2017年以降、非常に優れたパフォーマンスで注目を集めること
となったアセマネOneのグローバル・ハイクオリティ成長株式
ファンド『愛称:未来の世界』。

数多く存在するグローバル株式型の色々なファンドが出てくる
中で、どういった特徴があるのでしょうか?

今日は、独自の目線で、未来の世界を分析していきます。


グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の基本情報

投資対象は?

まず未来の世界の投資対象は、持続可能な優位性を有し、
高い利益成長が期待されるハイクオリティ企業です。

地域別で見てみると、アメリカが約50%、次いで中国、
デンマークとなっています。


※引用:マンスリーレポート

もう少し細かく組入銘柄を見てみましょう。現在の組入銘柄は
36銘柄となっており、上位5社は以下のようになっています。

1位のマスターカード、3位のアマゾン、5位のアルファベットは
誰もが知る有名企業ですので、説明は省きます。

2位のTAL EDUCATIONもよく目にする銘柄ですが、中国で
理数系を中心とした教育サービスを提供しています。

4位のDSVはデンマークに本社がある運輸会社でスカンジ
ナビア地域において空運・海運で高いシェアを誇っています。

人によっては銘柄を絞り込みすぎて不安に思う方もいるかも
しれませんが、私は逆に自信の表れだと思っていますので、
銘柄を絞り込むファンドは好きですね。


※引用:マンスリーレポート

運用の体制は?

実際の運用はモルガン・スタンレー・インベストメント・
マネジメントが行います。

モルガン・スタンレー・インベストメントは1975年に設立
され、世界20か国で、株式・債券等の伝統的資産運用を
世界の投資家に提供しています。

純資産総額は?

未来の世界の純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少
していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬ
マイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

未来の世界の現在の純資産総額は約4300億円となっており、
着実に純資産総額を伸ばしています。

パフォーマンスも好調なので、当然の結果ですね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資
判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の
実質コストは1.925%となっており、前期よりは少し下がりました
が、未だに高い水準であることには変わりがありません。

購入時手数料と併せて初年度は5%取られてしまいますので、
パフォーマンスが悪ければ、絶対買ってはいけないファンドです。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.87%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.925%

※引用:最新運用報告書

実質コストを加味しても、未来の世界よりもはるかに優れた海外株式ファンドランキング

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の評価分析

基準価格をどう見る?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』
の現在の基準価額は19,000円程度です。

多くのファンドが2018年10月末に大きく下落して以来、
元の水準まで戻すことができていない中で、未来の世界は
あっさりと高値を更新しています。

あとから利回りの評価もしますが、非常に素晴らしい運用が
できていると言えますね。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』
の直近1年間の利回りは20.77%となっています。

3年平均リターンでも20%を超えており、同カテゴリー内では、
上位1割に入っています。文句のつけようがないパフォーマンス
ですね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解して
いますか?

もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 20.77% 4%
3年 20.63% 1%
5年
10年

※2019年12月時点

標準偏差は?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の
標準偏差はカテゴリー内で平均的な水準です。

標準偏差自体は先進国株式や、国内株式とほぼ変わりませんが、
パフォーマンスは圧倒しています。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じで
しょうか?

まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいて
くださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 17.83 42%
3年 14.76 66%
5年
10年

※2019年12月時点

年別の運用パフォーマンスは?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の
年別のパフォーマンスを見てみましょう。

2017年は40%を超えるリターンがありました。

2018年はマイナスのリターンではあるものの、多くの
ファンドが2桁の下落を見せる中で、健闘していたと
言えます。

マイナスを小さくし、リターンを大きく大きくという
まさにお手本のような運用ができています。

年間利回り
2019年 18.44%(1-9月)
2018年 ▲8.19%
2017年 41.98%
2016年

※2019年12月時点

インデックスファンドとの比較

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』に
投資を検討するのであれば、世界の株式に投資ができるインデック
スファンドとの比較をしておいて損はありません。

今回は、グローバル株式ファンドとして人気の高いeMAXIS
Slim先進国株式インデックス
と比較をしてみました。

結果は『未来の世界』の圧勝です。これくらい差がつくと、
心置きなく、未来の世界を選択できますね。


※引用:モーニングスター

最大下落率はどれくらい?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が
気になるのが、最大どの程度、資産が下落する可能性が
あるのかという点かと思います。

そこで過去の最大下落率を見てみましょう。

みらいの世界は3カ月間で最大17%ほど下落をしたことが
あります。

確かに大きな下落幅ではありますが、上述のとおり、長期で
保有していれば、圧倒的なパフォーマンスが期待できます。

事前にどの程度下落するかを把握しておけば、大きな下落相場が
来ても、すぐに売却してしまわずに保有を続けることができる
はずです。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかも
しれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの
可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲13.24%
3カ月 ▲17.33%
6カ月 ▲15.51%
12カ月 ▲8.19%

※2019年12月時点

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知る
うえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入
している人が多いということなので、評判がいいということです。

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』は
2016年10月の新規設定以来、毎月資金が流入していました。

しかし、2019年に入り、資金の流出が起きる月もあります。
これだけのパフォーマンスなので、保有を続けるべきだと
思いますが、もったいないですね。


※引用:モーニングスター

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の今後の見通し

アクティブファンド全体に言えることですが、このファンドの
運用チームがどの程度能力があるかを見極めるのは非常に重要
なことです。

もちろん直接ファンドマネージャーにお会いして話が聞ける人は
いいですが、そうでない人が大半です。

そのようなときに、どういった点を見るべきかというと、
長期の運用実績があるファンドについては、長期の運用
実績が参考になります。
(ファンドマネジャーが変わっていない場合)

一方で、そこまで長期の運用実績がない場合は別の方法で
確認できます。

それは相場が大きく下落したときに、下落幅を抑えられているかと
そのあとどれくらい早く下落前の水準まで戻せているかです。

2018年10月末の暴落は多くのファンドに大ダメージを与え
ましたが、未来の世界は数カ月で基準価額をもとの水準まで
戻しました。

これはかなり評価できるポイントだと思います。

インデックスファンドと比較しても、十分なパフォーマンスと
なっていますので、投資対象として十分に候補になるでしょう。