2017年末から高い分配金を出したことで分配利回りが高くなり、
注目を集めている次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』。

NYダウ構成銘柄をベースに組入銘柄を選定していく手法はオーソドックスで
ありながら、高いパフォーマスが期待できます。

今日は、次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の評判や
今後の見通しについて徹底的に分析していきます。

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の基本情報

投資対象は?

まず投資対象は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NY・ダウ)における構成銘柄を
参考に、米国の株式約30種に投資を行います。ダウ・ジョーンズ工業株価平均とは、
ダウ・ジョーンズが米国を代表する30銘柄を選定し、指数化したものです。

実際に組入れられている銘柄数は現在30銘柄となっており、上位銘柄はすべて
NY・ダウの構成銘柄となっています。

1位のボーイングはご存じのとおり、航空機メーカーです。
2位のユナイテッドヘルス・グループは消費者向けの医療給付や、高齢者向けの
健康管理サービスを提供しています。3位のアップルは説明するまでもないでしょう。

とにかく世界的にも名だたる企業しか入っていないと思ってください。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。純資産総額というのは、
あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は430億円ほどの規模に
なっていますので、特に心配はありません。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の実質コストは、
1.98%とかなり高いです。

実質、NYダウをベンチマークとしたインデックスファンドのようなものなんで、
これはボッタクリとしかいえませんね。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.566%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.98%(概算値)

※引用:第19期 運用報告書(決算日2018年3月7日)

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の評価分析

基準価額をどう見る?

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の基準価額は9760円程度となっています。
直近で注目すべきは1月と10月の市場の暴落後どのような運用がされているかという点ですが、
分配金再投資の基準価額の青線はなんとかプラスを維持していますので、悪くはないといった
ところですね。


※引用:モーニングスターWEBサイト

利回りはどれくらい?

続いて、次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の利回りを見てみましょう。

直近1年間の利回りは7.18%、3年平均利回りが7.00%、5年平均利回りが12.77%
となっています。パッとみると悪くはないですが、NYダウのパフォーマンスと
比較してから判断したいところです。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※引用:モーニングスターWEBサイト

四半期別のパフォーマンスは?

つづいて、次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の四半期別のパフォーマンスを
見てみると、2016年だけわずかにマイナスですが、それ以外の年は安定してプラスのリターン
を出しています。


※引用:モーニングスターWEBサイト

インデックスファンドとの比較は?

NYダウをベースに運用をしているファンドですので、NYダウをベンチマークとする
インデックスファンドとのパフォーマンス比較は必須です。

今回は、eMAXIS NYダウとパフォーマンスを比較してみました。
結果はeMAXIS NYダウの圧勝となっており、これでは高コストの
次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』に投資する理由が全くありません。


※引用:モーニングスターWEBサイト

最大下落率はどれくらい?

投資をするにあたって、気にあるのがどの程度下落するかでしょう。
標準偏差である程度は理解できるものの、やはり実際に下落したかは気になります。

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は2015年7月~2016年6月までの
1年間で-18.47%下落をしています。

ファンドの運用においては、大きく下落することもありますが、長期保有をすることで
しっかりプラスのリターンが出ていますので、くれぐれもパニック売りはしないように
してください。


※引用:モーニングスターWEBサイト

分配金の推移は?

分配は年4回(3、6、9、12月)行われます。2018年は839円の分配がなされており、
1年間の分配利回りも20%と非常に高くなっていることから多くの投資家から注目を集めています。


※引用:モーニングスターWEBサイト

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額でしょう。資金が流入しているということは、それだけこのファンドを
購入している人が多いということなので、評判が良いということです。

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』は2016、2017年と資金が毎月流出しており、
評判が落ちていました。

しかし、2017年末から再び資金が流入しはじめ、評判を回復しはじめていると言えます。
とは言ったものの、やはり、コストが高いことから、NYダウに連動するインデックスファンドで
十分という意見が多いですね。


※引用:モーニングスターWEBサイト

次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』の今後の見通し

このブログでも何度も紹介していますが、NYダウというのは非常に優れた指標です。
この指標をベンチマークとして採用しているのは悪くないと思います。

しかし、NYダウをベンチマークとするインデックスファンドが現在では、
格安で購入できるようになり、パフォーマンスが圧倒的に優れているならまだしも、
インデックスファンドに負けるような運用しています。

ですので、次世代米国代表株ファンド『メジャー・リーダー』には
現状、投資するメリットがありません。高いコストを払ってでも
分配金が毎年欲しいという方のみ投資をすればよいと思います。