ニッセイアセットマネジメントが運用する、ニッセイAI関連
株式ファンド『AI革命』。

三井住友アセットマネジメントのグローバルAIと並んで、非常に
人気のあるファンドですが、実際のところはどうなのでしょうか?

為替ヘッジあり/なし、年1回決算/年2決算の組み合わせで計4コース
ありますが、今日は一番人気の高い年1回決算の為替ヘッジ無を見て
いきたいと思います。

それ以外のコースを検討の方にも参考になるように書いていますので、
ご安心ください。

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』の基本情報

投資対象は?

投資形態はファンド・オブ・ファンズで、世界的な運用会社である
TCWインベストメント・マネジメント・カンパニーが設定・運用する
ケイマン籍投資信託を通じて世界中のAI関連企業の株式に投資しています。

AI関連企業というのは、AIに関する製品やサービスを開発・提供している
企業のことです。

AIを使って銘柄選定などをしているAIファンドとは異なりますので、
注意してください。

国別の投資比率を見ると、90%近くがアメリカの企業となっており、
現状、日本企業は含まれていません。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性
がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』(為替ヘッジなし)は、
現在、750億円ほどになっており、規模としては全く問題ありません。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』の実質コストは1.870%となっており、
かなりコストが高くなっています。

ケイマン籍投資信託に投資するだけで年間0.6%ものコストが生じています
ので、コストを支払う価値があるのか試されていると言えるでしょう。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.869%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.870%(概算値)

※引用:第2期 運用報告書(決算日2018年10月25日)

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』の評価分析

基準価額の推移は?

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』(為替ヘッジ無)の
直近の基準価額は、12,000円まで下がっています。

2017年に続き、2018年も好調に推移していましたが、10月以降
株式市場の暴落に合わせる形で大きく下落してしまっています。

利回りはどれくらい?

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』の直近1年間の利回りは
3.61%となっています。

10月頃まではかなり高いパフォーマンスを残していましたが、
一気にカテゴリー内のランキングも順位を下げてしまいました。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 3.61% 52%
3年
5年
10年

※2018年12月時点

標準偏差は?

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』の標準偏差を見てみると、
カテゴリー内では下位2割に入っています。

パフォーマンスは平均的、基準価額の変動幅は大きいこととなると
あまり投資する気にはなれませんね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 17.73 78%
3年
5年
10年

※2018年12月時点

年別のパフォーマンスは?

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』の年別のパフォーマンスは
以下のようになっています。

2018年も9月時点までは好調だっただけに10月以降の大きな下落は
残念ですね。

年間利回り
2018年 15.11%(9月末時点)
2017年 28.70%
2016年
2015年
2014年

※2018年12月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』に投資うえで、他の類似ファンド
とのパフォーマンスは比較しておいて損はありません。

本ファンド約9割が米国株ですので、米国の代表的な500銘柄で構成される
S&P500をベンチマークとするiFree S&P500インデックスと比較をして
みました。

10月まではニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』(黄線)のが上回って
いましたが、直近ではiFree S&P500インデックスが上回っています。

運用期間が短いためもう少し様子見したいところですね。

評判はどう?

ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』の評判はネットでの書き込み
などで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけニッセイAI関連株式ファンド
『AI革命』を購入している人が多いということなので、評判が良いという
ことです。

設定日以降、AIブームの恩恵もあり全コースともに地道に資金流入して
いましたが、直近では資金の流出超過となっています。

9月頃までであれば、もう少し資金が流入していてもおかしくないと
思いましたが、10月以降は大きく基準価額も下げていますので、
多くの投資家が解約しているのも納得です。

ニッセイAI関連株式ファンドの今後の見通しは?

メガトレンドとなっているAIはまだまだ有望な領域と言えます。

特にアメリカのシリコンバレー銘柄は、相当にバリュエーションが
高くなりつつあると言えど、今後の伸びしろを考えても投資価値は
あると考えられます。

また、AI関連銘柄は今年1月末の世界的な株式市場の暴落時に
おいても、他のセクターと比較して下落は限定的でした。

これらを勘案すると、コストが高い点だけが非常に残念では
ありますが、ニッセイAI関連株式ファンドは購入する価値のある
ファンドだと思いますし、利食いにはまだ早く、保有は継続すべき
だと思います。

自分に最適な至極の1本を見つけたい方はこちら

◆ニッセイAI関連株式ファンド『AI革命』から乗り換え続出!本当に利回りが高いアクティブファンド特集

◆6000本の中から選ばれたモーニングスター Fund of the Year受賞ファンドは?

◆投信分析のプロ。投信ブロガーが選ぶFund of the Year受賞ファンドは?