1999年にJPモルガン・アセットマネジメントにより新規設定された
JPM ザ・ジャパン。もともと1年決算型で優れたパフォーマンスの
ファンドだったこともあり、近年になって、年4回決算型が登場し、
急激に純資産総額を伸ばしています。

今日は、JPM ザ・ジャパンを徹底分析していきますが、
年1回決算型と年4回決算型ともにファンドの中身は同じですので、
どちらの購入を検討している人にも参考になるように分析していきます。
ぜひ参考にしてください。

JPM ザ・ジャパンの基本情報

投資対象は?

まずJPM ザ・ジャパンの投資対象は、日本国内の株式で、
利益成長性が高く、株主を重視した経営を行っており、かつこれらの状況を
市場が株価に織り込んでいない企業に投資を行います。

業種別で見ると、電気機器や情報通信業が高くなっています。

また組入銘柄数は58銘柄で、上位5銘柄は以下のようなっています。
村田製作所やアンリツは5G、SBIホールディングスはブロックチェーン、
ロームは自動運システムと、最新のテーマに積極的に取り組んでいる企業の
保有比率を高めていることがわかりますね。


※2018年10月時点

純資産総額は?

JPM ザ・ジャパンの純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認
すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

JPM ザ・ジャパンは、2012年頃3000億円規模の巨大ファンドでしたが、
現在では950億円程度となっています。3分の1になったとはいえ、まだまだ
巨大なファンドであることに変わりはありません。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

JPM ザ・ジャパンの実質コストは、1.943%となっており、正直かなり高いです。
購入時手数料と合わせると、初年度だけで5%を超えますので、ファンドの購入は
慎重に行う必要がありますね。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.836%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.943%(概算値)

※第18期 運用報告書(決算日2017年12月14日)

JPM ザ・ジャパンの評価分析

基準価額の推移は?

JPM ザ・ジャパンの基準価額は、2018年1月末以降、下落が続いています。
おおかたの日本株ファンドは、このような下落トレンドとなっていますので、
JPM ザ・ジャパンも同じレベルの運用しかできていないということになります。

利回りはどれくらい?

つづいて、JPM ザ・ジャパンのパフォーマンスを見ていきます。
直近1年間の利回りが+11.44%で、カテゴリーランキングでも真ん中より後ろの
順位となっていますが、10年平均利回りは15.16%となっており、
カテゴリーランキングで3位となっています。

中長期での保有を前提とすれば、パフォーマンスにも期待が持てますね。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※2018年10月時点

四半期別のパフォーマンスは?

つづいて、四半期別のパフォーマンスを見てましょう。
直近2年間の運用実績が好調だったことがわかります。

最大下落率はどれくらい?

投資するにあたって、最大どの程度下落する可能性があるのか知っておくことは
非常に重要です。

結局、多くの人が、大きな下落を経験すると、もうこれ以上は損をしたくないと思い、
基準価額が大きく下がったタイミングで売却してしまうのです。

しかし、大きく下げたあとは、大きく戻るというのが基本であり、事前にどの程度
下落するかを知っておくことで、一番下げきったところで売却してしまうことを
避けることができます。

JPM ザ・ジャパンはまだ設定期間が短いので、
JPM ザ・ジャパンの最大下落率を下に載せておきます。

2007年11月~2008年10月で最大-47.21%程度下落しています。

当時の下落率から言うと平均的な数値ですが、インパクトは大きいですね。

しっかり長期保有していればプラスが出ていますので、臆せず保有を続けましょう。

分配金の推移は?

ここからは、JPM ザ・ジャパン(年4回決算型)の購入を検討をしている方
向けの情報です。

JPM ザ・ジャパン(年4回決算型)は、年4回(3月、6月、9月、12月)の決算時に、
基準価額が1万円を超えている場合に分配されます。

ファンド設定からの期間は短いですが、12月に300円と、3月に550円の
分配金を出していますね。

2018年6月は運用がうまくいきませんでしたので、分配金はゼロでした。

10年平均利回りで10%を超えてきていますので、今後も分配利回りは
10%程度は期待できると思います。

評判はどう?

JPM ザ・ジャパンの評判を知るには、ネットなどで情報を集める
方法もありますが、一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているといことは、それだけJPM ザ・ジャパンを
購入している人が多いということなので、評判がよいということになります。

JPM ザ・ジャパンは設定来毎月資金が流入しており、
JPM ザ・ジャパンのパフォーマンスの高さを背景に、人気があるファンドと
なっています。

JPM ザ・ジャパンの今後の見通し

米中貿易摩擦による世界経済への営業、米国の金利上昇、新興国通貨安などの
リスク要因が不透明なため、不安が払しょくされるまでには一定時間がかかると思われます。
ですので、株価が大きく上昇していくには少し時間がかかるでしょう。

ただ、日本企業の底堅い業績から見ても、底堅さはあり、近年流行りのテーマ
(IoT、自動運転、5G、AI、先進医療)は中長期的に大きく伸びることが予想できます。

JPM ザ・ジャパンの運用を見るとよくわかりますが、ベンチマークである
TOPIXをかなり上回るパフォーマンスを出せているのは大きな評価ポイントです。

10年平均利回りも13.23%と同カテゴリー内で2位となっており、
運用は非常にうまくいっていると言えます。

10年このパフォーマンスを維持できているファンドですので、
今後も期待が持てると思います。