最近有名な運用会社と言えば、レオスキャピタルのひふみ投信だと思いますが、
ひふみ投信の陰に隠れて、圧倒的なパフォーマンスを出しているファンドがあります。
それが、スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『愛称:華咲く中小型』です。

スパークスの運用しているファンドは良いファンドが多いのですが、
どうも知名度がないせいか、なかなか人気に火が付きませんでした。

そんな中でも2017年に人気に火が付いた華咲く中小型を徹底分析していきたいと思います。

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『華咲く中小型』の基本情報

投資対象は?

華咲く中小型の投資対象は、日本の上場株式のうち中小型株式を中心に投資していきます。
スパークスといえば、「マクロはミクロの集積である」という投資哲学の下、
年間2800回以上の徹底したボトムアップのリサーチを強みに銘柄を選定しています。

私の周りでは、日本株ファンドといえば、スパークスと皆が言うくらいに人気がある会社ですね。

華咲く中小型の組入銘柄数は55銘柄となっています。業種別の組入銘柄を見てみると、
1位が機械、2位が情報・通信、3位が化学となっています。

純資産総額は?

続いて、華咲く中小型の純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと
思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで売買できなかったり、
コストが嵩みますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

華咲く中小型の純資産総額は、現在260億円程度となっています。
このパフォーマンスであれば、もっと評価されてしかるべきだと思います。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

華咲く中小型の実質コストは2.210%となっており、非常に割高となっています。
購入時手数料もかかってくるので、普通のファンドであれば、まず投資をしては
いけないファンドです。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 2.0196%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 2.210%(概算値)

※第11期 運用報告書(決算日2018年1月25日)より

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『華咲く中小型』の評価分析

基準価額の推移は?

華咲く中小型の基準価額は、2016年から順調に成長していましたが、
2018年に入ってからはその勢いが鈍化しました。

多くのファンドが2018年1月末の水準を超えられていないことから
考えるとまだ健闘していると言えるでしょう。

利回りはどれくらい?

華咲く中小型の利回りを見てみましょう。
直近1年間の利回りは+19.72%となっています。3年、5年、10年平均利回りが
驚異の20%超えとなっています。

このパフォーマンスであれば、高いコストを払ってでも投資をする
価値があるというものです。


※2018年10月時点

四半期別のパフォーマンスは?

華咲く中小型5の四半期別の運用パフォーマンスも下に載せておきます。
安定的に高いパフォーマンスを出していることがわかりますね。

日経平均とのパフォーマンス比較

毎度のことですが、インデックスファンドとのパフォーマンスの比較は必須です。
今回は、日本の代表的な指数である日経平均株価と華咲く中小型を比較してみます。

比較してみると、圧倒的に華咲く中小型のパフォーマンスが優れていることが
わかりますね。これくらい日経平均を上回るパフォーマンスなのであれば、
コストの高いアクティブファンドでも投資をする価値があります。

最大下落率は?

投資するのであれば、ファンドがどの程度下落する可能性があるのかは
知っておきたいところです。

もちろん標準偏差から変動幅を予測することはできますが、やはり過去に
どの程度下落したことがあるのかを調べるのがよいでしょう。

華咲く中小型は2007年11月~2008年10月までの間に最大▲53.38%下落しています。
日本株ファンドであれば、最悪この程度の下落が一時的にはあり得ると思っておきましょう。

評判はどう?

華咲く中小型の評判はネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ華咲く中小型を購入している人が多い
ということなので、評判がよくなっているということです。

華咲く中小型は、2017年から毎月急激に資金が流入しています。
直近一時的に下落していますが、まだまだ人気は衰えていませんね。

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『華咲く中小型』の今後の見通し

日本の株式市場は、米国を軸とした貿易摩擦に始まり、直近では世界的なリスクオフの
流れから日経平均も大きく下落しています。

直近の株価の動きは不透明ですが、華咲く中小型は年間利回りで見てたとおり、
1年、3年、5年、10年のどの期間においても20%近くのパフォーマンスを出しており、
今後も同程度のパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか。

何より日経平均株価よりはるかに高いパフォーマンスを出し続けていますので、
インデックスファンドに投資をしている人でも一部の資金をこういった
優良なアクティブファンドにスイッチングするというのも選択肢にいれてよいと思います。