2017年ごろから急に注目を浴び始めたSBIアセットマネジメントの
SBI 中小型成長株ファンド ジェイネクスト『愛称:jnext』。
私が投資しているジェイリバイブと同じ、エンジェル・ジャパンが
投資助言を行っているファンドになります。

ジェイネクスト『jnext』は、将来性のある割安小型株に特化しており、
リスクはありますが、リターンも大きいのが何よりの魅力です。

今日は、ジェイネクスト『jnext』について、徹底分析していきます。

SBI 中小型成長株ファンド ジェイネクスト『jnext』の基本情報

投資対象は?

ジェイネクスト『jnext』の投資対象は、国内の中小企業の株式で、
上場後、何かしらの理由(課題・困難)により割安な株価ではあるものの、
将来への成長機会を待つ革新的な高成長が期待される株式に厳選投資していきます。

イメージとしては、下図のようになります。
よくジェイクール『jcool』との違いを聞かれますが、ジェイクール『jcool』は
上場により資金調達した後、すぐに成長が期待できる銘柄に投資する点に
違いがあります。

現在の組入銘柄は60銘柄となっており、上位10銘柄は以下のようになっています。
1位のレックは、収納、バス・トイレ用品を製造販売しています。
「激落ちくん」が有名ですね。

2位のMonotaROは工場・工事用間接資材のネット通販をしています。
3位の日特エンジニアリングはコイル用自動巻線機の最大手メーカーです。

運用体制は?

ジェイネクスト『jnext』が圧倒的なパフォーマンスを残せているのは、
エンジェルジャパン・アセットマネジメントという国内中小型株式に
特化した投資顧問会社の投資助言を受けていることが大きな要因です。

エンジェルジャパンが他の投資顧問会社と違うのは、

面談は基本経営者と直接行っている。
当たり前のように感じるかもしれませんが、経営者も忙しいので、
実際は会社のNo.2やNo.3と面談することも多いのが現状です。

変化の大きい企業ほど、経営者の意思決定が大きなファクターとなりますので、
トップの考えを把握できているというのは大きな強みとなります。

チーム全員が面談の場に出席する。
年間延べ1000社の経営者と会うだけでも大変ですが、ヒアリングした情報に
偏りがないように、チーム全員で面談し、意見を共有しあうというのは、
大きな強みになります。

5年先までの収益予想シートを作成している。
5年先までの収益予測を作っている会社を他に知りませんが、こういった
他がやっていないような細かい作業が銘柄選定の上で差別化ポイントになっています。

大きな金額を運用している機関投資家は時価総額の大きな企業についての
調査しか興味がなく、ジャスダックやマザーズに上場している規模の小さな
企業に対しては、アナリストが1人もついていないのが現状です。

逆に言えば、そういった企業は正しく株価が評価されていない可能性が高く、
しっかりリサーチができている投資顧問会社からすると、大きなリターンを
得るチャンスにつながるというわけです。

純資産総額は?

続いて、ジェイネクスト『jnext』の純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ジェイネクスト『jnext』は、リーマンショック前後で500億円あった純資産総額が
10分の1近くまで減りました。それ以降は、なかなか純資産総額が増えませんでしたが、
2017年からまた資産が増え始め、現在は約96億円となっています。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ジェイネクスト『jnext』の実質コストは1.773%と高めの設定となっています。
ただ、パフォーマンスもすぐれていますので、十分に投資する価値はありますね。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.62%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.773%(概算値)

SBI 中小型成長株ファンド ジェイネクスト『jnext』の評価分析

基準価額をどう見る?

ジェイネクスト『jnext』の基準価額は、2016年ごろから
急激に成長しています。2018年1月末の市場の暴落で一度は下げたものの、
早々と回復し、当時の高値を更新しています。

国内株式のファンドの大半が1月末の水準を超えられてないので、
この点は評価できます。

利回りはどれくらい?

ジェイネクスト『jnext』の直近1年間の利回りは+30.86%と
かなり高い利回りとなっています。

3年、5年平均利回りは+25%を超えており、10年平均利回りを見ても
+16.86%と非常に優れた結果となっています。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある程度は
予想できますが、やはり実際に下落した度合いをみたほうがイメージがわきます。

ジェイネクスト『jnext』は2007年11月~2008年10月の間に最大▲50.82%と
大幅下落しています。小型株はリターンが大きい分、リスクも大きい運用になっている
という点だけは注意しておいてください。

評判はどう?

ジェイネクスト『jnext』の評判はネットでの書き込みなどで調べる方法も
ありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけジェイネクスト『jnext』を
購入している人が多いということなので、評判が良いということです。

ジェイネクスト『jnext』は1カ月もしくは2カ月おきに、大きな流出もしくは
流入が交互に起きており、どう解釈するべきか非常に悩ましいです。

ただ、2014年頃は毎月資金が流出していましたが、直近は流入の月もあり、
かつ流入の額がも大きくなっているので、人気が出つつあると言えるでしょう。

SBI 中小型成長株ファンド ジェイネクスト『jnext』の今後の見通し

このブログでは、何度も言っていますが、日本株と言えば、スパークスか
エンジェルジャパンが投資助言をしているファンドに投資をしておけば、
間違いないと言われます。

それくらい、運用のプロからも評価を得ているのがエンジェルジャパンです。

明治安田アセットの『匠のワザ』というファンドが、ジェイネクスト『jnext』と同じように、
エンジェルジャパンが投資助言に入っていますが、パフォーマンスもほぼ
同じです。

ですので、どこが助言会社で入っているのか、過去に実績を出している運用チームが
ファンドを運用しているのかを確認することは非常に重要です。

少なくともジェイネクスト『jnext』については、10年平均利回りで見ても、
16.86%もありますので、同程度のパフォーマンスは期待してもよいのではないかと思います。