10年以上前から、「健康」をテーマに優秀な運用を続けている
ニッセイ 健康応援ファンド。

分配金利回りも10%を超えており、下手にタコ足配当の毎月分配型
ファンドに投資をするよりよほど健全と言えます。

ニッセイ 健康応援ファンドの購入を検討している方はぜひ参考に
してください。

ニッセイ 健康応援ファンドの基本情報

投資対象は?

ニッセイ 健康応援ファンドの投資対象は、国内の株式です。

独自の視点で健康にかかわる産業を分類し、健康増進、医療、
福祉介護、その他の4分類に分けて、投資していきます。

健康増進分野では、生活習慣病や健康意識の高まりに伴い、
サプリやトクホ市場の拡大が見込まれています。

医療の分野では、医療財政悪化に伴う医療費抑制の流れを受けて、
ジェネリック医薬品の使用や、予防医療のニーズ、電子カルテの
導入などが進んでいます。

そして福祉介護の分野では、高齢化の進展に伴い、シニア住宅や
介護付きマンション等が拡大しています。


※引用:交付目論見書

ニッセイ 健康応援ファンドは現在55銘柄ほどに投資していますが、
組入上位を見てみると、以下のようになっています。

医療・治療機器分野への投資に注目していることがわかります。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、ニッセイ 健康応援ファンドの純資産総額はどうなっているか

見てみましょう。純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から
集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ニッセイ 健康応援ファンドは、ここ1年間で大きく純資産総額を伸ばして
おり、現在は250億円ほどとなっています。

2018年末に基準価額が大きく下落して以来、純資産の伸びも鈍化
しました。ただ、規模としては問題ありません。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ニッセイ 健康応援ファンドの実質コストは1.777%となっており、
前期とほぼ変わらず、コストはかなり高くなっています。

パフォーマンスが高くなければ、まず手を出してはいけないファンドです。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)
信託報酬 1.6115%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.777%(概算値)

※引用;最新運用報告書

ニッセイ 健康応援ファンドで本当に大丈夫?圧倒的に高いリターンを出しているアクティブファンド特集

ニッセイ 健康応援ファンドの評価分析

基準価額をどう見る?

ニッセイ 健康応援ファンドの基準価額は毎年大きな分配をしている
ので、上昇していません。

分配金を受けとらずに運用を続けた場合の分配金再投資基準価額(青線)を
見ても、2018年以降は厳しい状況が続いていることがわかります。

この状況が続くと、分配金の支払いもあまり期待できなく
なりそうです。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

ニッセイ 健康応援ファンドの直近1年間の利回りは、▲11.21%で
2018年10月末の大きな下落でだいぶやられた形です。

3年、5年、10年平均利回りが約10%を超えており、かなり高い
パフォーマンスとなっています。

カテゴリーランキングでみても、上位にランクインできており、
優秀な結果を残してますね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲11.21% 27%
3年 +10.28% 30%
5年 +11.35% 7
10年 +12.84% 11%

※2019年10月時点

標準偏差は?

標準偏差は基準価額の変動幅の大きさを比較するときに役立ちます。

日経225に連動するインデックスファンドが3年平均で14程度です
ので、ニッセイ 健康応援ファンドも同程度の値動きをすることが
わかります。

パフォーマンスも優れており、基準価額のブレも比較的小さく
運用できている点は非常に評価できますね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 20.88 31%
3年 14.11 28%
5年 14.74 12%
10年 14.64 3%

※2019年10月時点

年別のパフォーマンスは?

ニッセイ 健康応援ファンドの四半期別のパフォーマンスを見てみると、
2014年、2015年、2017年は+20%以上出しており、高い結果を出し
続けています。

2016年はプラスマイナスゼロ近辺ですが、それを考慮しても十分ですね。

年間利回り
2019年 10.94%(1-9月)
2018年 ▲12.58%
2017年 29.67%
2016年 ▲0.24%
2015年 27.96%
2014年 22.06%

※2019年10月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

ニッセイ 健康応援ファンドに投資するのであれば、低コストの
インデックスファンドとのパフォーマンス比較はしておいて損はありません。

今回は、日経225に連動する代表的なインデックスファンドである
ニッセイ 日経225インデックスファンドと比較をしてみました。

かなり拮抗した状態が続いていますが、直近ではニッセイ 日経225
インデックスファンドのほうが上回っています。

ただ、さらに中長期の5年、10年の利回りで比較をしてみると、
ニッセイ 健康応援ファンドのほうがパフォーマンスで上回って
います。

これであれば投資を検討する価値があると言えますね。


※引用:モーニングスター

ニッセイ健康応援ファンド ニッセイ 日経225インデックス
1年利回り ▲11.21% ▲8.01%
3年平均 +10.28% +11.67%
5年平均 +11.35% +7.86%
10年平均 +12.84 +9.66%

※2019年10月時点

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある
程度は予想できますが、やはり実際に下落した度合いをみたほうが
イメージがわきます。

ニッセイ 健康応援ファンドは2008年5月~2009年4月までに
最大▲27.37%下落しました。

株式ファンドにしては、下落幅が小さいのは市場の影響を受けにくい、
健康関連の銘柄の比率が高いことが要因だと思われます。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲15.27%
3カ月 ▲24.29%
6カ月 ▲30.07%
12カ月 ▲27.37%

※2019年10月時点

分配金の推移は?

続いて、分配金の推移を見ていきましょう。
2014年以降は、毎年高い分配金を出し続けています。

毎年10%以上の分配金を出していますので、下手に毎月分配型に
手を出すよりよほど健全に分配金を受け取ることが可能です。

2018年~2019年にかけては運用がうまくいっていませんが、
2019年も1000円の分配金を出しています。

ただ、このブログでは何度も言っていますが、分配金は受け取らずに
再投資したほうが投資効率は確実に高くなります。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

分配金
2019年 1,000円
2018年 2,000円
2017年 2,000円
2016年 1,500円
2015年 4,500円
2014年 3,300円

※2019年10月時点

評判はどう?

ニッセイ 健康応援ファンドの評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけニッセイ 健康応援ファンド
を購入している人が多いということなので、評判がよくなっていると
いうことです。

ニッセイ 健康応援ファンドは、2018年が非常に好調に資金が
集まっていましたが、パフォーマンスの悪化とともに、資金が
流出超過となっています。

ここから考えると、評判は悪くなっていると言えますね。


※引用:モーニングスター

ニッセイ 健康応援ファンドの今後の見通し

短期的な目線で見ると、医薬品セクターは薬価制度、医療機器セクター
は診療報酬制度、介護サービスは、介護報酬制度の改定などが株価に
影響を与えることになりますが、中長期的に見れば、マーケットの
成長には期待が持てます。

コストが高いのが難点ではありますが、インデックスファンドと
比較をしても負けないパフォーマンスを残せていることもあり、
10年間、地に足のついた運用を実践してこれているので、今後も
高いパフォーマンスに期待が持てるファンドだと思います。

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