2020年は新型コロナウイルスの影響で大きく株価が下落
するかと思われましたが、終わってみれば、前年を大きく
上回る結果となりました。

その中でも大きく株価を伸ばしたのが米国のテクノロジー株
でしょう。

そんな米国のテクノロジー株に着目して新規で設定されたのが、
大和アセットマネジメントのiFreeレバレッジ FANG+です。

今日は、このiFreeレバレッジ FANG+について分析していきます。

「iFreeレバレッジ FANG+って投資対象としてどうなの?」

「iFreeレバレッジ FANG+って持ってて大丈夫なの?」

「iFreeレバレッジ FANG+より良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


iFreeレバレッジ FANG+の基本情報

投資対象は?

iFreeレバレッジ FANG+の投資対象は、次世代テクノロジーを
ベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな
影響力を持ち、高い知名度を有する米国上場企業の株式です。

FANGというのは、主要銘柄であるFacebook、Amazon、
Netoflix、Googleを指し、iFreeレバレッジ FANG+は
NYSE FANG+指数の値動きの2倍動くように設計されています。

実際にはスター・ヘリオス・ピーエルシーというアイルランド籍の
特別目的会社が発行する債券に投資をしていくことになります。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

投資を検討するうえで、純資産総額は必ず確認するように
してください。

純資産総額が多いほうが、ファンドマネージャーが資金を
投資する際に有利であったり、他の投資家の解約の際の
影響が小さくなりますので、優れた投資信託と言えます。

投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその投資
信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなることも
ありますので注意が必要です。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

iFreeレバレッジ FANG+は設定から約5カ月で、約50億円の
規模となっています。

かなり値動きが大きくハイリスクの投資商品であるため、
ハイリスクを好む投資家が積極的に買い込んでいるようです。

まだ1年も経っていませんので、これからの商品ですね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には、購入時の手数料や信託報酬の他にも費用が
かかっていることをご存知ですか?

これを実質コストと言いますが、実質コストには株式売買
手数料や有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストが
かなり割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

iFreeレバレッジ FANG+は購入時手数料が2.2%、信託報酬が
約1.3%とけして安くありません。

ハイリスクの商品なので、株式相場が上昇しているときには
大きなリターンが期待できますので、手数料は気になりませんが、
果たしてどこまで運用がうまくいくかは今後注目です。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 2.2%(税込)
信託報酬 1.275%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト まだ不明

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

iFreeレバレッジ FANG+の評価分析

基準価額の推移は?

iFreeレバレッジ FANG+は設定したタイミングが良かった
こともあり、すでに40%以上のプラスが出ています。

レバレッジ型のファンドはほとんど下落することなく
登っていく相場は一番強いので、まさにレバレッジ型
ファンドに絶好の相場だったと言えます。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、iFreeレバレッジ FANG+の運用実績を見てみましょう。

まだ設立から1年経っていないので、年間の利回りはわかり
ませんが、直近までの運用利回りは40.0%となっています。

株式市場が好調ということもあり、追い風となっています。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 まだ1年経っていない
3年
5年
10年

※2021年1月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

こちらファンドの運用期間が1年経ったら随時更新していきます。

上位●%
1年 随時更新予定
3年
5年
10年

※2021年1月時点

年別のパフォーマンスは?

こちらファンドの運用期間が1年経ったら随時更新していきます。

年間利回り
2021年 随時更新予定

※2021年1月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

iFreeレバレッジ FANG+に投資をするのであれば、最低限、
低コストのインデックスファンドよりパフォーマンスが
優れていなければ、投資をする価値がありません。

iFreeレバレッジ FANG+は米国株の比率が100%なので、
超低コストで絶大な人気を誇るeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
と比較をしてみます。


※引用:モーニングスター

結果は、iFreeレバレッジFANG+の圧勝です。

この相場では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も全く
歯が経っていません。

ただ、2020年9月のように少し下落相場が続くと、
iFreeレバレッジFANG+は急落するので、今後もこの
調子が続くとは思えませんね。

iFreeレバFANG+ slim 米国株式
1年 10.30%
3年
5年
10年

※2021年1月時点

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

アクティブファンドへ投資をするのであれば、アクティブファンド
の中でも優秀なファンドに投資をしたいものです。

そこで、今回は米国株のアクティブファンドで非常に人気の高い
アライアンス・バーンスタインの米国成長株投信とパフォーマンス
を比較してみました。


※引用:モーニングスター

米国成長株投信もけして悪いパフォーマンスではないのですが、
iFreeレバレッジFANG+の利回りが異常なため、たいした
パフォーマンスに見えません。

それくらい、iFreeレバレッジFANG+のパフォーマンスは
この数カ月は優れています。

iFreeレバFANG+ 米国成長株投信
1年 25.05%
3年 17.56%
5年 15.07%
10年 18.78%

※2021年1月時点

最大下落率は?

こちらファンドの運用期間が1年経ったら随時更新していきます。

期間 下落率
1カ月
3カ月
6カ月
12カ月

※2021年1月時点

評判はどう?

それでは、iFreeレバレッジFANG+の評判はどうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入を
見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪く
なっていれば、資金が流出超過になります。

iFreeレバレッジFANG+はまだ募集を開始したばかりですが、
すでに資金が流出しはじめています。

これはパフォーマンスが好調過ぎるために、利益確定売りが
多く出ていることが要因でしょう。

 


※引用:モーニングスター

レバレッジファンドの注意点

すでにこのブログでは、口酸っぱくお伝えしているので、
今更と思うかもしれませんが、iFreeレバレッジFANG+の
ようなレバレッジ型ファンドに投資をする際に必ず覚えて
おかなければいけないことがあります。

それは、iFreeレバレッジFANG+には下落圧力がかかって
いるということです。

具体例でみたほうがわかると思いますので、以下の表を
ご覧ください。


※引用:交付目論見書

対象指数がFANG+で、当ファンドの基準価額はFANG+の
2倍の値動きをするiFreeレバレッジFANG+だとしましょう。

注目すべきは、一日の変動率はFANG+が▲10%、+10%
すると、iFreeレバレッジFANG+は▲20%、+20%になります。

しかし、基準日を100としたとき、翌々日の終値時点では、
FANG+が▲1%に対して、iFreeレバレッジFANG+は▲4%
になってしまうのです。

なぜ?と思われる方は実際に計算してみてください。

もう少し補足しておくと、以下の図の黄色線のように、
FANG+が推移をしたとしましょう。

そうすると、iFreeレバレッジFANG+は青線のような推移を
します。


※引用:交付目論見書

ですので、レバレッジ型のファンドを保有する場合、
レンジ相場を上下に変動する場合や下落相場が続くと、
レバレッジをかけていない指数は下落していないにも関わらず、
レバレッジ型ファンドは下落していきます。

そのため、長期の保有には向きませんので、大きく下落が
始まりそうだと思ったらすぐに売却するようにしてください。

iFreeレバレッジ FANG+の今後の見通しと評価まとめ

いかがでしょうか?

2020年はコロナショックで大きく下落したものの、
その後、米国株が急回復しました。

そのため、米国のテクノロジー株は強いと多くの投資家が
考え、テクノロジー株はコロナ禍にもかかわらず急騰しました。

2019年に一世を風靡したレバレッジ型ファンドもここに来て、
また注目を集めており、とくに米国株のレバレッジ型ファンド
は注目されています。

繰り返しになりますが、単純にレバレッジをかけたファンドの
場合、下落相場ではあなたが想像している以上に下落し、一度
大きく下落してしまうと、そこから這い上がってくるのは、
至難の技です。

ですので、余剰資金で遊び程度に、iFreeレバレッジFANG+に
投資をしてみるのはよいですが、一発大儲けをしてやろうと
投資をするような商品ではないので、くれぐれも無理のない
範囲で投資をするようにしてください。

 

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点