2018年に続き、2019年のモーニングスターのファンド・
オブ・ザ・イヤーで最優秀ファンドを受賞したモルガン
・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン。

海外株式ファンドは優れたパフォーマンスを残している
ファンドが多い中で、2年連続で最優秀賞を受賞するのは
並大抵のことではありません。

早速、どんなファンドなのかを見ていきましょう。

「モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンって投資対象としてどうなの?」

「モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンって持ってて大丈夫なの?」

「モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)の基本情報

投資対象は?

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
の投資対象は、世界各国のプレミアム企業です。

プレミアム企業というのは各国で圧倒的なシェアの獲得や
商品展開を行い、優良な特許、強固な販売網を裏付けに、
持続的に高い収益率や潤沢なキャッシュフローの増大が
期待できる企業です。

銘柄を20~40銘柄に絞り込む点も私としては好みですね。

現在の組別の組入比率を見てみると、アメリカが約60%、
次いでイギリス、フランス、ドイツと続きます。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

投資を検討するうえで、純資産総額は必ず確認するように
してください。

純資産総額は大きいほうが、ファンドマネージャーが資金
を運用する際に効率よくできたり、保管費用や監査費用が
相対的に低くなりますので、コストが低く抑えられます。

また投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその
投資信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなる
こともありますので注意が必要です。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
は現在900億円程度で、為替ヘッジありも合わせると1500億円
をこえる巨大なファンドとなっています。

これだけの規模があれば、全く問題ありません。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には、購入時の手数料や信託報酬の他にも費用が
かかっていることをご存知ですか?

これを実質コストと言いますが、実質コストには、株式売買
手数料や有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストが
かなり割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
の実質コストは2.10%とかなり割高です。

それに加えて高い購入時手数料もかかりますので、購入した
初年度から5%近く資産が目減りしてしまいます。

優れたファンドでなければ、まず投資をしてはいけませんが、
コストに見合うリターンを提供してくれるのであれば、投資
をする価値も出てきます。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.980%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 2.10%(概算値)

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)の評価分析

基準価額をどう見る?

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
の基準価額はコロナショックで急落しましたが、その後、
かなり戻しています。

ただ、コロナ前の最高値を更新するまでには至っていません。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンの
運用実績を見てみましょう。

直近1年間の利回りは3.60%で、3年平均、5年平均利回りも5%を
超えており、安定したリターンを維持しています。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 3.60%
3年 7.15%
5年 6.45%
10年

※2020年11月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンは、
日本を除くグローバル株式カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同じカテゴリーでも優秀な
パフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、
同カテゴリー内でのパフォーマンスのランキングは
事前に調べておいて損はありません。

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンは、
常に上位20%にランクインしており、非常に優れた運用がされて
いますね。

上位●%
1年 18%
3年 10%
5年 8%
10年

※2020年11月時点

年別のパフォーマンスは?

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
の年別のパフォーマンスも見てみましょう。

2016年、2018年はマイナスリターンで終わってしまって
いますが、2017年、2019年は20%以上のプラスを出して
います。

年間利回り
2020年 +3.72%(1-9月)
2019年 +27.94%
2018年 ▲5.10%
2017年 +20.18%
2016年 ▲0.53%
2015年 +5.33%

※2020年11月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
に投資を検討する上で、より低コストで投資ができる
インデックスファンドとパフォーマンスを比較しておいて、
損はありません。

今回は、同カテゴリーで、超低コストファンドとして、
非常に人気の高い、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
とパフォーマンスを比較しました。


※引用:モーニングスター

結果は、モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンが
終始、大きくパフォーマンスで上回っています。

コストだけでみれば、eMAXIS Slim先進国株式インデックスのほうが、
10分の1程度で済みますが、これなら高いコストを支払ってでも、
投資をする価値があると言えますね。

M・Sグローバル slim 先進国
1年 3.60% 1.51%
3年 7.15% 4.19%
5年 6.45%
10年

※2020年11月時点

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドに投資をするのであれば、他のアクティブ
ファンドをパフォーマンスを比較してから投資をしても、
遅くはありません。

そこで、今回は先進国株式を投資対象にアクティブ運用している
大和住銀DC海外株式アクティブファンドを比較をしました。


※引用:モーニングスター

大和住銀DC海外株式アクティブファンドは非常に優秀なファンドなので、
これと比べてしまうとというのはありますが、モルガン・スタンレー
グローバル・プレミアム株式オープンもかなり健闘していると言えるでしょう。

M・Sグローバル 大和住銀DC
1年 3.60% 31.86%
3年 7.15% 15.41%
5年 6.45% 13.32%
10年 15.65%

※2020年11月時点

最大下落率は?

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
に投資をする前に、最大でどの程度下落する可能性があるのか
を知っておくことは非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく
下落した相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここでモルガン・スタンレー グローバル・プレ
ミアム株式オープンの最大下落率を見てみましょう。

最大下落率は運用期間がまだ短いので13%程度しかありません
が、リーマンショックのときは株式ファンドは50%程度下落
したこともありますので、今後、まだまだ大きな下落をする
ことはあると思っておいたほうがいいですね。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかも
しれません。

しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの
可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲10.76%
3カ月 ▲13.28%
6カ月 ▲12.14%
12カ月 ▲13.02%

※2020年11月時点

評判はどう?

それでは、モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム
株式オープンの評判はどうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入
を見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪く
なっていれば、資金が流出超過になります。

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
は2018年以降急激に純資産が流入しており、2019年も流入
し続けています。

2020年はコロナショックの影響もあり、資金が流出超過と
なっていますが、パフォーマンスから見ると、今後また
評判はよくなってくるでしょう。


※引用:モーニングスター

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)の今後の見通し

先進国株式に投資をしようとした場合、まず思いつくのが、
MSCIコクサイに連動する超低コストのインデックスファンド
だと思います。

実際、eMAXIS Slim 先進国インデックスも決して悪いファンド
ではありませんが、アクティブファンドであれば、もっと
優秀な成果を残しているファンドがあります。

その1本がモルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン
であり、信託報酬ベースで見ると、コストは10倍にもなりますが、
パフォーマンスははるかに上回っています。

世の中の風潮は、低コストのインデックスファンドへの投資が良い
という論調一辺倒ですが、アクティブファンドにもアクティブファンドの
魅力がありますので、ぜひ投資先として検討してみるとよいと思います。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点