2017年に60%以上のパフォーマンスをたたき出したことで注目を
集めるようになったアセマネOneのMHAM 日本成長株オープン。

国内株式全般を投資対象にしているものの、近年は小型銘柄を
中心にポートフォリオを組んでいるようです。

国内小型株ファンドは優秀な成績を残しているファンドが多い
のですが、MHAM日本成長株オープンはどのような位置にいる
のでしょうか?

今日は、MHAM日本成長株オープンを徹底分析していきます。

MHAM 日本成長株オープンの基本情報

投資対象は?

MHAM 日本成長株オープンの投資対象は、日本国内の株式です。

「競争力の優位性」と「利益の成長性」を重視し、銘柄を選定して
いきます。

銘柄の規模や業種について、特に投資比率に制限を設けていない
ようですが、組入銘柄を見てみると、中小型銘柄が多いようです。

組入比率を業種別に見てみると、サービス業が一番多く、次いで
情報・通信業の比率が高くなっています。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、MHAM 日本成長株オープンの純資産総額はどうなっているか
見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額
だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

MHAM 日本成長株オープンの純資産総額は、約300億円となっています。
2017年ごろからパフォーマンスが改善したのにあわせて、純資産総額も
大きく上昇しています。規模の面は問題ありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

MHAM 日本成長株オープンの実質コストは1.732%となっており、
同カテゴリー内では平均的な水準です。

ただし、実質コストがかなり高い水準ですので、ファンドの選定は
慎重に行う必要があるでしょう。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 2.7%(税込)※上限
信託報酬 1.674%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.732%(概算値)

※引用:運用報告書(決算日2019年3月5日)

MHAM 日本成長株オープンで本当に大丈夫?圧倒的に高いリターンを出しているアクティブファンド特集

MHAM 日本成長株オープンの評価分析

基準価額の推移は?

MHAM 日本成長株オープンの基準価額は、2016年から大きく
成長しました。

しかし、2018年に入ってからは運用がうまく行っておらず、
2018年10月末に大きく下落して以来、2019年に入っても、
下落分は取り戻せていない状況が続いています。

国内小型株はどれも似たような状況に陥っていますね。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

MHAM 日本成長株オープンの利回りを見てみましょう。
直近1年間の利回りは▲11.32%とかなり苦戦しています。

3年、5年、10年の平均利回りは15%以上と非常に高い結果を
残すことができています。

国内小型株カテゴリーの中でも平均以上のパフォーマンスを
常に出していますので、優れたファンドの1つと言えます。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲11.32% 32%
3年 17.75% 23%
5年 16.56% 24%
10年 15.02% 50%

※2019年7月時点

標準偏差は?

MHAM 日本成長株オープンの標準偏差を見てみると、同カテゴリー
内では平均的より少し低い順位となっています。

ただ、パフォーマスは優れていますので、この程度であれば
問題ありませんね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 26.56 79%
3年 18.35 76%
5年 17.59 75%
10年 19.89 72%

※2019年7月時点

年別運用パフォーマンスは?

MHAM 日本成長株オープン年別の運用パフォーマンスを
見ていきましょう。

2018年は10%以上のマイナスとなっていますが、それ以外の
年ではしっかりとプラスのリターンを残しており、これなら
十分に投資する価値があると言えます。

年間利回り
2019年 12.38%(1-6月)
2018年 ▲14.79%
2017年 60.48%
2016年 2.30%
2015年 29.93%
2014年 2.71%

※2019年7月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

MHAM 日本成長株オープンに投資を検討するのであれば、
低コストのインデックスファンドとパフォーマンスを比較して
おいて損はありません。

また他の小型株ファンドとのパフォーマンスを比較しておくのも
重要です。今回はSBIアセットとジェイネクスト『jnext』と比較
してみました。

直近3年間のパフォーマンスを比較してみると、インデックス
ファンドよりははるかに高いパフォーマンスを残せていることが
わかります。

これなら高いコストを支払ってでも投資する価値があります。

また、同じ国内小型株ファンドであるジェイネクストとの比較では、
ほぼ互角といったところです。


※2019年7月時点

最大下落率は?

標準偏差などから、基準価額の変動幅を算出することはできますが、
やはり実際にどの程度下落したことがあるのかは気になるところです。

MHAM 日本成長株オープンは、2007年11月~2008年10月の間に
最大57.79%下落しています。

リーマンショック級の金融危機はそう簡単には来ないと思いますが、
小型株ファンドというのは、大きく増えもしますが、大きく減る
可能性もあるという点だけはおさえた上で投資をしていきましょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲24.00%
3カ月 ▲36.51%
6カ月 ▲44.71%
12カ月 ▲57.79%

※2019年7月時点

分配金の推移は?

続いて、分配金の推移を見てみましょう。2017年には3月と9月に
それぞれ1000円の分配金を出しており、2018年は3月が1000円、
9月は500円の分配がなされました。

2019年は3月に250円の分配がされましたが、9月の分配もそこまで
期待はできないといった状況でしょう。

また、このブログでは何度も言っていますが、分配金は受け取らずに
再投資したほうが投資効率は確実に高くなります。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

分配金
2019年 250円(残1回)
2018年 1500円
2017年 2000円
2016年 0円

※2019年7月時点

評判はどう?

MHAM 日本成長株オープンの評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけMHAM 日本成長株
オープンを購入している人が多いということなので、評判がよく
なっているということです。

MHAM 日本成長株オープンは、2017年中ごろから毎月資金が流入
するようになり、2018年には毎月多くの資金が流入するようになり
ました。

しかし、2018年末からまたパフォーマンスが悪化し、それ以降は、
資金が流出超過になっており、評判が悪くなっています。


※引用:モーニングスター

MHAM 日本成長株オープンの今後の見通し

MHAM 日本成長株オープンは、パフォーマンスの実績を見ても、
十分高い結果を出すことができています。

今後も長期保有すれば、10%超のリターンが期待できるのでは
ないでしょうか。

ただ、国内小型株ファンドというのは、優秀な成績を残している
ファンドが多く、MHAM 日本成長株オープンが一番良いとは言えません。

他にも非常に優れたパフォーマンスのファンドが数多く存在します
ので、比較したうえで投資するかを検討してください。

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