昨年40%以上のパフォーマンスを出し、注目を集めることになったアセマネOneの
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』。

毎月、グローバル株式型の色々なファンドが出てくる中で、
どういった特徴があるのでしょうか?

今日は、独自の目線で、未来の世界を分析していきます。

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の基本情報

投資対象は?

まず未来の世界の投資対象は、持続可能な優位性を有し、高い利益成長が期待される
ハイクオリティ企業です。

地域別で見てみると、アメリカが約50%、次いで中国、イギリスとなっています。


※引用:マンスリーレポート

もう少し細かく組入銘柄を見てみましょう。現在の組入銘柄は38銘柄となっており、
上位5社は以下のようになっています。上位の3社は説明するまでもないと思いますが、
4位のDSVはデンマークに本社がある運輸会社でスカンジナビア地域において
空運・海運で高いシェアを誇っています。

5位のBOOKING HOLDINGSは「プライスライン・グループ」から社名を変更しており、
オンライン旅行代理店として、世界のホテル市場で最大のネットワークを持っています。

人によっては銘柄を絞り込みすぎて不安に思う方もいるかもしれませんが、
私は逆に自信の表れだと思っていますので、好感を持っています。


※引用:マンスリーレポート

運用の体制は?

実際の運用はモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントが行います。

モルガン・スタンレー・インベストメントは1975年に設立され、
世界20か国で、株式・債券等の伝統的資産運用を世界の投資家に提供しています。

純資産総額は?

続いて、未来の世界の純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと
思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

未来の世界の現在の純資産総額は約3800億円となっており、着実に
純資産総額を伸ばしています。純資産の規模は問題ありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の実質コストは
1.944%となっており、前期よりは少し下がりましたが、未だに高い水準である
ことには変わりがありません。

購入時手数料と併せて初年度は5%取られてしまいますので、パフォーマンスが
悪ければ、絶対買ってはいけないファンドです。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.836%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.944%

※引用:第2期 運用報告書(決算日2018年9月6日)

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の評価分析

基準価格をどう見る?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の
現在の基準価額は15500円程度です。

2018年1月の市場の暴落時は一度は下落したものの、数カ月で基準価額を
戻しましたが、10月の暴落では1月から積み上げた利益がすべて吹き飛びました。

また、すぐに戻してくる可能性がありますが、いったんは様子見のスタンスがよいでしょう。

※引用:モーニングスターWEBサイト

利回りはどれくらい?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の
直近1年間の利回りは▲0.02%となっています。

マイナスのパフォーマンスでも34位ということで、世界的に見ても、
株式市場がかなり苦戦している様子がうかがえますね。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※モーニングスターWEBサイト

四半期別の運用パフォーマンスは?

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の四半期別の
パフォーマンスを見てみましょう。2017年は40%を超えるリターンがありましたが、
2018年は10月に大きく値を下げていますので、なんとかプラスのリターンで
着地させたいところでしょう。


※引用:モーニングスターWEBサイト

インデックスファンドとの比較

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』に投資を
検討するのであれば、世界の株式に投資ができるインデックスファンドとの
比較をしておいて損はありません。

今回は、非常に人気のある楽天・全世界株式インデックスと比較をしてみました。
結果は『未来の世界』の圧勝です。


※引用:モーニングスターWEBサイト

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで
一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入している人が
多いということなので、評判がいいということです。

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』は
2016年10月の新規設定以来、毎月資金が流入しています。

これだけパフォーマンスがいいので、当然と言えば、当然ですが、
毎年100億円単位で増加しているファンドはほとんどありませんので、
かなり評判がいいと言えますね。

※引用:モーニングスターWEBサイト

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド『未来の世界』の今後の見通し

アクティブファンド全体に言えることですが、このファンドの運用チームが
どの程度能力があるかを見極めるのは非常に重要なことです。

もちろん直接ファンドマネージャーにお会いして話が聞ける人はいいですが、
そうでない人が大半です。

そのようなときに、どういった点を見るべきかというと、長期の運用実績が
あるファンドについては、長期の運用実績が参考になります。
(ファンドマネジャーが変わっていない場合)

一方で、そこまで長期の運用実績がない場合は別の方法で確認できます。

それは相場が大きく下落したときに、下落幅を抑えられているかと
そのあとどれくらい早く下落前の水準まで戻せているかです。

1月末の暴落時は数カ月で基準価額をもとの水準まで戻していましたが、
10月の暴落はさらに大きく下げていますので、ここからどれくらいの期間で
基準価額を戻せるかが重要となります。

ここで数カ月で元の水準まで戻せれば、かなり期待の持てるファンドだと思います。
現時点では、コストがかなり高いので、傍観するのがよいと思いますが、
引き続きウォッチしていきたい銘柄ではありますね。