今日は海外株式・特定地域型のカテゴリー別、10年間リターンランキングと
おすすめの投資信託を紹介していきます。

単年で見てしまうと、どうしてもたまたま運用がうまくいった
というリスクをぬぐい切れません。その点、10年間のリターンで
上位に食い込める投資信託はたまたま運用がうまくいったと
いうことだけでは片づけられない何かしらの優位性が必ず存在します。

海外株式・特定地域型 投資信託においても色々と特徴がありましたので、
そのあたりを見ていきましょう。

海外株式・特定地域型投資信託の10年平均利回りランキングを発表!

2009年4月~2018年3月末までの10年間でリターンの高かった上位20社を
ランキングにしました。さて、どういった投資信託がランクインしているのでしょうか?

順位 銘柄 運用会社 10年平均利回り
1 netWIN GS・インターネット戦略ファンドB ゴールドマン 12.98%
2 米国NASDAQオープンBコース 野村 12.89%
3 アメリカンパワー L・メイソン 10.76%
4 フィデリティ・欧州中小型株・オープンA フィデリティ 10.62%
5 アメリカン・ドリーム・ファンド 新生 10.45%
6 AB・米国成長株投信Bコース(H無) アライアンス 10.25%
7 UBS 中国株式ファンド UBS 9.81%
8 タイ投資ファンド 野村 9.81%
9 ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月)H無 ピクテ 8.93%
10 ワールド・ゲノムテクノロジーBコース 野村 8.79%
11 フィデリティ・アジア株・ファンド フィデリティ 8.67%
12 BR 米国小型成長株式オープンA(H無) ブラックロック 8.61%
13 グレートイーグル 明治安田 8.23%
14 フィデリティ・チャイナ・フォーカス フィデリティ 7.67%
15 米国積極経営株 フィデリティ 7.49%
16 JPM グレーター・チャイナ・オープン JPモルガン 7.27%
17 フィデリティ・米国優良株・ファンド フィデリティ 7.03%
18 JA 海外株式ファンド 農中全共連 6.94%
19 西遊記 岡三 6.65%
20 BR・USベーシック・バリュー ブラックロック 6.52%

 

まず、大きな特徴として、「北米」に分類される投資信託が20分の14を占めています。
一方で、「欧州」に分類される投資信託は1つしかランクインしていませんでした。
世界最大の経済大国でアメリカがいかに持続的に成長しているのかを表す結果ですね。

現在、勢いのある中国やインド、新興国は5年間のリターンランキングでは、
かなり上位を占めますが、10年という期間で見ると、まだランクインできていないのが
特徴ともいえるでしょう。今後は、中国やインドといったエリアに特化した投資信託が
より上位にランクインしてくると思います。

 

海外株式・特定地域型投資信託の上位20社の平均利回りは?

20社の10年間の平均リターンは9.02%となりました。
国内中小型などと比べると見劣りしますが、それでも十分高いパフォーマンスですね。

海外株式・特定地域型ランキングの中でおすすめの投資信託は?

では、このランキング上位20本のうち、特に私がおすすめする投資信託を紹介します。

それは、「AB・米国成長株投信Bコース(H無)」です。

私はS&P500信者なので、どうしてもS&P500をベンチマークにしている
投資信託を押してしまうのですが、米国成長投信は世界的に見ても
人気のある投資信託です。

米国株式のうち、業績の変動性が少なく、持続的な成長が期待できる
40~60銘柄に投資をしています。CIOであるフランク・カールソは
運用業界でもかなり著名で、約37年間株式運用に携わっているベテランです。

3名のポートフォリオ・マネージャーがいますが、彼らも18年以上の
運用・調査経験を有し、まさにベテランの運用チーム体制となっています。

彼らは「独自の成長ドライバーを持つ企業」のリサーチに徹底しており、
例えば、「ゾエティス」という動物向けの医薬品専門メーカーを
上位に組み入れています。

この会社は、新興国で人々の生活が豊かになる過程で、肉食が増え、
様々な家畜が増えるため、今後も抗菌剤や動物ワクチンの販路の拡大が
期待できますし、世界的なペットブームという追い風で、動物医薬品の
ニーズが増えています。

こういった独自の成長ドライバーをもつ米国企業を選定しているからこそ、
長期の優れたパフォーマンスが発揮できているのだと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
スパークスの厳選投資もそうですが、自社の銘柄選定能力に自信のある
運用会社であればあるほど、投資対象の銘柄を絞り込んでいます。

確かにリスク分散という意味では、100~200銘柄に分散してあるほうが
いいという考え方もあります。しかし、自社のリサーチ能力に自信がないから
銘柄を分散している投資信託よりも、自社のリサーチ能力に自負があり、
これだ!という銘柄に絞り込んでいるほうが私は信頼できると考えています。

ぜひ参考にしてみてください。