数年おきに40%以上のリターンをたたき出すことにより、
たびたび再注目されている野村インド株投資です。

人口増加の著しいインドでは経済成長も著しいため、株式を買って
おけば、大きな利益が狙えるのではないかと考える投資家マネーが
集まっており、純資産は4000億円規模まで膨れ上がっています。

今日は、そんな野村インド株投資について徹底的に分析していきます。

野村インド株投資の基本情報

投資対象は?

野村インド株投資の投資対象は、ファンド名のとおりインド企業の
株式です。

投資候補の選定では、利益成長の確度が高く、割安な銘柄を中心に
組入を行います。

現在38銘柄に投資をしており、銀行系や不動産金融いわゆる
住宅ローン系の企業への投資比率を高めています。

新興国はどの国もフィンテック等の影響で成長著しいので、
正しい戦略ですね。


※マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

野村インド株投資は2016年初期までは1000億規模のファンドでしたが、
ここ2年で資産を数倍に増やしており、現在は4000億円規模になります。

純資産層がの規模からも人気ぶりがわかりますね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

野村インド株投資の実質コストは2.928%となっており、カテゴリーの
中では、異常に高い水準です。

自分が面白くて購入する分にはいいですが、紹介するにはいまいちだと思います。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 2.16%(税込)
信託財産留保額 0.5%
実質コスト 2.928%(概算値)

※運用報告書(決算日2018年7月11日)

本当に野村インド株投資で大丈夫?10年以上圧倒的なパフォーマンスのアクティブファンド特集

野村インド株投資の評価分析

基準価格をどう見る?

野村インド株投資の基準価額は現在23,800円近辺です。

2018年に入ってからは下落トレンドが続いており、未だ復調の
兆しは見えません。

マーケットとしては、魅力的ですが、今年も厳しい戦いになりそうです。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

野村インド株投資の直近1年間の利回りは▲17.76%です。
この利回りでも同カテゴリー内では平均以上なので、2018年は
新興国株式の下落幅がいかに大きかったかがわかります。

直近のパフォーマンスはいまいちでしたが、5年、10年平均利回りは
10%を超えており、カテゴリー内でも上位30%以内に入っています。

直近の運用はいまいちですが、中長期で見れば決して悪いパフォーマンス
ではありませんね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲17.76% 42%
3年 7.91% 19%
5年 12.44% 32%
10年 13.07% 30%

※引用:2019年2月時点

標準偏差は?

野村インド株投資の基準価額の変動を調べる上で、標準偏差が役に
立ちます。標準偏差は20前後となっており、かなり変動幅が大きい
ことがわかります。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 23.31 90%
3年 20.78 60%
5年 19.90 48%
10年 25.92 65%

※引用:2019年2月時点

年別のパフォーマンスは?

野村インド株投資の年別のパフォーマンスも見てみましょう。

プラスの出る年は40%超の大きなリターンが出ており、かなり
ブレの大きな運用です。リターンの割りには下落幅は小さいので
悪くないですね。

年間利回り
2018年 ▲10.38%
2017年 43.06%
2016年 ▲3.05%
2015年 ▲0.12%
2014年 46.68%

※引用:2019年2月時点

ベンチマークとのパフォーマンス比較

野村インド株投資はMSCIインド・インデックスをベンチマークに
設定しているので、パフォーマンスを比較しておきましょう。

赤線がベンチマークですが、ほぼ連動していますので、運用は
戦略通りにいっているようです。

最大下落率はどれくらい?

新興国の株式の魅力は、高いリターンですが、ボラティリティが
大きいので下落も大きくなります。

長期保有をしていれば、プラスのリターンがでていますが、
ある程度の下落は覚悟しておかなければなりません。

そこで、過去の最大下落率をみてみると、2008年1月~2008年12月の
期間で最大-70%下落しています。

リーマンショックの影響とはいえ、かなり大きいですね。

結局、このリーマンショック時の下落が大きすぎたため、
現在もリーマンショック前の基準価額まで戻せていないという状況です。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲35.07%
3カ月 ▲50.56%
6カ月 ▲59.92%
12カ月 ▲70.19%

※引用:2019年2月時点

分配金の推移は?

次に過去の分配金の推移を載せておきます。

2014年~2018年まで毎年500円の分配がなされています。

分配利回りでみても2%程度で、直近はしっかり運用リターンも
出ていますので、分配金が下がるということはないと思われます。

ただ、このブログでは何度も言っていますが、分配金は受け取らずに
再投資したほうが投資効率は確実に高くなります。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

分配金
2018年 500円
2017年 500円
2016年 500円
2015年 500円

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで
一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入して
いる人が多いということなので、評判がいいということです。

当ファンドは、2017年の運用実績が+40%を超えていたことから
大きく資金が流入しました。

一方、2018月以降は市場の大暴落の影響もあり、資金が流出超過と
なっています。またパフォーマンスが良くなってこれば評判もよく
なってくるでしょう。


※引用:モーニングスター

野村インド株投資の今後の見通し

2019年、2020年の予算案は小規模農家へ1兆円をこえる所得支援策や
中間所得層向けに税負担軽減策が盛り込まれており、消費刺激効果を
狙いつつバランスのとれた内容となっています。

財政赤字の抑制目標は3.0%と従来の目標と変わらない数値が示され
財政健全化の姿勢が示されています。

5年に1度の総選挙を前に市場は様子見の展開が続くと予想されますが、
中長期での成長には期待ができると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

将来性という意味では、日本国内のファンドより、圧倒的に成長余力があり、
大きなリターンが狙えますが、何か大きなイベントがあると、大きく下落して
しまうのも新興国ファンドの特徴です。

コストが高いため、積極的にはおすすめしませんが、パフォーマンス自体は
悪くないので、ハイリスク・ハイリターンの資産として、一部保有するのも
面白いかもしれません。

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