近年のメガトレンドであるAI、ロボティクス、ビッグデータをさらに一歩進めた
アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド『みらいメディカル』が登場しました。

過去のブログを読んでもらえばわかりますが、私は基本的に医療系・バイオ系の
ファンドに対しては、ネガティブな印象を持っていますが、
アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド『みらいメディカル』は
果たしてどうなのでしょうか?

細かく内容を見ていきましょう。

アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド『みらいメディカル』の基本情報

投資対象は?

みらいメディカルの投資対象は、先進国の医療テクノロジー関連企業の株式に投資を
していきます。医療テクノロジー関連企業には、医療機器、診療器具、画像装置、
医療サービス等が含まれます。

従来の医療系ファンドだと、製薬メーカーが含まれていることが多かったのですが、
アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド『みらいメディカル』では、
「医療テクノロジー」関連の企業に特化しているという意味で、今までの
ファンドとは少し異なるポジションにいます。

みらいメディカルの組入銘柄は57銘柄となっており、国別の組入比率を見てみると、
ほぼアメリカの銘柄で構成されていることがわかります。


※引用:マンスリーレポート10月号

具体的な組入銘柄は以下のようになっています。たぶんほとんど聞いたことのない企業が
並んでいると思います。

1位のアボットラボラトリーズは1888年創業の長い歴史を持つ総合ヘルスケア企業で
長期収載品や後発薬の他、診断薬・機器、血管および心疾患治療機器、ニューロ
モデュレーション機器など開発・製造しています。

2位のメドトロニックは医療機器セクターで売上高世界最大級の企業で、心血管部門、
低侵襲性治療技術部門、糖尿病管理部門、疾患症状緩和部門の4分野で治療・診断機器を
開発・製造しています。

3位のベクトン・ディッキンソンはメディカル部門で輸液・注射関連製品、麻酔・呼吸
関連消耗品、薬物移送システムなどを開発・製造しています。


※引用:マンスリーレポート10月号

純資産総額は?

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。
ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで売買できなかったり、コストが
嵩みますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

みらいメディカルは設定からまだ数カ月ですが、すでに270億円を超えており、人気の
高さが伺えます。


※引用:マンスリーレポート10月号

コストは?

運用報告書が出ていないので、実質コストはわかりませんが、購入時手数料と
信託報酬で初年度は5%程度取られることを考えると、積極的におすすめできるような
コスト体系ではありません。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.7604%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト まだ不明

為替ヘッジは?

組入外貨資産について、原則為替ヘッジは行いません。

分配金は?

毎年1月及び7月の2回、収益の分配を行います。

アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド『みらいメディカル』の評価分析

基準価額の推移は?

みらいメディカルの基準価額は、10月頭まで順調に伸びていましたが、
10月の株式市場の暴落の波にのまれて、現在は9700円程度となっています。
まだ設定から期間が経っていないので、今後に期待したいですね。

※引用:モーニングスターWEBサイト

評判はどう?

みらいメディカルの評判がどうか確認するうえで、資金の流出入額が役に立ちます。
資金が流入超過となっているということは、それだけ購入している人が多いという
ことなので、評判が良くなっているということです。

では、みらいメディカルはどうなっているのか。
設定以来、毎月資金が流入しており、直近は、毎月100億円超の資金が流入しています。


※引用:モーニングスターWEBサイト

まとめ

基本スタンスとして、バイオ・医療系のファンドに対してはあまり良い印象を
持っていないというのが正直なところです。特に医薬品の開発という分野では、
難易度の高さは、かなり詳しく理解していますので、組入上位に製薬メーカーが
組み込まれているファンドにはあまり投資したいと思いません。

一方、過去の歴史から考えると、「医療テクノロジー」の進化によって、
心電図・脳波計など今では多くの人が当たり前のように利用できるようになっています。
またMRIやレーザー光を利用した手術が行えるようになったことで、
医療のハイテク化が加速し、医療の質が向上しました。

そして、近年のAIやビッグデータ、ロボティクスの普及によって、医療の分野に
さらなる変革が起こるというのも非常にイメージがつきます。

たとえば、「予防分野」における遺伝子検査、病気の早期発見、患者の既往歴に
もとづく予防医療は上記、技術の発展に伴い、大きく進歩すると思います。
「治療分野」では、遠隔診療や遠隔手術、最適な治療方法の解析などが期待できます。

まだ組入銘柄一覧などの情報が公表されていないので、判断はそれからになりますが、
医療系・バイオ系のファンドの中で、珍しく注目したいファンドです。