最近有名な運用会社と言えば、レオスキャピタルのひふみ投信だと
思いますが、ひふみ投信の陰に隠れて、圧倒的なパフォーマンスを
出しているファンドがあります。

それが、スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『愛称:華咲く中小型』です。

スパークスの運用しているファンドは良いファンドが多いのですが、
どうも知名度がないせいか、なかなか人気に火が付きませんでした。

そんな中でも2017年に人気に火が付いた華咲く中小型を徹底分析
していきたいと思います。

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『華咲く中小型』の基本情報

投資対象は?

華咲く中小型の投資対象は、日本の上場株式のうち中小型株式を
中心に投資していきます。

スパークスといえば、「マクロはミクロの集積である」という
投資哲学の下、年間2800回以上の徹底したボトムアップのリサーチ
を強みに銘柄を選定しています。

私の周りでは、日本株ファンドといえば、スパークスと皆が言う
くらいに人気がある会社ですね。

華咲く中小型の組入銘柄数は56銘柄となっています。

業種別の組入銘柄を見てみると、1位が機械、2位が小売業
3位が化学となっています。どうやら情報・通信業の組入比率を
下げたようです。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

純資産総額は?

続いて、華咲く中小型の純資産総額はどうなっているか見て
みましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで売買でき
なかったり、コストが嵩みますので、事前に確認すべきポイント
の1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

華咲く中小型の純資産総額は、現在220億円程度となっています。
2年前であれば、おすすめできないレベルの純資産総額でしたが
この規模であれば問題ありません。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

華咲く中小型の実質コストは2.085%となっており、前期の2.210%
よりはコストが下がりました。とはいえ、未だ非常に割高な水準
であることに変わりはありません。

購入時手数料もかかってくるので、普通のファンドであれば、
まず投資をしてはいけないファンドです。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 2.0196%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 2.085%(概算値)

※第12期 運用報告書(決算日2019年1月25日)より

実質コストを加味しても、圧倒的に高いリターンを出している国内中小型ファンドランキング

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『華咲く中小型』の評価分析

基準価額の推移は?

華咲く中小型の基準価額は、2016年から順調に成長していましたが、
2018年に入ってからはその勢いが鈍化しました。

2019年に入ってからも、多くのファンドで大きく反発していますが、
華咲く中小型では反発もかなり小さい規模にとどまってしまっています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

華咲く中小型の利回りを見てみましょう。

直近1年間の利回りは▲8.62%となっています。一方で、
3年、5年、10年平均利回りが驚異の15%超えとなっています。

このパフォーマンスであれば、高いコストを払ってでも投資を
する価値があるというものです。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲8.62% 39%
3年 15.43% 36%
5年 15.57% 46%
10年 20.86% 72%

※2019年4月時点

標準偏差は?

華咲く中小型の標準偏差を見てみると、直近5年程度は同カテゴリー
内で上位40%程度にいることがわかります。

10年平均リターンと標準偏差をベースに、今後1年間の期待利回りを
予測してみると、▲15%~56%の範囲にほぼ収まることがわかります。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 19.61 39%
3年 15.49 36%
5年 15.62 46%
10年 18.08 72%

※2019年4月時点

年別のパフォーマンスは?

華咲く中小型の年別の運用パフォーマンスも下に載せておきます。
安定的に高いパフォーマンスを出していることがわかりますね。

年間利回り
2019年 +4.03%(1-3月)
2018年 ▲11.83%
2017年 +44.56%
2016年 +6.68%
2015年 +15.22%
2014年 +22.03%

※2019年4月時点

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

毎度のことですが、インデックスファンドとのパフォーマンスの
比較は必須です。

今回は、日本の代表的な指数である日経平均株価に連動する
ニッセイ 日経225インデックスファンドとパフォーマンスを
比較してみました。

比較してみると、圧倒的に華咲く中小型のパフォーマンスが
優れていることがわかりますね。

これくらい日経平均を上回るパフォーマンスなのであれば、コストの
高いアクティブファンドでも投資をする価値があります。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

投資するのであれば、ファンドがどの程度下落する可能性があるのか
は知っておきたいところです。

もちろん標準偏差から変動幅を予測することはできますが、やはり
過去にどの程度下落したことがあるのかを調べるのがよいでしょう。

華咲く中小型は2007年11月~2008年10月までの間に最大▲53.38%
下落しています。

日本株ファンドであれば、最悪この程度の下落が一時的にはあり得る
と思っておきましょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲18.60%
3カ月 ▲32.54%
6カ月 ▲37.67%
12カ月 ▲53.38%

※2019年4月時点

評判はどう?

華咲く中小型の評判はネットでの書き込みなどで調べる方法も
ありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金
流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ華咲く中小型を購入
している人が多いということなので、評判がよくなっていると
いうことです。

華咲く中小型は、2017年から毎月急激に資金が流入していましたが
2018年に大きく下落してからは資金の流出が続いています。

つまり評判が良くなくなっていることがわかりますね。


※引用:モーニングスター

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『華咲く中小型』の今後の見通し

日本の株式市場は、再び上値を目指す形になっていますが、以前
株価の動きは不透明です。

そんな中、華咲く中小型は年間利回りで見てたとおり、3年、5年、
10年のどの期間においても15%近くのパフォーマンスを出しており、
今後も同程度のパフォーマンスが期待できそうです。

何より日経平均株価よりはるかに高いパフォーマンスを出し続けて
いますので、インデックスファンドに投資をしている人でも一部の
資金をこういった優良なアクティブファンドにスイッチングすると
いうのも選択肢にいれてよいと思います。

自分に最適な至極の1本を見つけたい方はこちら

◆華咲く中小型から乗り換え続出!本当に利回りが高いアクティブファンド特集

◆6000本の中から選ばれたモーニングスター Fund of the Year受賞ファンドは?

◆投信分析のプロ。投信ブロガーが選ぶFund of the Year受賞ファンドは?</a