未来の世界は一見、誰にも予測不可能に見えますが、注意深い
リサーチによって、すでに世界に潜在している大きな変化の
兆候をつかむことができます。

そこで、今後、大きなメガトレンドとなるであろう投資テーマ
として設定されたのが三菱UFJ国際のGRAN NEXT モビリティ
です。

モビリティ系のファンドは数年前にブームとなっていたので、
今更感はありますが、はたしてどのような特徴があるのでしょうか。

今日は、GRAN NEXT モビリティを独自目線で徹底分析していきます。

「GRAN NEXT モビリティって投資対象としてどうなの?」

「GRAN NEXT モビリティって持ってて大丈夫なの?」

「GRAN NEXT モビリティより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


GRAN NEXT モビリティの基本情報

投資対象は?

GRAN NEXT モビリティの投資対象は日本を含む世界の株式です。

主に、世界の輸送関連企業の株式に投資をしていきます。

ここで言う輸送関連企業というのは、輸送に使用・適用される
テクノロジーの研究、開発、テクノロジーを利用した製品・
サービスの製造、販売の分野で経済活動を行う企業を指します。

国別でみると、アメリカが約30%、次いで、フランス、韓国と
なっています。

こういったテーマ型のファンドだと、米国株の比率がかなり
高くなる傾向にあったのですが、GRAN NEXT モビリティは
今までのモビリティをテーマにしたファンドとは一線を
画していると言えます。


※引用:マンスリーレポート

GRAN NEXT モビリティは銘柄選定において、ESGに
関連する評価項目を設けており、近年流行りのESGを
取り入れたファンドとなっています。

※ただ、どこまで評価項目として、しっかりと入って
いるかはわかりません。

現在の組入れ銘柄は47銘柄となっており、上位10銘柄
を見てみると、アメリカ以外の国がかなり上位に食い
込んできていることがわかります。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

純資産総額は大きいほうが、ファンドマネージャーが資金
を運用する際に効率よくできたり、保管費用や監査費用が
相対的に低くなりますので、コストが低く抑えられます。

また投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその
投資信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなる
こともありますので注意が必要です。

GRAN NEXT モビリティの純資産は約150億円ですので、
まだ運用開始から数か月しか経っていないことを考えると
十分と言えますね。

※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資
判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

GRAN NEXT モビリティの実質コストはまだ運用報告書が
出ていないのでわかりませんが、2%を超えて来ることが
予想されます。

アクティブファンドの中でもかなり割高な水準です。

GRAN NEXT モビリティは実質的にブラックロックが運用
しているのですが、そこへの支払いが0.68%/年含まれて
いるのが大きいですね。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.813%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト まだ不明

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

GRAN NEXT モビリティの評価分析

基準価額をどう見る?

GRAN NEXT モビリティの基準価額を見てみましょう。

まだ運用を開始して間もないので、今からですね。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

随時更新予定

平均利回り
1年
3年
5年
10年

※2021年5月時点

年別の運用利回りは?

随時更新予定

年間利回り
2021年

※2021年5月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとの利回り比較

GRAN NEXT モビリティに投資を検討しているのであれば、
より低コストのインデックスファンドとのパフォーマンスは
比較しておいて損はありません。

GRAN NEXT モビリティは世界の株式に分散投資ができるので、
今回は、世界の株式に分散できるインデックスファンドとして
非常に人気の高いeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
と比較をしました。


※引用:モーニングスター

まだ運用が開始されてから数か月なので、何とも評価しがたい
ですが、現状はインデックスファンドのほうがパフォーマンス
で上回っているようです。

GRAN モビリティ Slim 全世界
1年
3年
5年
10年

※2021年5月時点

アクティブファンドとの利回り比較

GRAN NEXT モビリティに投資を検討しているのであれば、
他のアクティブファンドとパフォーマンスを比較して
おいて損はありません。

そこで、今回はGRAN NEXT モビリティと同じくモビリティ
関連企業に投資をしている岡三アセットの次世代モビリティ
オープンと日興アセットのグローバル・モビリティ・サービス
株式ファンド
を比較しました。


※引用:モーニングスター

直近数カ月は、GRAN NEXT モビリティが一番パフォーマンス
はいいようです。

GRAN NEXT モビリティと次世代モビリティオープンは
似たような値動きをしていますが、グローバル・モビリティ・
サービス株式だけ大きく異なる値動きをしています。

最大下落率は?

随時更新予定

期間 下落率
1カ月
3カ月
6カ月
12カ月

※2021年5月時点

評判はどう?

続いて、GRAN NEXT モビリティの評判を見てみましょう。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを
購入しているということなので、評判がいいということに
なります。

まだ運用を開始したばかりですが、すでに150億円流入して
いることから考えても、評判は上々であると言えるでしょう。


※引用:モーニングスター

GRAN NEXT モビリティの評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

モビリティ関連のファンドというのは、数年前に一番流行った
ファンドで、正直、今のタイミングでなぜGRAN NEXTシリーズ
としてファンドを新規設定したのか理解に苦しみます。

コスト面で優位性があるのであれば検討する余地もあると
思いますが、実質コストベースで2%近い信託報酬と3.3%の
購入時手数料がかかる中で、あえてGRAN NEXT モビリティに
投資をするメリットは感じません。

唯一あるとすれば、米国株の組入れ比率が低く、他の国の
組入れ比率が高くなっていることから、今後、パフォーマンス
で差がついてくる可能性はあります。

ただ、現状で言えば、モビリティ系のファンドはテスラ効果も
あり、かなり高いパフォーマンスとなっているため、あえて
今から新規設定されたファンドに乗り移ろうとする人もいない
でしょう。

今更感のあるファンドなので、あえて投資をしようとは思いま
せんね。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点