近年のメガトレンドであるAI、ロボティクス、ビッグデータを
さらに一歩進めたアムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド
『みらいメディカル』が登場しました。

過去のブログを読んでもらえばわかりますが、私は基本的に
医療系・バイオ系のファンドに対しては、ネガティブな印象を
持っていますが、アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド
『みらいメディカル』は果たしてどうなのでしょうか?

細かく内容を見ていきましょう。

アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド『みらいメディカル』の基本情報

投資対象は?

みらいメディカルの投資対象は、先進国の医療テクノロジー関連企業
の株式に投資をしていきます。

医療テクノロジー関連企業には、医療機器、診療器具、画像装置、
医療サービス等が含まれます。

従来の医療系ファンドだと、製薬メーカーが含まれていることが
多かったのですが、アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド
『みらいメディカル』では、「医療テクノロジー」関連の企業に
特化しているという意味で、今までのファンドとは少し異なる
ポジションにいます。

みらいメディカルの組入銘柄は50銘柄となっており、国別の
組入比率を見てみると、ほぼアメリカの銘柄で構成されていること
がわかります。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

具体的な組入銘柄は以下のようになっています。

たぶんほとんど聞いたことのない企業が並んでいると思います。

1位のアボットラボラトリーズは1888年創業の長い歴史を持つ
総合ヘルスケア企業で長期収載品や後発薬の他、診断薬・機器、
血管および心疾患治療機器、ニューロモデュレーション機器など
開発・製造しています。

2位のメドトロニックは医療機器セクターで売上高世界最大級の
企業で、心血管部門、低侵襲性治療技術部門、糖尿病管理部門、
疾患症状緩和部門の4分野で治療・診断機器を開発・製造しています。

3位のダナハーは細胞検査・治療用機器を提供するライフサイエンス部門
試薬・消耗品・ソフトウェアなど診断部門等を展開する。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

純資産総額は?

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで売買
できなかったり、コストが嵩みますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

みらいメディカルは設定からまだ数カ月ですが、すでに432億円を
超えており、人気の高さが伺えます。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

実質コストは?

投資信託には信託報酬や購入時手数料がかかりますが、実際に
それ以外にも印刷費用や監査費用、有価証券取引税などのコストが
かかります。

これを実質コストと言いますが、インデックスファンドにおいて、
実質コストというのは何よりも重要な項目です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

みらいメディカルの実質コストは1.96%となっています。

購入時手数料と信託報酬で初年度は5%程度取られることを
考えると、積極的におすすめできるようなコスト体系では
ありません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.76%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.96%(概算値)

※引用:運用報告書(2019年1月15日)

為替ヘッジは?

組入外貨資産について、原則為替ヘッジは行いません。

分配金は?

毎年1月及び7月の2回、収益の分配を行います。

アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド『みらいメディカル』の評価分析

基準価額の推移は?

みらいメディカルの基準価額は、2018年末に大きく下落しましたが
2019年に入り大きく反発しています。

まだ設定から期間が経っていないので、今後に期待したいですね。

※引用:モーニングスター

評判はどう?

みらいメディカルの評判がどうか確認するうえで、資金の流出入額が役に立ちます。
資金が流入超過となっているということは、それだけ購入している人が多いという
ことなので、評判が良くなっているということです。

では、みらいメディカルはどうなっているのか。
設定以来、毎月資金が流入しており、評判は悪くありません。

今後に期待している人が多いということですね。


※引用:モーニングスター

まとめ

基本スタンスとして、バイオ・医療系のファンドに対してはあまり良い印象を
持っていないというのが正直なところです。特に医薬品の開発という分野では、
難易度の高さは、かなり詳しく理解していますので、組入上位に製薬メーカーが
組み込まれているファンドにはあまり投資したいと思いません。

一方、過去の歴史から考えると、「医療テクノロジー」の進化によって、
心電図・脳波計など今では多くの人が当たり前のように利用できるようになっています。
またMRIやレーザー光を利用した手術が行えるようになったことで、
医療のハイテク化が加速し、医療の質が向上しました。

そして、近年のAIやビッグデータ、ロボティクスの普及によって、医療の分野に
さらなる変革が起こるというのも非常にイメージがつきます。

たとえば、「予防分野」における遺伝子検査、病気の早期発見、患者の既往歴に
もとづく予防医療は上記、技術の発展に伴い、大きく進歩すると思います。
「治療分野」では、遠隔診療や遠隔手術、最適な治療方法の解析などが期待できます。

まだ組入銘柄一覧などの情報が公表されていないので、判断はそれからになりますが、
医療系・バイオ系のファンドの中で、珍しく注目したいファンドです。