現在、日本国内の株式ファンドの中で、他を圧倒する
パフォーマンスをたたき出しているファンドがあります。

 

それが、アセマネOneが運用する、
企業価値成長小型株ファンド『愛称:眼力』です。

 

コロナ禍において、多くのファンドが苦戦を強いられる中で、
見事なまでにコロナを利用して、大きく基準価額を伸ばしています。

 

この基準価額の上昇は「異常」だと思ってしまうレベルです。

 

今日は、そんな企業価値成長小型株ファンド『愛称:眼力』を
徹底分析していきます。

 

 

企業価値成長小型株ファンド『眼力』の基本情報

投資対象は?

企業価値成長小型株ファンドの投資対象は、国内小型株市場の
中から、利益成長による将来のROE水準やその改善に着目し、
企業価値の成長が見込める企業を選定していきます。

 

現在の組入銘柄数は58銘柄となっており、上位組入銘柄は以下の
ようになっています。

 

1位のマクアケはメーカーなどが事前に資金を募り、新商品の
テスト販売を行えるサイトを運営しています。

 

2位のBASEはネットショップ作成サービス大手。個人や小規模の
ネット販売を支援する様々なサービスを行っています。

 

3位のジャパンエレベーターサービスはエレベーターの保守・
保全・リニューアルを行っています。

 


※引用:マンスリーレポート

 

純資産総額は?

純資産総額というのは、投資家から集めた資金の総額を指しますが、
必ず確認しておきたいポイントです。

 

純資産総額が少なければ、効率よく運用ができないため、コストが
嵩みますし、運用会社としても運用に力を入れないため、パフォー
マンスに影響が出てきます。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

 

企業価値成長小型株ファンドの純資産総額は現在約200億円と
なっています。

 

企業価値成長小型株ファンドは新興株式に投資しますので、
純資産総額が増えすぎるとファンドマネジャーが投資したい
と思う銘柄だけに投資できなくなるため、上限が設定されて
いると思われます。

 

とりあえず、今のところは問題なく売買できますので、買う
のであれば、早めの対応が必要ですね。

 


※引用:マンスリーレポート

 

実質コストは?

投資信託には、販売時の手数料・信託報酬・信託財産保留金以外にも
費用がかかっているのをご存知でしょうか?

 

これを実質コストと言いますが、実質コストにはファンドの銘柄を
入れ替える際にかかる売買手数料や有価証券取引税、監査費用や
印刷費用が含まれます。

 

目論見書の信託報酬よりも実質コストがかなり割高になっている
ファンドもあるので、必ずチェックしたいポイントです。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

 

企業価値成長小型株ファンドの実質コストは、1.67%となっており、
決して割安な水準ではありません。

 

しかし、これだけのパフォーマンスが出ていれば、このコストで
文句をいう人はまずいないでしょう。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.595%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 1.67%(概算値)

※引用:最新運用報告書

 

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

 

企業価値成長小型株ファンド『眼力』の評価分析

基準価額の推移は?

企業価値成長小型株ファンドの基準価額は、2020年後半から
異常な伸びを見せています。

 

こうチャートを見ると、コロナショックで大きく下落して
いないように見えてしまいますね。

 

とにかくコロナショック後の伸びは異常として言いようが
ありません。

 


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、企業価値成長小型株ファンドの運用実績を
見てみましょう。

 

直近1年間の利回りは37.33%となっています。

 

3年平均利回りでも26%と驚異的です。

 

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り 2020年8月
1年 37.33%
3年 26.09%
5年
10年

※2020年8月時点

 

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している国内中小型株式ファンドランキング

 

同カテゴリー内における利回りランキング(上位●%)の変化

企業価値成長小型株ファンドは、国内小型株の
グロースカテゴリーに属しています。

 

投資をするのであれば、同じカテゴリーでも優秀な
パフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、
同カテゴリー内でもパフォーマンスのランキングは
事前に調べておいて損はありません。

 

企業価値成長小型株ファンドは、どの期間においても上位
10%にランクインしており、非常に優秀です。

 

平均利回り(上位●%) 2020年8月
1年 2%
3年 2%
5年
10年

※2020年8月時点

 

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

 

年別のパフォーマンスは?

つづいて、企業価値成長小型株ファンドの年別の
パフォーマンスを見てみましょう。

 

2018年のマイナス幅の小ささも素晴らしい運用ができている
証拠ですが、何より、それ以外の年での高いパフォーマンス
はかなり高いですね。

 

年間利回り
2020年 32.19%(1-6月)
2019年 32.07%
2018年 ▲2.90%
2017年 57.01%
2016年 7.11%

※2020年8月時点

 

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

 

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

企業価値成長小型株ファンドに投資するにあたって、
より低コストで運用できるインデックスファンドとの
パフォーマンスを比較しておいて損はありません。

 

今回は、日経225をベンチマークとするニッセイ 日経225
インデックスファンド
とパフォーマンスを比較してみました。

 

※引用:モーニングスター

 

一目でわかるくらい企業価値成長小型株ファンドのほうが
パフォーマンスで優れていることがわかります。

 

これだけ差がつけば、もう迷う必要はありませんね。

 

企業価値成長小型株 ニッセイ日経 225
1年 37.33% 2.84%
3年 26.09% 4.79%
5年 2.81%
10年 10.34%

※2020年8月時点

 

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

せっかくアクティブファンドに投資をするのであれば、
同じカテゴリーの中でも優秀なファンドに投資をしたい
と思うもの。

 

国内小型株の中で優秀なのはすでにわかっているので、
国内大型株カテゴリーのファンドと比較してパフォーマンス
がどうなのかを比較したいと思います。

 

今回は、中長期で高い実績を残しているスパークスの厳選投資
とパフォーマンスを比較しました。

 


※引用:モーニングスター

 

企業価値成長小型株ファンドの圧勝です。

 

厳選投資もかなり優秀なファンドですが、国内小型株
ファンドと比較をするとどうしても見劣りしますね。

 

企業価値成長小型株 厳選投資
1年 37.33% 9.86%
3年 26.09% 9.23%
5年 8.07%
10年 16.23%

※2020年8月時点

 

最大下落率は?

それでは、企業価値成長小型株ファンドの最大下落率を見て
みましょう。

 

2020年1月~2020年3月で最大▲21.36%下落していますが、
注目すべきはその下落率の小ささです。

 

コロナショックでは多くのファンドが一時は30%近い下落
を記録したにもかかわらず、20%前半で済んでいます。

 

リターンが大きいファンドは下落幅が大きくなりがちですが、
下落幅も抑えられている企業価値成長小型株ファンドはもう
言うことはありません。

 

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲16.02%
3カ月 ▲21.36%
6カ月 ▲9.46%
12カ月 ▲11.90%

※2020年8月時点

 

分配金は?

続いて企業価値成長小型株ファンドの分配金を見てみましょう。

 

企業価値成長小型株ファンドは毎年かなり高額の分配金を分配
しています。

 

下手に毎月分配型のファンドで分配金を受け取るよりも
はるかに健全で高い分配金を受け取れていますね。

 

ここまで高いリターンが出ているので、分配金を出してもよいかも
しれませんが、本来このファンドは分配金を出すことを目的とした
ファンドではないので、分配金はすべて再投資に回して収益を追求
してほしいところです。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

分配金
2020年 3,500円
2019年 1,550円
2018年 3,500円
2017年 2,520円
2016年 0円

※2020年8月時点

 

評判はどう?

企業価値成長小型株ファンドの評判を確認する上で、毎月の
資金の流出入が役立ちます。

 

資金流入が多くなっていれば、人気が出てきているファンドである
とわかりますし、流出が続いているようであれば、評判が悪くなって
いるファンドと言えます。

 

企業価値成長小型株ファンドは2019年後半から流出超過と
なっており、このパフォーマンスであるにもかかわらず、
人気が落ち気味です。

 

値動きがかなり大きいファンドであるため、それについて
いけない投資家が離脱しているものと思います。

 

 


※引用:モーニングスター

 

企業価値成長小型株ファンド『眼力』の評価まとめと今後の見通し

いかがでしょうか?

 

ここまでのパフォーマンスを出しているファンドであれば、
ぜひ投資したいという人も多いと思います。

 

少なくとも国内中小型株、大型株ファンドの中でも、ほぼ
トップのパフォーマンスなので、ファンドの上限が来て、
投資ができなくなる前に、買い付けしておくのも悪くない
でしょう。

 

正直なところ、出来過ぎで怖いというのが、率直な感想
ですが、2018年に多くのファンドが2桁のマイナスを出す
中で、損失を抑えた運用ができていたり、

 

コロナショック後の急騰を見ると、優秀なファンドマネジャー
が運用しているのは間違いありません。

 

 

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点