日本国内の数少ない独立系運用会社であるポートフォリア。

お客様から預かる大切な資産という大地に、世界中から選りすぐった
企業の素晴らしい種をまき、丹精を込めて育て、芳醇な成果を収穫する
というコンセプトのもと、みのりの投信というファンド1本のみを運用
しています。

2018年はかなり厳しい運用結果となっていますが、果たして
みのりの投信とはどのようなファンドなのか、徹底分析していきます。

みのりの投信の基本情報

投資対象は?

みのりの投信の投資対象は、国内外の株式です。

海外株式も投資対象に入っていますが、現在は国内株式約30銘柄程度
で構成されています。

国内株式でも小型銘柄に絞って投資をしているため、あなたもほとんど
聞いたことがない銘柄が並んでいると思います。

かなり強気な銘柄選定と言えますね。


※引用:マンスリーレポート

運用体制は?

みのりの投信の運用チームはあのひふみ投信で有名なレオスキャピタル
出身の2人が中心となっています。

運用部長の立田氏は20超の運用経験を持ち、過去にはForbesが選ぶ
20 of the world Best Fund Maneger の1人に選出されたほどの実力者です。

純資産総額は?

つづいて、みのりの投信の純資産総額を見てみましょう。

純資産総額が小さいと運用が効率的に行えず、余計なコストが発生
したり、運用会社も運用に力を入れないため、パフォーマンスが
優れないといったデメリットが発生します。

ですので、必ずチェックするようにしてください。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

みのりの投信の純資産総額は、現在約300億円です。

2018年までは毎年着実に純資産総額を増やしていましたが、
パフォーマンスの悪化に伴い、ついに資金が流出し始めました。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託を運用する際には、購入時手数料や信託報酬以外にも、
実際にはコストがかかっています。

具体的には、株式売買手数料や有価証券取引税、印刷費用などが
該当します。

これを実質コストと言いますが、実質コストが信託報酬よりもかなり
高くなっていることもありますので、必ず事前に確認しておいたほう
がよいポイントです。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

みのりの投信の実質コストは2.031%となっています。同カテゴリー内
でもかなりの割高ですね。

何より購入時手数料が異常に高くなっているのが気になります。
投資した初年度だけで6%も手数料を取られるのはさすがに厳しいです。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 4.32%(税込)※上限
信託報酬 1.89%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 2.031%(概算値)

※引用:運用報告書(決算日2018年4月2日)

実質コストを加味しても、圧倒的に高いリターンを出している国内株式ファンド特集

みのりの投信の評価分析

基準価額の推移は?

みのりの投信の基準価額を見てみましょう。2018年は、2017年に
生み出したプラスのリターンをすべて打ち消すかの如く大きな下落と
なっています。

みのりの投信は階段型に上昇し続ける運用を目指すと豪語していました
が、そんな甘い話はないというのがこの推移をみるとよくわかります。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

それでは、みのりの投信の利回りはどうでしょうか?

直近1年間の利回りは▲30.37%と同カテゴリー内でもほぼ最下位です。

それだけでなく、3年、5年平均利回りを見ても、カテゴリー内では
ほぼ最下位となっており、このパフォーマンスでは誰も投資しようと
思いません。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲30.37% 96%
3年 1.15% 90%
5年 4.65% 91%
10年

※2019年1月時点

標準偏差は?

みのりの投信の標準偏差を見てみましょう。

標準偏差は基準価額のブレが大きいかどうかを確認するための指標で、
将来の値動きの予測の参考にもなります。

常に上位を維持できているので、同カテゴリー内ではブレの小さい
運用ができているようですが、パフォーマンスを伴っていないので、
これでは元も子もありません。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 19.69 20%
3年 15.63 6%
5年 13.28 4%
10年

※2019年1月時点

年別のパフォーマンスは?

みのりの投信の年別の利回りを見てみましょう。

2018年に大きくマイナスを出した以外では、安定的にプラスのリターン
を出すことができています。

ただ、国内小型株式の場合はみのりの投信以上に高いパフォーマンスの
ファンドがほとんどですので、必ず比較するようにしてください。

年間利回り
2018年 ▲30.37%
2017年 32.21%
2016年 12.41%
2015年 14.33%
2014年 6.11%

※2019年1月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

高コストのアクティブファンドに投資をするのであれば、低コストの
インデックスファンドより高いパフォーマンスでなければ投資する
価値がありません。

そこで、今回は日経225に連動するニッセイ 日経225インデックスファンド
とパフォーマンスを比較してみました。

見てわかる通り、2018年までは常に運用で上回っていましたが、
2018年の下落を期に日経平均にパフォーマンスで負けてしまっています。

このような運用ではみのりの投信に投資したいと思えませんね。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

標準偏差がわかれば、どの程度下落する可能性があるかはある程度
予測できますが、実際にどれくらい下落したことがあるのか確認する
ほうがイメージが湧きます。

みのりの投信の最大下落率は2018年1月~2018年12月で▲30.37%と
なっています。

多くの小型株ファンドは20%台の下落でおさまっているので、完全に
運用の失敗と言えます。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲14.63%
3カ月 ▲18.15%
6カ月 ▲18.65%
12カ月 ▲30.37%

※2019年1月時点

評判はどう?

みのりの投信の評判を確認する上で、毎月の資金の流出入が役立ちます。
資金流入が多くなっていれば、人気が出てきているファンドであると
わかりますし、流出が続いているようであれば、評判が悪くなっている
ファンドと言えます。

それでは、みのりの投信の評判を見てみましょう。

2018年末までは毎月資金が流入しており順調でしたが、2018年末に
基準価額が大きく下落したことでついに資金が流出超過に転じました。

今後も流出する可能性が高いですね。


※引用:モーニングスター

みのりの投信の今後の見通し

いかがでしょうか?

みのりの投信の場合、年後半の世界的な景気減速の流れを感じつつも、
世界的な消費・投資意欲の減退という心理的な変化を過小評価してしまい、
経済・企業業績見通しが甘くなったことが原因です。

また近年は、運用システムの一部に機械化が進んでおり、強制ロス
カットのような仕組みが一部働き、下落に拍車がかかったのも要因です。

とは言いつつも、どの運用会社も同じ条件の中で、必死に運用をして
いますので、2018年の大幅下落は運用チームの能力を表していると
しか言いようがありません。

コスト高であることと、パフォーマンスがインデックスファンドに
負けてしまっている点も考慮すると、あえてみのりの投信に投資を
するメリットはないと言えます。

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