2種類があります。

 

限定為替ヘッジは原則として対円で為替ヘッジを行い、一部、
新興国通貨部分だけ対米ドルに対する為替変動の影響を受ける
というものです。

 

為替については、人によってリスクと感じるかチャンスと感じ
るかが異なるので、一概にこちらがいいとは言いづらいのが
正直なところです。

 

何となく円安に向かのでは?と思っている人が多いと思いますが、
為替の将来予測をしてもあまり意味はありませんので、無難に
為替ヘッジなしを選択しておけばよいと思います。
h3>評判はどう?

 

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知る
うえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

 

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入
している人が多いということなので、評判がいいということです。

 

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』は
2016年10月の新規設定以来、毎月資金が流入していました。

 

しかし、2019年以降は、資金の流出が続いています。これだけの
パフォーマンスなので、保有を続けるべきだと思いますが、
もったいないですね。


※引用:モーニングスター

 

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の評価まとめと今後の見通し

アクティブファンド全体に言えることですが、このファンドの
運用チームがどの程度能力があるかを見極めるのは非常に重要
なことです。

 

もちろん直接ファンドマネージャーにお会いして話が聞ける人は
いいですが、そうでない人が大半です。

 

そのようなときに、どういった点を見るべきかというと、
長期の運用実績があるファンドについては、長期の運用
実績が参考になります。
(ファンドマネジャーが変わっていない場合)

 

一方で、そこまで長期の運用実績がない場合は別の方法で
確認できます。

 

それは相場が大きく下落したときに、下落幅を抑えられているかと
そのあとどれくらい早く下落前の水準まで戻せているかです。

 

今回のコロナショックからのも巻き返しは非常に参考になると
思います。

 

未来の世界はインデックスファンドと比較をしても、類似の
アクティブファンドと比較をしてもかなり優れた成果を残す
ことができています。

 

今後もかなり高いパフォーマンスが期待できる数少ないファンドと
言えるでしょう。

 

 

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点