10年前くらいに設定され、陰ながら非常に高いパフォーマンスを
出し続けているのがUBS 次世代テクノロジー・ファンド。

コロナショック以降、テクノロジー系の株式が非常に好調と
いうこともあり、UBS 次世代テクノロジー・ファンドにも
再度、注目が集まっています。

今日はこの、UBS 次世代テクノロジー・ファンドの評価や評判を
独自の目線で分析していきます。

「UBS 次世代テクノロジー・ファンドって投資対象としてどうなの?」

「UBS 次世代テクノロジー・ファンドって持ってて大丈夫なの?」

「UBS 次世代テクノロジー・ファンドより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


UBS 次世代テクノロジー・ファンドの基本情報

投資対象は?

UBS 次世代テクノロジー・ファンドの投資対象は、今後、
成長が期待される次世代テクノロジー企業の株式です。

テーマとしては、情報・医療・環境・宇宙などのセクター
が中心になります。

UBS 次世代テクノロジー・ファンドの国別の組入れ比率を見てみると、
約85%が米国となっており、実質的に米国株式ファンドと言っても、
差し支えないです。

セクター別の構成を見ると、情報テクノロジーのセクターの
比率がとにかく高くなっています。


※引用:マンスリーレポート

組入れ銘柄上位を見てみると、米国でも有名な企業が大半を
占めています。

2位のマイクロン・テクノロジーは半導体のメーカーで、DRAM、
SRAM、フラッシュメモリーなどを製造・販売しています。

3位のマーベル・テクノロジーは様々な機器に組み込まれる制御
装置用の半導体製品を開発し、データインフラ技術の提供をしています。


※引用:マンスリーレポート

つみたてNISAとiDeCoの対応状況は?

つみたてNISAやiDeCoで積立投資を検討している人も多いと
思います。

そこで、つみたてNISAやiDeCoの対応状況をまとめました。

残念ながら、対応はしていません。

つみたてNISA iDeCo
× ×

※2021年9月時点

純資産総額は?

続いて、UBS 次世代テクノロジー・ファンドの純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

純資産総額は大きいほうが、ファンドマネージャーが資金
を運用する際に効率よくできたり、保管費用や監査費用が
相対的に低くなりますので、コストが低く抑えられます。

また投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその
投資信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなる
こともありますので注意が必要です。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

UBS 次世代テクノロジー・ファンドは180億円程度で、
10年近く運用している割には規模は大きくありませんが、
最低限の規模にはなっています。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに
投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

UBS 次世代テクノロジー・ファンドの実質コストは1.94%と
かなり割高の手数料となっています。

購入時手数料もかかってきますので、本当に良いと思わない
限りは投資しないようにしましょう。

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.837%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.94%(概算値)

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

UBS 次世代テクノロジー・ファンドの評価分析

基準価額をどう見る?

UBS 次世代テクノロジー・ファンドの基準価額はコロナ
ショックで下落したはずなのですが、その下落が小さく
見えるほどに、2020年以降は急騰しています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

続いて、UBS 次世代テクノロジー・ファンドの利回りを
見てみましょう。

直近1年間の利回りは42.58%で、3年、5年、10年平均利回りを
見ても、20%を超えており、圧倒的に優れた成果を残しています。

ただし、この利回りだけを見て、良いファンドだと判断するのは
早計です。しっかりと他のファンドと比較をしたうえで、投資を
するようにしてください。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 +42.58%
3年 +23.48%
5年 +28.69%
10年 +22.41%

※2021年9月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

UBS 次世代テクノロジー・ファンドは、優れたファンドが
多い国際株式の北米株カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォ
ーマンスのファンドに投資をしたいと思うので、同カテゴリー
内でのパフォーマンスのランキングを調べました。

UBS 次世代テクノロジー・ファンドは、ほぼ全期間で上位20%
にランクインしており、非常に優秀な成果を出しています。

これくらい中長期で優れた成果を残し続けているファンドに
投資をしたいものです。

上位●%
1年 24%
3年 11%
5年 5%
10年 20%

※2021年9月時点

年別の運用利回りは?

UBS 次世代テクノロジー・ファンドの年別のパフォーマンスを
見てみましょう。

2018年だけ2桁マイナスとなっていますが、それ以外の年では
驚異的なリターンを残すことができています。

年間利回り
2021年 +21.55%(1-6月)
2020年 +33.67%
2019年 +48.36%
2018年 ▲10.72%
2017年 +39.52%

※2021年9月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

インデックスファンドとの利回り比較

UBS 次世代テクノロジー・ファンドに投資を検討するのであれば、
同じように米国株式に投資をしているインデックスファンドと
運用実績を比較しておいて損はありません。

今回は、UBS 次世代テクノロジー・ファンドと同じく北米株で
構成されているeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とパフォーマンスを
比較してみました。


※引用:モーニングスター

結果は見事に、UBS 次世代テクノロジー・ファンドのほうが
上回っており、投資するに値するアクティブファンドである
ことがわかります。

UBS次世代 Slim 米国株式
1年 +42.58% +36.37%
3年 +23.48% +17.27%
5年 +28.69%
10年 +22.41%

※2021年9月時点

類似ファンドとの利回り比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、他のアクティブ
ファンドとパフォーマンスを比較しておいて損はありません。

今回は、北米ファンドで何度も優秀ファンド賞を受賞をしたこと
があるアライアンス・バーンスタインの米国成長株投信Bコース
と比較をしてみました。


※引用:モーニングスター

コロナ前までは、かなり競ってはいましたが、その後は
UBS 次世代テクノロジー・ファンドがパフォーマンスで大きく
上回っていることがわかります。

どちらも非常に優秀なファンドなのですが、それでも大きな差を
つけているので、いかにUBS 次世代テクノロジー・ファンドが
優れたファンドであるかがよくわかります。

コロナ以降はテクノロジー株がとにかく好調でしたので、相場
との相性が非常によかったということでしょう。

UBS次世代 米国成長株投信B
1年 +42.58% +35.47%
3年 +23.48% +23.86%
5年 +28.69% +24.89%
10年 +22.41% +23.51%

※2021年9月時点

最大下落率はどれくらい?

投資をするにあたって、気にあるのがどの程度下落するかでしょう。
標準偏差である程度は理解できるものの、やはり実際に下落したかは
気になります。

UBS 次世代テクノロジー・ファンドは2011年4月~2011年9月までの
半年間で▲21.94%の下落をしました。

ただ、リーマンショック後に組成されたファンドということもあり、
50%近い下落はまだ経験していません。

ファンドの運用においては、大きく下落することもありますが、
長期保有をすることでしっかりプラスのリターンが出ていますので、
くれぐれもパニック売りはしないようにしてください。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲14.22%
3カ月 ▲20.65%
6カ月 ▲21.94%
12カ月 ▲18.16%

※2021年9月時点

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知る
うえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入
している人が多いということなので、評判が良いということです。

UBS 次世代テクノロジー・ファンドは資金が流入超過している月も
ありますが、流出超過している月も多く、思った以上に評判は
良くなってきていないようです。

優れたファンドであることは間違いないので、もう少し評価を
されてもおかしくないと思います。


※引用:モーニングスター

UBS 次世代テクノロジー・ファンドの評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

あまり知られていないファンドではありますが、
UBS 次世代テクノロジー・ファンドのように優れた
パフォーマンスのファンドも存在します。

S&P500にもパフォーマンスで圧勝していますし、アクティブ
ファンドとしてかなり優秀な米国成長株投信にもパフォーマンス
で勝っています。

ですので、パフォーマンスだけ見れば、米国成長株投信などと
同程度の純資産規模に成長してもおかしくはないのですが、
未だ200億円程度にとどまっています。

特に純資産総額の上限があるファンドでもないので、急いで
投資をする必要はありませんが、アクティブファンドの中には
あなたが知らない優良なファンドも数は少ないですが存在して
います。

今、流行っているから。今、人気ランキング上位にあるから。
といった、あやふやな基準で選ぶのではなく、根拠に基づいた
銘柄選定を心掛けると良いと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点