2017年、高い運用実績を残したことで、一気に注目を集め始めた
SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ『愛称:jrevive』。

私自身も2008年ごろから投資をしており、10倍近く資産が増えて
います。

何度もブログでは紹介していますが、深い分析をしたことはあまり
なかったので、今日はジェイリバイブ『jrevive』を徹底的に分析
していきます。


SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ『jrevive』の基本情報

投資対象は?

投資対象は、株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も
安定しており、日本経済に更新すると考えられる国内の株式です。

業種別構成比は下図のようになっています。情報・通信業や
サービス業が高くなっています。


※引用:マンスリーレポート

続いて組み入れ銘柄を見てみましょう。現在の組み入れ銘柄は54銘柄、
そのうち上位の10銘柄は下図のようになっています。

1位のSHOEIはバイク用のヘルメットを中心としたヘルメット
メーカーです。

2位のプレステージ・インターナショナルはコールセンターを設け
クライアント企業のサービスを代行する事業を行っています。

3位のヨコオは自動車用アンテナの大手製造メーカーです。

54銘柄というと、通常のファンドと比べて、銘柄数は少ないです。
このような銘柄選定が行えるのは、自分たちの銘柄選定に自信がないと
できません。


※引用:マンスリーレポート

運用体制は?

ジェイリバイブ『jrevive』に投資助言を行っているのがエンジェル
ジャパン・アセットマネジメントと言う会社です。

ここ数年圧倒的なパフォーマンスを出しているファンドはエンジェル
ジャパンが投資助言で入っている場合も多いです。

逆に言えば、運用会社のファンドマネージャーたちが運用を任せたい
と思うくらい国内中小型株に強みを持っているということです。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性
がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ジェイリバイブ『jrevive』はリーマンショック以降純資産額が停滞
していました。2014年以降、パフォーマンスが好調だっとこともあり、
純資産残高を大きく伸ばしましたがが、2018年にはいってからは
運用が優れず、純資産総額は135億円まで下落しています。

ファンドの規模としては全く問題ない水準ですね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなる
のが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければ
なりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ジェイリバイブ『jrevive』の実質コストは1.96%となっており、
前期は2%を超えていたので、わずかに実質コストが下がりましたが、
いまだ割高な水準です。

高い運用実績がでているので良いですが、普通であれば、コストが
高すぎてまずおすすめしませんね。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.87%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.96%(概算値)

※引用:最新運用報告書

ジェイリバイブ『jrevive』の評価分析

基準価額の推移は?

ジェイリバイブ『jrevive』の基準価額は、2017年末まで急上昇し、
2018年は急落、2019年にまた再度大きく上昇しました。

好調なファンドだと2018年につけた高値を更新していますので、
悪くはないですが、良くもない結果と言えます。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、ジェイリバイブ『jrevive』の運用実績を見てみましょう。

直近1年間の利回りは2.19%となっており、同カテゴリーのランキング
でみても決して優れているとは言えません。

しかし、10年平均利回りでは、23%と非常に優れた成果を残して
いるのですが、短中期でみるとまずまずといった結果です。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 2.19% 42%
3年 13.79% 47%
5年 14.86% 34%
10年 23.13% 6%

※2019年12月時点

標準偏差は?

ジェイリバイブ『jrevive』の標準偏差を見てみると、同カテゴリー内
では平均的な水準となっています。

パフォーマンスが優れていますので、価格の変動幅が平均レベルなので
あれば十分ですね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 23.03 64%
3年 17.75 65%
5年 17.30 63%
10年 17.94 50%

※2019年12月時点

年別のパフォーマンスは?

ジェイリバイブ『jrevive』の年別の利回りを見てみましょう。

2018年はかなり苦戦していますが、それ以外の年ではかなり高い
パフォーマンスを残しています。

大きなリターンを狙いにいっているため、仕方ない部分では
ありますが、30%を超える下落というのは、投資家としては、
かなり辛いですね。

もう少し下落幅を抑える運用ができるようになれば、文句の
つけようがなくなります。

年間利回り
2019年 13.15%(1-9月)
2018年 ▲30.18%
2017年 62.11%
2016年 5.06%
2015年 32.00%
2014年 40.14%

※2019年12月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、最低限インデックス
ファンドよりもパフォーマンスが優れていなければ、投資をする
価値がありません。

今回は日経225に連動するニッセイ 日経225インデックスファンド
ジェイリバイブを比較してみました。

直近1年間だけを見ると、ニッセイ 日経225インデックスファンドの
ほうが優れた結果を残せていますが、3年、5年、10年と長期で比較
してみると、ジェイリバイブのほうがかなり優れた成果を残して
いることがわかります。

アクティブファンドに投資をするのであれば、こういったファンドを
選びたいものですね。


※引用:モーニングスター

ジェイリバイブ ニッセイ 225インデックスF
1年 2.19% 6.21%
3年 13.79% 10.25%
5年 14.86% 7.67%
10年 23.13% 11.31%

※2019年12月時点

最大下落率はどれくらい?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、
最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。
そこで過去の最大下落率を見てみましょう。

ジェイリバイブ『jrevive』は2007年11月に一番タイミング悪く買って、
2008年10月に一番タイミング悪く売った場合に最大-43.63%あなたの
資産が目減りした可能性があります。

100年に一度のリーマンショックと言われていますので、今後同じような
ことが起きる可能性は低いですが、40%下落する可能性はあることは心に
とめておきましょう。

上述のとおり、長期で保有していれば、圧倒的なパフォーマンスが
期待できます。

事前にどの程度下落するかを把握しておくことで、もし大きな下落相場が
来ても、なんとか耐えることができるようになるでしょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲18.43%
3カ月 ▲32.62%
6カ月 ▲34.60%
12カ月 ▲43.63%

※2019年12月時点

評判はどう?

続いて、ジェイリバイブ『jrevive』の評判を見ていきたいと思います。
評判を測る指標としては、ファンドへの資金流出入額が参考になります。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入して
いるということなので、評判がいいということになります。

逆に資金が流出しているということは人気がなくなっている
ということですね。

2017年はパフォーマンスが非常に良かったので、人気も急上昇して
いましたが、2018年以降はパフォーマンスが思わしくないことから
資金の流出が続いています。

個人的にはパフォーマンスに合わせて資金を出し入れしたくなる
気持ちはわかるのですが、そこで我慢できるかが高いリターンを得る
ための秘訣だと思っています。


※引用:モーニングスター

SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ『jrevive』の評価と今後の見通し

インデックスファンドの選定では、実質コストやベンチマークの推移
が非常に重要になってきますが、アクティブファンドにおいては、
私は運用体制というのを最も重視しています。

他の運用会社も必死に値上がりする銘柄を選定する中で、他を圧倒する
パフォーマンスを出すためには、1社1社時間をかけて丁寧に分析し、
かつ偏った見方をせずに分析できるかにかかっています。

私の知る限り、100銘柄200銘柄も組み入れているファンドは大概、
一部の銘柄の分析が疎かになっている傾向にあり、銘柄数を絞り
込んでいる運用会社ほど、銘柄選定の理由がしっかりしていること
が多いです。

2018、2019年のパフォーマンスは優れないので、なかなか一歩を踏み出し
づらいかもしれませんが、直近10年間で見ても、エンジェルジャパン
が投資助言をしているファンドは軒並み高パフォーマンスを出しており、
引き続き、ジェイリバイブ『jrevive』も期待がもてるファンドだと思います。